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川平慈英インタビュー☆映画『手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~』

2016/06/20


川平さん

撮影/崎元栄一郎

 
親友・今井雅之さんへ捧ぐ作品 全国順次ロードショー!
 
文化庁芸術祭賞(演劇部門)や米国・国際連合作家協会主催の芸術賞を受賞するなど、国内のみならず、海外でも高い評価を受けた舞台『THE WINDS OF GOD』を代表作に、映画・舞台で活躍されながら、昨年5月に亡くなった俳優の故・今井雅之さん。
 
その生涯最期に書き下ろされた脚本で制作された映画『手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~』で、映画初主演を務めた川平慈英さんにお話を伺いました。
 

-この作品に出演されたいきさつを教えてください

雅之(故・今井雅之さん)とは、学生時代からの付き合いなんです。今回の映画で監督をされた奈良橋陽子さんに、当時から僕と雅之はとても可愛がってもらっていてね。運よく2人ともデビューできて、僕は芝居から始まって、スポーツキャスターもやらせてもらえるようになって・・。雅之も舞台で役者としてまい進する日々、それでもどちらからともなく連絡をとって、つかず離れずよく飲んでいたんですよ(笑)。
 
雅之が病気になってからもまさかそんなに悪くなるとは思ってなくて。でもある日、奈良橋さんの自宅に呼ばれて、アイツの状態を聞いたとき。。ショックでしたね。愕然としました。そのとき、奈良橋さんにこの映画のオファーを受けたんです。「主人公の尊真人(たける まこと)を演じるのはジェイ(川平さん)、あなた以外考えられない。だって、そうでしょう?」って。とんでもなく哀しかったけど、僕も同じ気持ちだった。だからお受けすることにしたんです。
 

-川平さんが出演されるという話を聞いた今井さんの反応はいかがでしたか?

「ジェイなら」って承諾してくれました。でも、もちろん心中は複雑だったと思います。企画・脚本・主演が自分(今井さん)で、僕らの‟芝居の母”である奈良橋さんが映画を撮る、というのは雅之の念願でしたからね。葛藤する気持ちをなんとか整理して、僕に託してくれたんだと思います。
 

-いざ撮影が始まってからの心境は?

雅之が亡くなってから本格的な撮影に入ったのですが、雅之が演じるはずだった真人として、カメラの前に立ったとき、なぜか、感無量でした。うわっと涙がこみあげてきそうになったんですが、不思議と、哀しさよりも‟嬉しさ”の方が勝っていて。。どうしてそう思ったのかと後で冷静になって考えたときにわかったんです。
 
もし、誰かほかの役者にこの役を演じられてしまっていたら、僕はそれこそ悔しくて悲しくてやりきれなかっただろうって。雅之が最期に表現者として、みなさんに伝えたかったメッセージ(映画)をこの世界に入ったときから‟兄弟”のように競い合ってお互いを高めてきた僕に託してくれたんだなって感じて。なんていうか、その意味、意義みたいなことに触れたというか。「だから自分は今ここに立っているんだ」と思ったら、心の底から嬉しさがあふれてきて。。
 

-ナーバスになったりはしなかったんですか

ナーバスどころか、撮影がもう楽しくてたのしくてたまりませんでした。スケジュールは過密で、体力的にはキツかったんですが、それよりもこの時間がずっと続けばいいと考えてましたね。監督の奈良橋さんをはじめ、キャストの面々も普段から仲の良い役者ぞろいで、アットホームな雰囲気の中で撮影が進んでいきました。

 

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生きていきて、生きまくれ!

 

■□■BUTAKOME☆Information ■□■
 
ポスター

(c)2016「手をつないでかえろうよ」製作委員会

 
 
映画『手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~』
——————————————————————–
平和と安寧を希求した今井雅之、魂のメッセージ!!      ——————————————————————–
【監督】奈良橋陽子
【企画・脚本】今井雅之
【CAST】川平慈英、すみれ、七海、岡安泰樹、吉田敦、勝也、LiLiCo、藤田朋子、別所哲也、中居正広(友情出演)、板尾創路
 
【Story】主人公は軽度の知的障害のある男性、真人(川平慈英)。 中学で「特殊」学級に入った真人は、ばかにされたりいじめられたりしながらも、同じ障害のある女性、咲楽(七海)と出会い、ぎこちない愛情表現を交わしながら、やがて結婚する。しかし、真人は咲楽を守るため、罪を犯してしまう。咲楽との約束だった新婚旅行を思い起こすように、真人は伊勢神宮へ1人で車を運転して出かける。

そこにヒッチハイクで、麗子(すみれ)が乗り込んできた。
彼女は車の中で真人に、「神とは?歴史とは?人間とは?」と問いかける。
そして、咲楽の「Hと銭の間にあるものってなんだ?」というなぞなぞへの答えが、浮き彫りになっていく。
やがて、麗子が、車の中に置き忘れていった箱には思いもかけないものが入っていた。
 
☆5月28日より全国順次絶賛上映中!
※詳細は映画『手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~』公式HP

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)、「松任谷正隆のディア・パートナー」(FM東京)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

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【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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