チケットファン

歌舞伎 落語

ビリー・エリオット

カテゴリー

最新記事

彩乃かなみのふわっとレポ

彩乃かなみの演劇コラム『エゴ・サーチ』

2013/10/26


 
ayano エゴサーチ舞台写真1
撮影 / 田中亜紀

 

こんにちは

 

今回は、速報でお伝えした通り、
鴻上尚史さん主宰の【虚構の劇団】による『エゴ・サーチ』を拝見して参りました!

 
『エゴ・サーチ』…?

 
と色んな用語に疎い私は、即検索。。。

 
エゴ・サーチとは
インターネット上で、自分の本名やハンドルネーム、運営しているサイト名やブログ名で検索して、自分自身の評価を確認する行為の事。
自分の知らないところで個人情報が書かれていたり、誹謗中傷されている場合があり、それを発見する為にも定期的にしておいた方がいい行為とされる一方で、インターネット依存の症例の一つとされる…

 
とのこと。。。

 
わーぉ…。
なんとも心がざわつく内容……色んな意味で…。

 
そぅ…。
まさにこの検索する行為一つ取っても、私達はもはや、インターネットに現実生活の中でのボーダーラインを引いてもらわないと、コメントひとつかけないことになっている事実…。
 
…ま、…正しくは、書きづらい事になっている…ですが(笑)

 
そんな、私たちの日常に寄り添う、もう一つの現実世界…インターネット。

 

物語は、新人作家の主人公がなかなか筆が進まない中、編集担当者に映画のDVDをまとめて観ていたというブログを見つけられ、問い詰められる…という始まり。

 
あぁ、よく聞く話よね…
何とはなしにtwitterやfacebook、ブログに載せてしまった事から起こる軽い事故…
あるある…(私はないけど…笑)
ふんふん…
なんて思いながら観ていると
 
物語は主人公が『そのブログ、僕じゃありません。。。』なんていう方向に…
 
思わず、そっちか!そっちの怖さか!
と思ってしまう私…
 
そっちか…!
とすぐさま思う程、【成りすまし】やネットの虚構の怖さ・危うさも日々感じているということだ…。
そしてその危険性を理解しながら、前述のように、情報を【そこ】に求める日常…。

 

ネット依存。なんていうと重いけど、
内包している不安定さも理解したうえで、なお、
ネット検索はもはや、現代人の生活習慣の一部だったりするようにも思える。。。

 

そんな現代に生きる人々の物語。
嘘と真。【虚構の劇団】が織りなす現実と虚構の世界はなかなか刺激的でした。

彩乃 エゴサーチ舞台写真2
 
彩乃 エゴサ^チ舞台写真3
 
彩乃 エゴサーチ舞台写真4

 
主人公を取り巻く人間関係や、様々な人々が、これまたそれぞれ色んな事を抱えていて、
一瞬、一人一人に情報盛り込み過ぎじゃないかな…?!
とも思えるゴチャゴチャ感があるのですが、
次第にそのバラバラの点と線を繋ぎ、関係性が見えてくる時には、
なぁるほどぉー。
と爽快感が!

 
開演前に、初めてお会いした牧田哲也さんも、なんとも爽やかな雰囲気の方でしたよ。

 

 

 

実はですね…観劇後、一緒に観た女性3人と
『あの(役の)人の、あの行動の経緯ってよく分からなかったよね…。』
なんて会話がでて、その話に賛同し同意見だった私
 
だけど、ふと…
一人、コラムで何を書こうかと考えているときに
 
…!
そこだよね…。
そこ…。
分かりえない不思議。分かるきることの出来ない現実。
それでいい、そこの奥深さ、その魅力だ…と。

 

人が他人を知ろうとしても、深く理解しようとしても自分のことさえ終ぞ分かりきれないのに、分かる訳がない。
なんてことを思い、ハッとしました。

 

 

 

そう…そこに加えて、私が凄く心惹かれたのが、
劇場で戴く、数多くのチラシの中にひっそりと入っていた
鴻上尚史さんの【ごあいさつ】という手書きの文章…!
 
プログラムコメントでもなく、
敢えての…なのか、ペラペラの紙。そこに文字がびっしり。
 
『どうして人は人を好きになるのだろうか』から始まり
恋愛に関するホルモンのお話や、ご自身の恋愛体験談なども少し…
最後『好きになったものはしょうがない。~~~じつに胸が痛い。本当に痛い。』と…。
 
私は全然面識もないのに勝手に
『鴻上さん…恋をしているのかしら…?』
なんて想像してしまう(笑)、なんとも魅力的な素敵な内容…。

 
ここにも、
想像する。知りえないこと。分かりきらないことを…。
答えが分からないからこそ。
という魅力を感じて、そういうことかな…なんて何だかシンクロ。ふふ。

 

答えは、、、、無い。
そんなことさえも、一つの答えとして、この作品から受け取れた気がします…
私たちが誰かを愛するとき、なぜ愛するのか?
明確な答えなど無い様に
私たちがなぜ、生きるのか?
明確な答えが無い様に…。
 
それでも私たちは、誰かを愛し、明日も生きようとする人間。
エゴ・サーチというこの作品が、舞台上で一瞬の架空の人生を走り抜けるキャストたちの迸る汗と、突然に会場いっぱいに響く声と共に、客席に投げかけていたメッセージは、そんな事だったのではないのかと、、、。

 
彩乃 舞台写真5
 
彩乃 エゴサーチ舞台写真6

 
初めての鴻上作品…
いやあ、沢山刺激を戴きました
やっぱり観劇は素敵なギフトをくれる…。

 

今日はこのへんで…

 

彩乃かなみ

 
彩乃かなみ エゴサーチ本編

 

牧田さんインタビュー

虚構の劇団第9回公演
『エゴ・サーチ』

■東京公演:2013年10月5日(土)~20(日) あうるすぽっと
■大阪公演:2013年10月24日(木)~27日(日) HEP HALL

※公演の詳細は「エゴ・サーチ」公式HP

 

※関連記事
『エゴ・サーチ』牧田哲也インタビュー

※画像およびテキストの転載を禁止します。

バックナンバー

BUTAKOME動画チャンネル

連載☆エンタメコラム

2017/03/03

アダム・クーパー×中井美穂 スぺシャル対談 ☆ミュージカル『SING..

open

close

Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)、「松任谷正隆のディア・パートナー」(FM東京)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2017/03/09

【動画📹 屋比久知奈&尾上松也 インタビュー】3月1..

open

close

Profile

1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2017/03/22NEW

📹【加藤和樹のエンタメCafe No.8】〈池袋エリ..

open

close

Profile

1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

【Official HP】 公式サイト
【Official blog】 公式ブログ

2016/11/29

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.7 一味違った楽しさとパワ..

open

close

Profile

木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

クラシック音楽界のきら星たちに注目

NYから直送!「最新ブロードウェイミュージカルレポート」

ブタコメ編集部

関連サイト

  • LIVING COLLECTION
  • LIVING
  • CITY LIVING
  • あんふぁん
  • シュフモ
  • Lei wedding net