伊礼彼方の物見遊山

伊礼彼方、浅草で「和太鼓」の魅力探訪♪-前編-

2013/10/31


伊礼彼方、浅草で「和太鼓」の魅力探訪

久しぶりの出現、伊礼彼方です。お元気でしょうか?
先日、浅草で「和太鼓」を体験してきました。もちろん初体験。ご指導を頂いたのは太鼓打ち「小林太郎」さん。和太鼓一筋30年!

伊礼彼方、浅草で「和太鼓」の魅力探訪

入念なストレッチをして小一時間ほど、『宮本卯之助商店』さんが運営する「宮本スタジオ」で太鼓指導を受けた後、西浅草店にお邪魔させて頂き、和太鼓の話をたっぷり聞いてきました。計三時間くらい和太鼓の世界に浸りましたが、短時間で語れるほど甘い世界ではない事がよく解った。どんな世界もそうだろうが、自分の知らない世界はよりストイックでシビアに見えるものだ。ちょいかじりでは到底説明しきれないですが、ちょいかじりでコラムにしてしまうのがこの「物見遊山」!

素敵な事に、まったくの偶然にも指導して下さった太郎さんは十数年前、僕のマネージャーと仕事を共にしていた。お会いするまではマネージャーも「まさかね〜」と半信半疑だったが、その「まさかね〜」がすぐに訪れた(笑)こうして違う現場で違う人間関係で再会するというのは当人以上にこっちも嬉しくなるものだ。ただ僕も経験があるが、度が過ぎると少々たちが悪い(笑)

 

そう・・・
“オレは見てた”
挨拶も早々に二人は現状と昔話に花を咲かせ始めた。

“オレは見守った”
二人はさらに現状と昔話に花を咲かせようとしていたので・・・

“オレは一旦見守るのをやめ、ラフなTシャツに着替えるため更衣室に移動した”
二人は感動を素敵な声色にのせて更衣室まで届けてくれた。

“オレはすでに着替え終わっていたが更衣室から出づらくなっていた”
二人の‘感動攻撃’はつづく。

“オレは留まった、でも出たかった”
二人の攻撃は先ほどより収まっていたが、終わる気配はない。

“オレは気づいた!
と同時に焦った!Tシャツ一枚着替えるのに時間がかかり過ぎている。これ以上更衣室に留まっていれば「鏡を見ているナルシスト」だと思われる。マズい”
二人の素敵な声色は尚つづいていたが、焦りに支配され平常心を失いつつあった。「よっし!こうなったら一か八か。もう行くしかない!えぃっ!!」

“オレは勇気を振り絞って、さりげない顔で更衣室から出た”
二人はオレにふと気づく。

“オレはドキッとした”
そしてマネージャーが一言、「あら、着替えてたんだ〜」

“・・・・・・・・・”(—_—;)    

予想もしなかった偶然の再会とはそういうものだ。話は尽きない。そして時間をあっという間に逆戻りさせてしまう。
だから変に意識せず、ほっておくのが一番いい。「人間だもの。かなた」

 

太鼓の音は僕にも懐かしい再会をもたらした。
小学生の頃、毎年お神輿を担いだ。目当てはお菓子。
そのために一日中『わっしょいわっしょい!』と声を枯らし汗を流したなぁ。
そこに響きわたる『おはやし』の音。楽しかった。
他の楽器には興味は湧かなかったけど、太鼓を叩いてた同級生だけは羨ましく見てた。今なら声を大にして『やりたいです!』と言えるが、当時は勇気が出せなくて町内会の稽古場をこっそり。覗き見してる自分に何故か罪悪感を抱いた。
中学生に上がってバンドを組んだとき、ドラムを担当したのは、毎年羨ましく見てた、太鼓叩きの同級生。あの時『やりたいです!』と言えていたら、もしかしたらドラムを叩いていたのは俺かもしれない。今でも何らかの形でドラムを叩きたいと思うのはその時の後悔の念なのかな。

伊礼彼方、浅草で「和太鼓」の魅力探訪 伊礼彼方、浅草で「和太鼓」の魅力探訪

伊礼彼方、浅草で「和太鼓」の魅力探訪 伊礼彼方、浅草で「和太鼓」の魅力探訪

和太鼓は今もそう珍しくない。日本人ならお祭りやお寺で馴染みがある。昔なら戦にも欠かせなかったと聞く。しかし、逆に身近にありすぎて実はあまり知らない世界なのでもある。太鼓の胴はけやきとメス牛の皮で出来ているらしい。メス牛の方がキメが細かくて良いんだって。胴を作るまでに樹をしばらくねかせてから削り、樹から太鼓になるまで5年はかかるとの事。人工的ではなく、自然界の命をもらって作られている。だからかな、耳障りじゃない。太郎さんに一からバチの持ち方、振り下ろし方、音の出し方を教わったけど、まぁ俺が叩くとぺらっぺらよ。理屈は解っても修行を積まなければ鳴らせないね。

太郎さんが見本で一発叩いてくれた時、その一発が俺の偏頭痛を治した。
大砲のようなどでかい低音と体に響く衝撃が一瞬で俺を浄めた気がした。何だったんだろう?あの感じ・・・。
昔は「清め」の意味もあったと聞いた。一発が鳴り響いている範囲(範疇)が共に浄化された事になるのだという。なるほど、納得。

 

伊礼彼方、浅草で「和太鼓」の魅力探訪
初体験を三十分過ぎた頃に指に痛みを感じた。確認したら、バチを握る右手の親指の皮が早速めくれていた。初対面の挨拶で太郎さんと握手を交わしたとき、「なんてゴツゴツした手なんだろう!」と驚いた。何度も皮がめくれて鍛え上げられた手。カッコいいね。

 

一発と言えば、僕の好きなバンドに「エアロスミス」がいる。このバンドのドラマーの音が心を揺さぶる。世の中的にはあまりドラムが上手じゃないと言われるが、そのドラマーは一発一発を大事にしている。僕は上手さより魂の人間に感動を覚える。上手さは一回で慣れるけど、魂は毎回も新鮮に届く。迫力が違う。発見の数が違う。人間臭さを感じる。その不器用さと一生懸命さが好きだ。だから太郎さんにもお得意の質問攻めにした。

和太鼓には譜面がない。すべて口伝えです。誰でもイメージが出来るフレーズで言うと「ドンドンドンタカッタッタ」みたいに覚えていくらしい。リズムを聴くだけで日本のどの地方なのかが分かるとも言っていた。そのくらい各地方によってリズムが異なる。それぞれに独特な個性がある。種類でいうと…話は尽きない。

 
後編へ続く…

 

■□■BUTAKOME☆Information■□■

宮本邦楽教室
■和太鼓
講 師:浅草たいこばん主宰・小林太郎
日・回:月曜日/月2回
時間帯:19:00~20:30
場所:宮本スタジオ(台東区浅草)
月謝:6600円 ※入会金1万円

初回無料体験あり!
詳細はお問い合わせください。

問い合わせ/TEL03(5603)1661 ※電話受付年中無休。12:00~22:00
宮本スタジオHP

 

■□■BUTAKOME☆Information ■□■

伊礼彼方出演公演!!

伊礼彼方 和太鼓本編 Paco

Paco~パコと魔法の絵本~from「ガマ王子VSザリガニ魔人」
作 :後藤ひろひと
演出:G2
劇場:シアタークリエ
日程:2014年2月7日(金)~25日(火)

※詳細は東宝演劇サイト「Paco」HP

 
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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)、「松任谷正隆のディア・パートナー」(FM東京)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
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