中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪

【中井美穂の幕内対談】 Vol.2 堀尾幸男さん~シンデレラ城から髑髏城へ

2017/04/27


 

幕内対談

撮影/吉原朱美

 
【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪】5周年記念企画として、中井さんが日本の演劇界を支える方たちと語り合う新シリーズ<中井美穂の幕内対談>をアニバーサリーイヤー限定で展開します。

第二回のお客様は、第24回読売演劇大賞を受賞した舞台美術家の堀尾幸男さん。スタッフとしては初めての大賞受賞となりました。野田秀樹さん三谷幸喜さんなど数々の演出家とタッグを組んで劇的な空間を創り上げ、「IHIステージアラウンド東京」のこけら落とし公演である劇団☆新感線『髑髏城の七人』で舞台美術を担当したことでも注目を集めています。

360°回転する円形の客席をステージとスクリーンが取り囲むという奇想天外の劇場での舞台美術を創り上げるには、様々な困難があったはず。それでも「任せておいて!」と言ったという堀尾さんの笑顔に、日本を代表する演出家たちが信頼を寄せる秘密がありました。演劇界が誇る「匠」堀尾さん中井美穂さんが迫ります!

 
劇場の作り自体がディズニーランドのよう
そのジオラマの中でドラマティックに物語を追ってゆく

 
堀尾幸男

 
中井:「IHIステージアラウンド東京」のような形状の舞台は堀尾さんも初めてですか?
 
堀尾:日本では初めてでしょうね。
 
中井堀尾さんはオランダにある同形式の劇場にも視察に行かれたんですよね。どうでしたか?
 
堀尾:まず劇場の作り自体がディズニーランドのよう。観客がストーリーと関係なく楽しめるものなんですよ。ディズニーランドは観客が車に乗って巡っていくけれど、「IHIステージアラウンド東京」は客席が回転して、観客の正面に来たスクリーンが開いて新しい場面がどんどん展開していく。

ディズニーランドと違うのは脚本に沿って、演出も含めて物語を追っていけること。舞台空間を生かして、映像が流れたり、風景が流れている前を登場人物が走ってスピード感を出したりしながら、よりドラマティックに物語を追っていけるようになるんです。
 
中井:こういう新しい試みで、堀尾さんが舞台美術をお願いされたときはどう思いましたか?
 

中井美穂042702

 
堀尾:「ああ、任せておいて」と思いましたね(笑)。僕は実は以前、ディズニーランドを作るのに仕事で携わっていたんです。シンデレラ城を作るのにも関わっていた。
 
中井:じゃあ、「シンデレラ城から髑髏城へ」なんですね(笑)。
 
堀尾:そうそう、白い城から黒い城へ。
 
中井:『髑髏城の七人』では堀尾さんがどんな空間を創ってくださるのか、楽しみです。
 
堀尾:(演出の)いのうえ(ひでのり)さんが大きいおもちゃをもらって、大いにやりたいんでしょうね。
 
中井:照明の原田保さんと映像の上田大樹さん、いつも新感線でやってらっしゃる方たちとご一緒ですね。お馴染みのメンバーと、どう新しい場面を作るのか?
 
堀尾:新しい場面を演出家がやりたいといって一生懸命考える。実際にやる段階になって「これは手が届かない」というのをどういう方法なら手が届くようになるのかを考えるのが、我々の技術なんですよ。

ただ、実際にやり始めると様々なことが起こりますね。たとえば、美術を少し変えるだけで、映像や照明を作り直さなければいけなかったり。我々がやっているのはただ面白いだけでは済まないんですね。
 
中井:そうですよね。いのうえさんが頭に思い描くものをいかに具現化するかが大変なんでしょうね。『髑髏城の七人』は今回の“花”編を上演の後、“鳥・風・月”編と続きますが、セットは変えないんですか?
 
堀尾:変えますよ。演出が変わると、美術も変わります。
 
中井:とすると、“花・鳥・風・月”の全部を通して見ることで、完成するものがある?
 
堀尾:そう、全部通すと別のものが見えてくると思いますよ。

 

<次のページ>
日常にあるものを工夫していけば
新しい素材にも見えるんです

 

■□■ BUTAKOME☆Information ■□■
 

ONWARD presents
劇団☆新感線『髑髏城の七人』花鳥風月
Produced by TBS

 

日時:2017年3月30日~6月12日<花>
   2017年6月27日~9月1日<鳥>
   2017年9月下旬~<風>
   2017年11月下旬~<月>

会場:IHIステージアラウンド東京

料金:<花>S席13,000円、サイドS席12,500円、A席9,800円
   <鳥>S席13,000円、サイド席12,500円

※公演の詳細・チケットの購入は『髑髏城の七人 Season花』
『髑髏城の七人 Season鳥』

 

 

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【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪<番外編>】『謎の変奏曲』橋爪功さん×..

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Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2017/10/12

【尾上松也のエンタメ異文化交流録】『髑髏城の七人』Season風

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2017/10/18NEW

📹【加藤和樹のエンタメCafe No.9】〈銀座エリ..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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【Official blog】 公式ブログ

2016/11/29

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.7 一味違った楽しさとパワ..

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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ブタコメ編集部

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