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「薄型テレビ算」他

2009/06/25


3回目となる今回は「三遊亭白鳥」師匠を迎え、全3話。
さぁ、今回の話は・・・

『薄型テレビ算』

052901 10万円の予算で50インチのフルハイビジョン薄型テレビを買いたいという無茶な男が買い物上手のアニキ分と共に秋葉原へ。一通り廻ってから、秋葉原の外れの小さな個人商店に狙いを定める。50インチのフルハイビジョンは29万8千円だが、アニキは「俺に任せとけ!」と請け合った。

 アニキは大学の学生課勤務と称して「新入生に良い電気屋さんを紹介してくれと頼まれる」立場だと強調し、店頭在庫を抱えると損を背負い込む個人商店の弱みに付け込みつつ、まずは店主に9万9千8百円の27型テレビを値引きさせる。店主が「8万円に値引きした上に、これをサービスでお付けします」とオーブントースターやポットを付けると、「くれなくていいからオーブントースターとポットの仕入れ値を引いてくれ」と要求、「自分で運ぶから」配送料を引き、さらに「今日の全品サービス」分も引いて5万円に値切って購入、5万円払ってその領収書をもらう。

 27型テレビを持って店を出た二人、すぐに戻ってきて「やっぱり42型が買いたい」と言い出す。「14万8千円です」「じゃ、今度はこっちが負けよう。それ15万で買うよ。その代わりこの27型引き取ってくれる?」「ええ、5万円で」「じゃ、さっきの5万円に5万円足して10万、そこにこの27型の5万を足して15万円だよね」「はい」「じゃ、領収書ちょうだい」

 42型を持って帰ろうとする2人を呼び止める店主、「判りましたよ、トリックが! 先祖は壺売ってて騙されたりしましたけど、遂に店主側が勝利する日が来ました!」とアニキの詭弁を打ち負かそうとするが、かえって泥沼にハマる。

 アニキはさらに何段階にも店主を惑わす手続きを用意し、混乱の極みに達した店主に「じゃ、何も取引が無かった最初の時点に戻ろう」と持ちかけ、店主は「お願いします!」と賛成する。ここでまた幾つかの罠を用意したアニキ、手元に30万円が残ることになって、「この30万で50インチのフルハイビジョン薄型テレビちょうだい!」という結末へ…。

 古典落語『壺算』の舞台を現代の電気街に変え、詐欺の仕組みをさらに何段階もヒネって複雑化した、談笑ならではの「頭脳を刺激する」改作。

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三遊亭白鳥『長屋の花見』
 池袋のビックリガードの近くに、金銀亭Q蔵という売れない新作落語家が住む貧乏アパートがあった。Q蔵はもう2年も寄席に出してもらっていない。この長屋に住むのはQ蔵以外は皆、怪しい外国人。隣家に住む婆さんは北朝鮮のスパイらしい。

「もう落語家辞めて田舎へ帰ろうかな」と考えていたQ蔵。そこへ北朝鮮の婆さんが「田舎へ帰るのかい? じゃ、その前にお花見に行こう。玉子焼きとフカヒレの姿煮を用意するから。もちろん酒もあるよ」と誘ってきた。「どこへ?」「キサマが畑と呼んで勝手に雑草を摘んで食ってる、学習院の土手のところだ」 するとアパートの別の住人の陳さんも「Qさん、ワタシも行くヨ! フカヒレ食べるの夢だった!」とやって来る。

052903 工事現場から取ってきたブルーシートを「ペルシャ絨毯」、乳母車を「自家用トラック」と称して花見に出かけたものの、玉子焼きとは蛙の卵と木の皮を固めたモノにカラシを塗りこんで黄色くしたもの(「北朝鮮の主食じゃ」「嘘つけ!」)、フカヒレの姿煮は単なる輪ゴム(「北朝鮮ではこれを食べると寿命が伸びるって」「んなわけねーだろ!」)と散々な目に遭う。一応マトモに思えた「婆さんの手作りの酒」も、その正体は…。

 今回のJ亭ゲストは奇想天外な新作落語で爆笑させる三遊亭白鳥。2001年の真打昇進以来グングン人気上昇、SWA(創作話芸アソシエーション)の一員としても知られる白鳥の今回の演目は、古典落語『長屋の花見』の現代版とも言うべきブラックな新作落語。強烈なギャグ満載で、ストーリーよりシチュエーションの面白さで引っ張るところは古典の『長屋の花見』に近いが、中身はまるで異なる。特に白鳥ならではの強引なオチには誰もがア然とするはず。

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『愛宕山』

052904 一八と繁蔵という二人の幇間を引き連れて物見遊山の旅に出た若旦那、今日は愛宕山を登ろうと言い出した。「てっぺんまで競争だぞ!」と言う若旦那のハナをあかしてやろうとやる気満々の一八だったが、すぐに疲労困憊。どうにかこうにか山の中腹まで辿り着き、「まだ途中だ」と言われてゲンナリするものの、京都を一望する眺めの良さが疲れを忘れさせる。

 若旦那は土器(かわらけ)を投げて的に通す「かわらけ投げ」に興じ始め、「一度これがやってみたかった」と土器の代わりに小判を的に向かって放り始めた。投げた二十両は総て遥か崖の下に落ちたまま。「いい勉強になった、さあ行こう」と若旦那が出発しようとしたとき、一八が「あの小判、拾ったら私がもらえますか?」と訊ねると「拾いたきゃ拾え」との返事。そこで一八、二十両欲しさに崖の下まで大きな傘を頼りに飛び降りることに。

 何度も逡巡しながら、最後は繁蔵に突き落とされる形で飛び降りた一八、無事に崖の下で小判を全部手に入れるが、上から若旦那の「バカー! 欲張りー! 周りは断崖絶壁で上がれないだろ! 狼に食われて死ね!」と非情な声が。「長い縄を垂らしてくださーい!」「ヤだよー!」 若旦那は涙を流して笑ってる。

 仕方なく一八は絹物の着物を裂いて長い縄を綯い、竹の先に引っ掛けて、竹のしなりを利用して飛び上がって崖の上に戻ろうとするが…。

 通常の『愛宕山』は「金はどうした?」「あ! 忘れてきた!」で終わるが、談笑版は一味違う。談笑はこれまで様々な異なるオチを試してきたが、今回は比較的シンプルで判りやすいものだった。次に演るときはまた変わっているかも。(笑)

J亭 うちあげ話 vol/3

打ち上げは今回も雨。3回とも雨。

3月から始まった談笑落語会。春バージョンは今回で終了。来月から夏。
会場は新橋駅前の旧キムラヤ脇の繁華街を入った「和酒場(わしゅば) 庫裏(くり)」。というお店。今回もウェブで検索。

全国の銘酒が勢ぞろいの店で、ビールも全国の地ビールが盛りだくさんですが、アサヒとかキリンはありません。
要は日本酒を飲ませる店なんです。
肴もうまいし、酒もうまい、値段もそこそこ。しかしながら、12人という大人数で一緒に座ることは無理な店です。2~4人がベストですね。お店の方には席作りでお手数おかけしました。結論をいえば打ち上げの店としてはシクジリマシタ。
そのせいか、カウンターの男性の「喜んで!」という感じではない様子に落ち込みました。

打ち上げには、白鳥師匠も参加。利き酒セット5種類1500円にいたく反応と感動。
自分のブログに高級な店で普段いけないようなことが書いてありましたが、それほどではありません。
 でも、確かに、御用達の養老系とは違います。。。
テーブルが3箇所でそれぞれに話が別れ、談笑師匠にもテーブルを回る気遣いをさせてしまい恐縮してます。

052905楽しくは過ごせましたが、未消化という感じ。まあ、そういう店の時もありということで、料理の写真1点載せさせていただきます。
くれぐれも大人数で行く店ではありません。

(佐)

※画像およびテキストの転載を禁止します。

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2018/04/05

鈴村健一×中井美穂 スぺシャル対談☆人気演目「AD-LIVE」は90..

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
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2018/05/12

【早霧せいなのビタミン“S”】其のニ .「カラーメガネ」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2018/05/24NEW

尾上松也Specialインタビュー☆この夏、小淵沢で新プロジェクト『..

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2018/05/18

📹【加藤和樹のエンタメCafe No.17】〈三軒茶..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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2018/05/08

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.1「噺家的 困難..

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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