演劇・ミュージカル

インタビュー

藤木直人さんSpecialインタビュー<後編>☆『魔都夜曲』☆リビング読者特別価格でチケット発売中!

2017/05/26


 
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藤木直人

撮影/吉原朱美

 

音楽劇『魔都夜曲』主演・藤木直人さんインタビュー後編


 

蜷川幸雄さんから受け取ったもの

 
――そのラブロマンスの相手、ヒロインの紅花を演じるマイコさんの印象を教えてください。

 最初にお見かけしたのは資生堂のCMだったのかな。僕の中ではおしとやかで静かなイメージがあったんですけど、今年の初めに『お気に召すまま』マイケル・メイヤー演出。シアタークリエ1月公演)という舞台を観に行ったら、そこですごくお転婆でチャーミングなキャラクターを魅力的に演じていらっしゃって。あ、すごい、こういうこともできるんだ!と、表現の振り幅の大きさに驚きましたね。(ご主人の)妻夫木くんとはドラマで兄弟役もやったし、知らない仲でもないので(笑)、終演後楽屋の廊下でお見かけした時に勇気を出して挨拶しました。まさか今回ご一緒するとは思わなかったので、あの時に挨拶しておいてよかったなと思います(笑)。

 
――お二人がどんなミステリアスな恋物語を見せてくださるのか、楽しみです。音楽劇なので、もしかして藤木さんも歌うことに?

 ジャズバーが舞台の一つになっているので、そこでシンガーの役の人が歌う…という感じなのだろうと予想していますけど、まだこれから作っていくので、最終的にはどうなるかわかりません。

 
――お稽古に入る前に、いろいろとご自身なりの準備をされるのですか?

 まあ蜷川さんの舞台の時は、稽古の初日から「ホンを持たずに立て」といった感じでしたからね。今やっているドラマ(『母になる』)も稽古スタート直前まで撮影があるので、そんなに準備はできないかも…とは思っているんですけど。でも実在された方がモデルになっているので、歴史的背景などに関してはしっかり勉強しておかないとな、と思っています。

 
――前作の『尺には尺を』のことを少しお聞きしたいです。本当に悲しく、残念なことに開幕前に演出家・蜷川幸雄さんがお亡くなりになりました。あの舞台を経験されたことで、藤木さんが蜷川さんから受け取ったものとは何でしょうか。

 受け取ったものか……。いや、感受性が豊かじゃないので、受けとめそびれた気がしますけどね(笑)。

その前の『海辺のカフカ』蜷川さんとご一緒させていただいたので、つい番組でポロッと「蜷川さんのシェイクスピアに出てみたい」と言ってしまったのが、『尺には尺を』の始まりだったんです。「シェイクスピアは(前の『海辺のカフカ』よりも)もうちょっと厳しくいくから」と蜷川さんがおっしゃっていたと人づてに聞いていたんですけど、その後に倒れられて。

とにかく稽古場で自分の精一杯を出せるように、橋本さとしさんに稽古を付き合ってもらって自分なりに準備をしました。本読みの日を迎えて、「今日、いらっしゃれるのかな?」と思いながら準備をしていると、始まる時間の10分前くらいに、いつも蜷川さんが座っている椅子が運び込まれたんですよ。「蜷川さん来られるんだ! 蜷川さんの前でシェイクスピアを読むのはプレッシャーだな〜」なんて思ったりして。

でもやっぱり体調が悪くて来られない、皆で会いに行きましょうということで、翌日病院に行きました。演出補の井上尊晶さんに「皆で本読みをするから台本を持っていって」と言われたので、台本を手に待合室のようなところで待っていたんです。ああ、今から本読みをするんだな…と思ったけど、そこに現れた蜷川さんは、そんな元気のある状態ではなかったんですよね。

そんなことがあり、はたして上演自体ができるのか!?という状況のなかで、いろんな感情が混ざって…。でも、舞台をやると決まったからには頑張らなきゃいけないと思ってやりました。

 
――そのような思いを経ての、今回の舞台なんですね。最初に「さとしさんと同じステージに立てる嬉しさ」とおっしゃっていた、その気持ちがより強くわかったように思います。

 そうですね。今回はほかにもいっぱい、お世話になっている先輩、後輩もいますし。それでやりやすい部分もありつつ、知り合いばっかりだとやりづらい部分もあったり。僕はこの事務所ができた時からいるメンバーで、他の方達はほとんど後から入ってきた方ですが、皆さん舞台の大先輩ばかりですからね。もう切磋琢磨とかのレベルじゃない。僕がとにかく頑張らなきゃいけないだけです(笑)。

 
――お話をうかがっていると、藤木さんは本当に謙虚でいらっしゃいますよね。

 舞台に関してはどうしても、そうなりますよね。やっぱり舞台に立つにはある部分、特殊な技能を持っていないといけないと思うんですよ。今回の舞台では小西遼生くんなど、後輩でもそういった技能を持った人はいっぱいいます。まして劇団四季や宝塚などで学んで来られた方もいる中で、僕みたいな素人が立つのはリスクが大きいな~と感じるんですけど(笑)。

これまで映像の世界でも試行錯誤しながら手探りでやってきて、それしか方法を知らないわけだし、今回もそうするしかない。まあ、でも、僕がどうこうということじゃない。一番の目的は、チケットを買って、わざわざ劇場に足を運んでくださった方に「楽しい時間だったな」と思って帰っていただくことですね。
 

<次のページ>
再来年でCDデビュー20周年。その前に原点に戻ろうかなと。

 
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藤木直人さんスペシャルインタビュー【前編】
藤木直人さん動画コメント
 

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魔都夜曲0427

cube 20th. presents 音楽劇『魔都夜曲』
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リビング読者特別価格で発売中!

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 作 :マキノノゾミ
演 出:河原雅彦
出 演:藤木直人、マイコ、小西遼生、壮一帆、松下洸平、秋夢乃、
    高嶋菜七、浜崎香帆、
    中谷優心、キッド咲麗花、村上貴亮、吉岡麻由子、前田悟、
    板倉チヒロ、
    田鍋謙一郎、奥田達士、コング桑田、春風ひとみ、山西惇、
    村井國夫、橋本さとし

日 時:7月9日(日)・15日(土)・17日(月・祝) 18:00、
    7月10日(月)・13日(木)・14日(金)・24日(月) 19:00、
    7月25日(火) 14:00、
    7月28日(金) 17:00

会 場:Bunkamura シアターコクーン (渋谷)

料 金:S席1万1000円 ⇒ リビング読者特別価格 で販売!
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※未就学児童入場不可

※詳細は公式HP

 
 

 

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Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2017/09/06

【尾上松也のエンタメ異文化交流録】『ヤングフランケンシュタイン』

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

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【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2017/03/22

📹【加藤和樹のエンタメCafe No.8】〈池袋エリ..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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2016/11/29

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.7 一味違った楽しさとパワ..

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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