演劇・ミュージカル

インタビュー

妃海 風さんSpecialインタビュー☆『SHOW STOPPERS!!』

2018/04/19


 

妃海風

 

三谷作品を経て参加するこの作品で
また新たな自分を発見したい

 
――三谷幸喜さんの舞台『江戸は燃えているか』でのエピソードなどもお聞きしたいと思います。
 
一言で、「すごく面白い(笑)」です。三谷さんの天才っぷりを日々体感できて楽しくて楽しくて。3時間の上演中、ずっと笑っているんですよ。自分でもびっくりしています。やっぱり宝塚とは全然違いますね。「宝塚歌劇団という守られている世界にいたんだな」「大切な伝統を守ってやっていたんだな」ということを改めて感じる日々ですね。

お稽古期間はほぼ1カ月で変わらないのですが、宝塚の時は朝から夜までお稽古して、休日もお稽古してという日々でしたけど、今はお稽古時間が決められていますし、プライベートの時間も持てています。やっぱりお芝居をするには、プライベートの時間も大切に、心豊かに生きていくことって大事なんだなということも感じました(笑)。
 
――新たに発見することも多いと思いますが……?
 
宝塚って、ずっと同じ人たちと舞台を作ってきて、家族と一緒にやっていた感じでした。だからあまり自分を客観的に知る機会が少なかったりしたのですが、今は「自分てこういう人なんだ」って発見することだらけです(笑)。毎回が「初めまして」の方たちとの共演なので、お稽古場で自分をしっかり出しきらなければということでも、強く生きていかないと、という思いです(笑)。今回の舞台を観にきてくださった方から、私にすごく近い役だと言っていただくことが多いのですが、逆に伝統芸で演じてきた娘役という形がなくなった分、始めはどうしたらよいのだろうかと悩むこともありました。でも、楽しいですね。1から勉強している感じですね。
 
――今は“型”から解き放たれた感がありますか?
 
それが、娘役としての居方が癖になっちゃっているんですよ。相手役さんをたてることとか、男優さんの顔が見える位置に立つとか、セリフを言わないからここは半身下がろうかとか…。宝塚の頃は、相手役さんのコンディションさえ良ければ、こちらは朽ち果ててもいいくらいのスタンスだったのに(笑)、今はしっかり自分を出さなければいけない。三谷さんの芝居の稽古中、何度も失敗しましたが、それでだいぶわかってきました。感謝しています。
 
――あらためて、お芝居の楽しさも感じ始めているんですね?
 
そうですね。この間、セリフを丸ごと間違えたんですよ。宝塚時代は間違えたことは一度もないんです。それはたぶん、娘役というものがまた一つ性別の違うもので、作るという意識が働いていたせいかなと。いくら心の底からお芝居をしていても、やっぱり違う娘役という性別の人を演じていたんですね。日常ではないところの夢の世界でお芝居をしてきたんだなと思います。今、共演者の方々とお芝居をしていて、目の動かし方だったり、距離感がより近いので、リアルなお芝居ってこんなに楽しいものなんだって思います。宝塚は宝塚で、一つの様式の中でのお芝居として楽しかったのですが、別物ですね。お芝居ももっと勉強したいと思いました。
 
――最後に、『SHOW STOPPERS!!』に向けて、メッセージをお願いします。
 
三谷さんの作品を経たことで、逆に宝塚の良さを再認識できました。

今回のショー作品は、私の中ではOG公演というより、本当にショー作品に参加するという意識が強いんです。なので、歌って踊って、キラキラ笑ってという、妃海風自身を見にきていただけたら嬉しいです。一個人として、歌とダンスをどうショーで見せられるか、というところのスキルも上げていける公演になればなと思っています。

 

妃海 風(fu hinami)

プロフィール
1989年4月12日。大阪府出身。
2007年4月 宝塚音楽学校入学。2009年4月宝塚歌劇団入団。2009年星組配属。
2015年5月11日 星組トップ娘役に就任後、同年8月大劇場お披露目公演『ガイズ&ドールズ』に出演
2016年11月20日 『桜華に舞え』/『ロマンス!!(Romance)』の東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。
退団後は、音楽朗読劇「VOICARIONⅡ GHOST CLUB」や「江戸は燃えているか」などに出演し女優として活動。2018年6月には「SHOW STOPPERS!!」への出演が決定している。

 

取材・文 / 吹春規子
撮影 / 吉原朱美

 

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
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【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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