BUTAKOME編集部

“アジアのブロードウェイ”ソウル・大学路でステージを楽しもう<後編>▷『ウェルカム大学路』フェスティバル“ウェルカムショー”レポート

2018/02/08


 

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あなただけ

 『あなただけ』は“ミュージックドラマ”と銘打ち、韓国の90年代ヒット歌謡に乗せて展開する作品。慶尚道に住むある夫婦の37年間を描いた、笑いあり涙ありの心あたたまるストーリーです。結婚、出産、娘の結婚……と目の当たりにする夫婦の道程には、恋人同士や家族で観れば共感できるポイントがいっぱい。また、日本とはちょっと違った韓国的な家族の在り方を興味深く観ることができるでしょう。2016年冬には、東京の韓国文化院にて日本初公演を果たしています。

 

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あなただけ

 
 慶尚道の方言で快活なやりとりをする夫婦、その夫役はトリプルキャストで、筆者たちが観た回はシン・ジェヨルさんが好演。青年からおじいさんまで、豊かな表現力で魅了してくれたジェヨルさんに終演後、少しだけお話をうかがいました。
 

シン・ジェヨル

 とても涼やかな風貌で現れたジェヨルさんは今、32歳。ソウル芸術大学演技科で学び、卒業して兵役を終えた後に舞台デビューして、8年のキャリアの持ち主です。本作のほか、『兄弟は勇敢だった』『その日たち』といった韓国オリジナル・ミュージカルのヒット作に出演。その魅力はなんといっても、まろやかに響く声! 慶尚道出身なので、本作の濃〜い方言の台詞もお手のもの。「むしろ得意です。ソウルの言葉よりも楽ですね」と自信たっぷりに答えてくれました。
 夫婦の物語なので、「失礼ですが、ご結婚は…?」と聞いてみると「いいえ、まだです」と慎ましい笑顔。「なので正直、役について深く理解することは難しいですが、僕の両親の姿を思い浮かべて、慶尚道の夫婦を描こうと努力しています」

 
 さらに、本作の魅力について熱く語っていただきました。

 

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あなただけ

 
 「毎回演じるたびに味わいが変わる、それがこの作品の特別なところです。演劇ですから台詞や動きなど、当然守るべき約束ごとがあるじゃないですか。でもこの作品の中ではとても自由になれます。本当に自分自身が話していて、生きていると感じることができるんです」

 
 『あなただけ』は現在もオープンラン公演(千秋楽が未定)中。BUTAKOME読者の皆様には渡韓の機会にぜひジェヨルさんの演技(そしてイケボも!)をチェックしていただきたいと思います。

 
 さて! 肝心のタブレット字幕サービスですが、問題点は多々あれど、なかなかの助けになりました。とくに慶尚道の方言なんて、ちょっと韓国語を勉強したくらいでは太刀打ちできません。作品の大筋を理解するのにはおおいに役立ちました。問題点は、やはり機械ですから操作に手こずったり、途中でフリーズしてしまうことも。そして台詞と翻訳のタイミングがどうしてもズレてしまうこと。さらに、手元、もしくは前の座席の背に設置したタブレットと舞台を見比べることはあまりにも忙しく…。非常に画期的な試みではありますが、まだまだ改善の余地は大きいように思いました。

 
 フェスティバルでの成果を経て、現在、『あなただけ』は全公演日本語字幕表示を実施中。また、日本でもリメイクされた人気ミュージカル『パルレ(洗濯)』は、金曜日は日本語字幕、土曜日は中国語字幕が入って公演中です。大学路の小劇場初体験、ココから始めてみてはいかがでしょうか? またBUTAKOMEでも、大学路の魅力をとことん味わうための企画をただいま考案中! 今後の展開にぜひ期待していただきたいと思います。

 

取材・文/演劇ライター・上野紀子

BUTAKOME☆INFORMATION

大学路で上演している公演のチケット購入方法

■当日購入
【良い公演案内センター(チョウン コンヨン アンネセンター)】

大学路で上演される演劇・ミュージカルのほとんどのチケットを、当日券にて販売しています。
マロニエ公園に面しています。
※「恵化駅」2番出口から徒歩1分

 
■事前購入
【インターパーク(日本語サイト)】

http://ticket.interpark.com/Global/Index.asp

大学路で上演している一部の公演のチケットを日本で事前購入可能(クレジットカード決済)
 

 

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連載☆エンタメコラム

2018/08/10NEW

岩井秀人×中井美穂 スぺシャル対談▷ハイバイ15周年記念『て』『夫婦..

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Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2018/07/31

【早霧せいなのビタミン“S”】其の四 .「幸せを届けること」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2018/07/17

尾上松也のエンタメ異文化交流録▷ミュージカル『モーツァルト!』

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2018/08/06

📹【加藤和樹のエンタメCafe 番外編】〈大阪・梅田..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

【Official HP】 公式サイト
【Official blog】 公式ブログ

2018/07/23

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.4「シュークリー..

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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