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彩乃かなみのふわっとレポ
彩乃かなみ演劇コラム【最終回】☆北村有起哉主演『SEMINAR-セミナー-』
2013/12/21
【作家。】
頭の中にある複雑な構想を、自ら産み出された言葉を用いて描き出す人
この、
内から産まれ出た【言葉】を巧みに操っていく人たちが、
望んだ講義とはいえ、
外からもたらされた【言葉】により翻弄され傷ついていく事実…。
その何とも言えない現実感…だった気がします!
セミナーでの指導者レナードも又、
清廉潔白な完璧な人でなく、生徒たちの作品の評論には個人的好みも自我も欲望も入り…
だけれど、そのレナードの発言自体が好い悪いではなく、それも現実…。
その浴びせる言葉自体…至極、現実的。
そして最終的には何かを学び取り、進んでいく生徒たちも、やはり各々現実味を帯びていて…
面白いのです。
(うーん。
なんだか身につまされる言葉が沢山ありましたねえ…)
言葉。
優しく心に寄り添う時もあれば、
尖った剣先から伝わる熱が氷にも炎のようにもなる時がある。
ことばの威力と影響力って
ほんと…計り知れないな…
しかし
兎にも角にも、クレバー且つシュール。
シニカルな面白さってどこか自分に呼応して観るから、ぐるぐるぐるぐる…色々考えます
とても深みのある面白さ。
それだけに
演じられる方々も、相当集中力のいるお芝居だろうなぁ…
なんて思っていたら
初日乾杯でのご挨拶で『本当に稽古中先の見えない状態で…』のお言葉があり
あああー良かった…!やっぱり皆さんでもそうなんだ。
といくばくかの安心を得たわたしなのでした(笑)
さて
数年に渡り参加させて戴きました観劇コラムは、ひとまず、今回で一区切り
本当に本当に『書く』こと自体が毎回挑戦だったのですが…
でも文字にすることで自分の考え、ものの捉え方が俯瞰で見られたり
本当に学ぶことが多かった機会でした
【この観劇コラム自体が私にとってのセミナー。】
ってこと。
ふふ…
おあとがよろしいようで…
なんちゃって
上手くまとまった(笑)
今後も違った形で参加させて戴くことにはなるかと思いますので
どうぞそちらもよろしくお願いいたします
つたない私のコラム
長きに渡り読んで戴きありがとうございました
またお目にかかる日まで!
衣装/YUKI TORII
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中井美穂のヅカヅカ行くわよ「北村有起哉×中井美穂 対談」
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連載☆エンタメコラム
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2019/01/17
Profile
ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)
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2019/01/31
Profile
長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。
【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official
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2018/12/27
Profile
1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。
【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ
Profile
1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。
2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。
同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。
近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。
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2018/11/20
Profile
東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路
Profile
木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。
【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter