伊礼彼方のNonstyle

『LOVE展 :アートにみる愛のかたち』伊礼彼方コラム!!

2013/06/21


伊礼LOVE 9
草間彌生《愛が呼んでいる》2013年

 
六本木ヒルズ・森タワーの53階に美術館がある。
住むなら断然「田舎でしょう!」な自分にとって六本木は少々、いや相当慣れない街だ。両手で数えられるくらいしか足を踏み入れた事がない。
実際、美術館にたどり着くまで、案の定・・・迷った(笑)


ビルのエントランスでスタッフの方と待ち合わせをし、その後、どうやって53階に連れて行かれたのか、その道順は覚えてない。
ただ覚えているのは、ビル!ビル!ビル!六本木ビルズだ!って事。どんだけ田舎もんだよ!と自分に言いたい。

 

エレベーターで52階までは一瞬に感じた。こんなに早くて、しかも静かなエレベーターがあるのかと。
車に例えるならベンツ?いや、レクサスの方が静かな気がする。まぁそんな感じ。
エレベーターを降りるとファンキーなお出迎え。ブロードウェイに出てきそうな看板。
かっちょいいね!すぐに「カシャ!」ですよ。カシャ!

伊礼 LOVE3
バーバラ・クルーガー《無題(恋とは落ちてしまうもの)》2013年

伊礼 LOVE 4
バーバラ・クルーガー《無題(恋とは落ちてしまうもの)》2013年

 

そこからエスカレーターで階をひとつ上がったところに美術館が待っていた。
たいして考える必要のない事をよく考えてしまう。
この時も「何故53階までエレベーターじゃないんだろう?」という疑問を消化することもなく美術館に入った。

 

【10周年記念展「LOVE展:アートにみる愛のかたち」】

5つのセクションで構成されていて、いろんな国のアーティストが様々な「愛のかたち」を表現している。ここからは美術館の文言を代用させて頂きますね。
 

伊礼 LOVE5
ジェフ・クーンズ《聖なるハート》1994-2007年 ピンチュック・アートセンター蔵、キエフ ©Jeff Koons

 
1【愛ってなに?】
「愛」を象徴する記号や言葉を通じて、愛のイメージをふくらませます。親しみやすいハートマークなどに隠された、愛の秘密を探ります。
 
2【恋するふたり】
地域や文化を越えて大切なテーマである恋愛に焦点を当て、恋するふたりを取り巻く環境について考えます。
 
3【愛を失うとき】
愛を失うことによる喪失感、後悔、執着、あきらめなど、さまざまな感情の表現を探ります。
 
4【家族と愛】
人間が最初に出会う最小で密接なコミュニティーである家族と愛に着目し、その複雑な側面について考えます。
 
5【広がる愛】
物や自己へと向かう愛、平和への希求、テクノロジーの発達による新たなつながりの形態など、多様な愛と未来について考えます。

 

伊礼 LOVE 8
オーギュスト・ロダン《接吻》1882-1887年(原型) 国立西洋美術館蔵、東京(松方コレクション)

 

さて、このセクションの説明は、実際観覧したものにとっては正直物足りない。
各セクションのインパクトがものすごい強烈だからだ。

 
普遍的すぎる「愛」というテーマは、何千年もの歴史を造り出している。
そして「今」を生きている我々を造り出し、我々もまた愛をつないでいる。

若干31歳の男に愛を語ることなど容易くはないが、少なからず誰もが
愛に守られ、愛に傷つき、愛に侵され、愛に狂い、愛に執着し、愛に悩み、愛に裏切られた経験はあるでしょう。
それでも尚、愛をやめない理由が人間にはある。
人類を造りだした愛が、人類が造り出した愛で、人類を破滅に導くこともある。
普遍的だからこそ目には見えなくとも、さまざまな愛の形が存在する。
 
そしてさまざまな要素が混在する。
だからこそ僕たちは流されてはならない。
誰かのマネをしてもオリジナルは創れない。
マネはマネでしかないのだ。

伊礼 LOVE10
草間彌生《愛が呼んでいる》2013年

 

古い愛のかたちも新しい愛のかたちも、人が創った形より、あなただからこそ出来る愛のかたちを見つけて下さい。

そしてあなた自身が一番の幸せ者でいて下さい。

満たされていなければ、大切な人を満たすことは絶対にできない。
 

全セクションを回って、こんな感情が沸き上がってきた。
 
不思議だが、その瞬間は苦手な都心の存在を忘れ、人間本来の持っている本質的な潜在的な、言葉では説明がつかないが、ただただ血が流れている実感がした。
 

そんな気持ちを抱えたまま帰り際にみた高層ビルからの眺めは、
ビルだらけの都心だったが、何故か愛しく感じた。

伊礼 LOVE TOP

 

LOVE展 メインビジュアル

森美術館10周年記念
『LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで』
会  期:2013年4月26日(金)~9月1日(日)
開館時間:10:00~22:00(火曜日のみ17:00まで)
     会期中無休(入館は閉館時間の30分前まで)
会  場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

 
※展覧会詳細は『LOVE展:アートにみる愛のかたち』公式HP

※「LOVE展」では、いろいろなイベントも実施中!!
【7月】
・森美術館スタッフによるハイライトツアー
・担当キュレーターによるトーク「恋とエロス」
・夏休み特別企画「おやこで作ろう!ぼく、わたしのスペシャル家族物語」
などなど・・・詳しくはイベントカレンダーをCheck!! 要予約☆

 

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

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【早霧せいなのビタミン“S”】其の二十三.「影響しあうこと」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2019/06/07

尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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