尾上松也のエンタメ異文化交流録

尾上松也のエンタメ異文化交流録▷ミュージカル『メリー・ポピンズ』大阪公演

2018/06/04


 

尾上松也01

メリー・ポピンズ(濱田めぐみさん)・バート(大貫勇輔さん)とパチリ
メリー・ポピンズの傘も貸していただきました!

 
尾上松也さんがミュージカル『メリー・ポピンズ』を観劇!
ミュージカル『メリー・ポピンズ』の原作は、P.L.トラヴァースの小説。同作を原作として1964年にディズニー映画『メリー・ポピンズ』が公開され、アカデミー賞5部門を受賞。原作小説とシャーマン兄弟による映画の名曲から新たなミュージカルとして生み出されたのがミュージカル『メリー・ポピンズ』です。

ディズニー映画『モアナと伝説の海』のマウイ役で日本版の声優を務め、「ディズニー大好き」を公言する松也さん。ミュージカル『メリー・ポピンズ』をどう観たのでしょうか?
 

尾上松也02
 

もともと映画の『メリー・ポピンズ』が好きだったんです。『NINAGAWA十二夜』でロンドン公演に行ったときにミュージカル版の『メリー・ポピンズ』のポスターを見かけて「観たい!」と思っていたのですが、残念ながら観られなくて。今回ついに観ることが叶いました。

ミュージカル版を観て、ディズニーの映画版のテイストが生きているところがとても嬉しかったですし、期待していたとおりの作品を観せていただけたかなと思いました。
 

僕が観劇したのは、濱田めぐみさんのメリー・ポピンズと大貫勇輔君のバートの回。
 
濱田さんはこれまで数々のディズニー作品で主演されている方。『メリー・ポピンズ』映画が大好きで、何度も見ている私からすると、映画版のメリー役であるジュリー・アンドリュースに対するリスペクトが感じられるのが感慨深かったですね。
 
そして大貫勇輔君。彼とは友達ですが、彼が演じているところが観たかったというのも、大阪まで行った理由の一つです。大貫君の動きには映画版のバート役のディック・ヴァン・ダイクっぽい仕草や癖が入っていたんですよ。終演後に本人に聞いたところ「自分の考えとして、意図的にディック・ヴァン・ダイクの動きを取り入れている」と言っていましたね。僕個人が原作のあるお役を演じる場合、オリジナルを大事にしたいと思うので、お二人から深いリスペクトを感じられてとても嬉しかったです。

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バート / 大貫勇輔さん

そして、ダンスのクオリティ! これは大貫君にしかできないことだろうなと思いましたね。僕は彼のダンス、本当に尊敬しているんです。大貫君も「動きの部分で自分の特性を生かしたい」と言っていましたし、彼の実力が十分に生きていたのではないでしょうか。

今回、大貫君は本格的に歌に挑戦するということで、公演が始まる前に「緊張する」と言っていたんですよ。歌のことは僕がとやかく言えるものではないですけど、ミュージカルに染まっていない歌い方が逆に良かったと思いますし、その部分を大切にしていってほしいなと。今回、僕が一番グッと来たのは大貫君かもしれない。

残念ながらカッキー(柿澤勇人)は観ることができなかったですけど、きっと大貫君とは全然違うバートになったんじゃないかな。
 

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<舞台中央>メリー・ポピンズ/濱田めぐみさん、バート/柿澤勇人さん

 

ラストシーンは必ずフライングしてほしい!

 
映画版『メリー・ポピンズ』は、実写の人間とアニメーションが最初に融合したことでも知られていますよね。ミュージカル版は舞台でどう表現してくれるかもとても楽しみにしていたんです。トム・ハンクスウォルト・ディズニー役を演じた映画『ウォルト・ディズニーの約束』の中で、ウォルト・ディズニーと『メリー・ポピンズ』の原作者との交流が描かれています。そこで原作者が人間とアニメーションの融合に初めは大反対してぶつかり合う、というシーンも描かれていたので、ここが大切なところだなと思っていました。実際の舞台では「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」の場面など、ダンスを交えて盛り上げていましたね。

 
『メリー・ポピンズ』を観て感じたのは、どの世代でも楽しめる普遍性があるということ。お子さんが観ても楽しいですし、逆に自分が子供だったら気づかなかっただろうなと思う部分もあって。子供にも大人にも両方に響くものを創り出せているなと感じましたね。

 

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メリー・ポピンズ / 濱田めぐみさん

 
それに、最後にメリー・ポピンズが客席上をフライングしているのを見ると嬉しくなっちゃって(笑)。そういう部分で童心に帰って喜べるのがディズニー、そしてこの作品の魔法なんでしょうね。

 
フライングといえば…、実は僕は宙乗りをしたことがないんですよ。宙乗りをするのは、作品の中で必然性があって、効果的なときだと思うんです。
そういう意味では、『メリー・ポピンズ』のラストシーンは必ずフライングをしてほしい! と思いますね。

 

聞き手・文 / 演劇ライター・大原薫

 

■□■BUTAKOME☆Information ■□■
 
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ミュージカル『メリー・ポピンズ』
 
出演:濱田めぐみ / 平原綾香(wキャスト)、大貫勇輔 / 柿澤勇人(wキャスト)、駒田一 / 山路和弘(wキャスト)、木村花代 / 三森千愛(wキャスト)、島田歌穂 / 鈴木ほのか(wキャスト)、コング桑田 / パパイヤ鈴木(wキャスト)、浦嶋りんこ / 久保田磨希(wキャスト)、小野田龍之介 / もう中学生(wキャスト)

 
原作:パメラ・トラバース
脚本:ジュリアン・フェローズ
翻訳:常田景子
オリジナル演出:リチャード・エア
共同演出/オリジナル振付:マシュー・ボーン
 
日程:5月19日(土) ~6月5日(火)

会場:梅田芸術劇場メインホール

料金:S席 13,500円 A席 9,500円 B席 4,000円

※公演の詳細は公式サイト

 

■□■BUTAKOME☆Information ■□■
 
オリジナル公演『百傾繚乱 -Kakugo- 』

 

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hyakka uramen
 
■内容:
第一部「小淵沢歌舞伎講座」
第二部「二人椀久」
第三部「百傾繚乱」

■日時
7月21日(土)11:30開演・15:00開演
7月22日(日)11:30開演

■会場 : 女神の森セントラルガーデン<森羅 メインホール>
山梨県北杜市小淵沢1578
※アクセスはコチラ

■料金 : 全席指定 7,500円 ⇒特別価格7,000円

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※公演のお問い合わせ / あおいとり TEL 0551-45-6717

 

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TEL:0551-36-5002(水曜定休 10時~16時)

 

 

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連載☆エンタメコラム

2018/10/10

【中井美穂の幕内対談】Vol.4 殺陣師・栗原直樹さん ▷明日いよ..

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Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2018/11/29

【早霧せいなのビタミン“S”】其の八.「旬なものを食べること」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2018/10/11

尾上松也さんに直撃!「究極のエンターテインメントでランダムスターの人..

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2018/08/06

📹【加藤和樹のエンタメCafe 番外編】〈大阪・梅田..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

【Official HP】 公式サイト
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2018/11/20

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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