中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪

【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.44】生瀬勝久×中井美穂 Special対談▷KERA CROSS第二弾『グッドバイ』2020年1月〜2月上演!

2019/11/15


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樹木希林さんを独占取材した経験も!?

 

中井:ご自分と、わりと性格的に似てるなって人、いますか? あるいは、まったく違うけれどこういう人と気が合う…とか。誰とでも気が合うわけじゃないですよね?

生瀬:誰とでも気を合わせます。

中井:おおお(笑)。

生瀬:でも苦手な人とは、まったく会わないようにする。僕、好奇心旺盛だし、影響もされやすいんですよ。さんまさんにも影響されたし、さんとか、すっごく素敵だなと思うし。あと、好きなのは西田敏行さんとか。そういう人とお話して、その人のカッコいいところを自分もやりたい、と思っちゃう。

中井:なるほど。いい男に出会ったらウキウキしちゃうんですね。

生瀬:去年、さんのお家にひとりで遊びに行ったんです。バラエティ番組でご一緒した時に、それまでほとんど面識がなかったんだけど、「スイマセン、遊びに行っていいすか?」って聞いたら「あ、いいよ〜」って。

中井:で、ホントに行ったのですか(笑)。

生瀬:そう。いろんな話をして、まあ〜面白かった! 何で今までお会いしてなかったんだろう!って思うくらい、カッコ良くて。所さん、「うまくいかないことが楽しい」って言うんですよ。うわあ〜、無敵だな!と思った。「渋滞にハマるとワクワクする」って言ってた。俺なんか、渋滞にハマったら絶対にイライラしますよ。それをワクワクできるってどういう人間なんだろう!? と。段取り通りにいくのが、あんまり楽しくないんですって。

中井:フフフ、いましたね、上には上が(笑)。

生瀬:そう、八方美人なんて足下にも及ばない(笑)。

中井:女優さんとも、デビューしたばかりの人からベテランまで、いろんな方と共演されていますよね。

生瀬:そうですね。それこそ僕、樹木希林さんとも共演させていただきましたけど、すごい経験をしているんですよ。京都駅でたまたま希林さんに会って、「どこいくの?」「東京に帰るんです」って会話したら、「アナタ、私の隣の席に来なさいよ」って。

中井:おお〜。

生瀬:それまで映画とドラマでちらっとご一緒しただけで、“顔見知り”ぐらいだったんですけどね。

中井生瀬さんに興味を持たれたのですね。

生瀬:どうなんでしょう。隣に座って、二人でいろんな話をしました。「どうしてこの世界に入られたんですか?」とか質問して。

中井生瀬さんが質問されたのですか?

生瀬:そう。で、東京駅に着いて「どうやってお帰りになるんですか?」って聞いたら、「タクシーで」「じゃあ僕、車なんで送っていきます」って。それでお家までお送りしたんです。

中井:すごいじゃないですか。希林さんを独占!

生瀬:独占取材(笑)。松田優作さんの話とか、いろいろ聞きましたね。どうしてあの時、軍手してたんですか? とか。

中井:ああ〜、ドラマ『寺内貫太郎一家』でお婆さん役をやっていた時ですね。「ジュリ〜〜〜!」って(笑)。

生瀬:老け役なのに、手が見えちゃうと、どうしても年が若いのがバレてしまうと。それで軍手をしたんだって。

中井:面白いですね!
 

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生瀬:すっごい経験でしょ。ほかに、希林さんが現場で共演女優さんに向けたちょっとキビシイ一面とかも。

中井:ハハハ!

生瀬:僕だって、過去には現場でいろんな方に噛まされてきましたから。

中井:え、そうなのですか!?

生瀬:ある大御所俳優さんと初めてご一緒した時に、僕、完全に無視されましたから。

中井:え! ホントに!?

生瀬:ご本人の目の前で「今日、お世話になります生瀬です」って挨拶したけど、僕、まったく透けてましたからね。

中井:透明人間(笑)。

生瀬:うん。なのに、その日一日ほとんど二人だけのシーンで。地獄ですよ。(一同笑)で、終わって、「今日はお世話になりました」って言おうとしたら、もういない。

中井:おおお。

生瀬:で、その二ヶ月後、その方が主演の連ドラで、京都に呼ばれて。俺ホントに嫌だったから、どうしよう〜!と思っていろんな人に相談したの。内藤剛志さんとかに「あの方ってどういう人なんですか!?」って。「ゴルフとかやるんじゃない?」「ゴルフの話をすればいいんですかあ!」って。(一同笑)

中井:皆にそうされているんじゃないですかね。生瀬さんだけ?

生瀬:皆にやってるんですよ、きっと。で、京都に行って、楽屋に行ってまたちゃんとご挨拶しようと。

中井:偉い(笑)。

生瀬:「失礼しますっ! 今日お世話になります、生瀬と申します!」って言ったら、ニコ〜っと笑って「今日はどんなお芝居してくれんの?」って。

中井:うおおおお。

生瀬:なんだ…、試してたのかあ……ってそこでわかった。初対面の時は、知らない若造がどこまでできるんだ、と。

中井生瀬さん、注目されていたからじゃないですか。

生瀬:わからないです。今度から俺も、若手相手にやろうかな。(一同笑)自分が笑っちゃいそうですね。

中井『グッドバイ』に話を戻して(笑)、生瀬さんは、藤木さん演じる田島にからむ文士の役ですね。

生瀬:そう、彼に入れ知恵して、騙すんです。

中井:そして真飛聖さんが、田島の正妻の役で。

生瀬真飛さん、僕と誕生日が一緒なんですよ。ここ何度か、仕事でご一緒して、今回は僕がプロポーズしました。「もしよければ、出ていただけますか」と。

中井:すごく合ってると思う。真飛さん、いいですよね。

生瀬:芝居も巧みで、コメディもできるので。ホントに気持ちのいい方なんですよ。飼ってるパグ犬も可愛いの。オモチっていう名前なんです。

中井:お餅!?(笑)朴璐美さんも素敵ですよね。色っぽいし、カッコいい。

生瀬さんは僕、初めてご一緒するんです。長井短はウチの事務所なんだけど、今年ワークショップをやりまして…。

中井生瀬さんのワークショップですか? どんなことをやるのですか?

生瀬:実は、『グッドバイ』テキストに、若手俳優向けのワークショップをやったんです。

中井:ああ〜もうそこでやっているのですね。しっかりしてる(笑)。

生瀬:意外にしっかりしてます。(一同笑)僕、“あな番”(ドラマ『あなたの番です』)をやっている最中だったので、その休みの日は全部ワークショップにして、30回やったんですよ。それで最後、CBGK(シブゲキ、渋谷にある劇場)で関係者向けの発表会をやったんです。

中井:そこに長井さんが出たのですね。

生瀬:そう。その時はキヌ子の役をやらせました。田中真琴ちゃんも、そのワークショップで面白かったので、今回一緒にやりましょうと。

中井:そうやって、ご自身が発掘した人もいるのですね。

生瀬:ええ。独特の雰囲気を持っている子で、面白いですよ。これからたぶん出てきます。それから「タンスにゴンゴン」のCMに出てた双子、MIOYAEね。この子たちに会いたかったんですよ。ダンスが面白いから。それから能條愛未さんは元乃木坂46で、今すごく舞台を頑張ってやっている人。オーディションでびっくりしたんですよ。プロフィールに「特技:セリフ覚え」って書いてあるから、じゃあ台本を読んでくださいとお願いしたんです。台本は先に渡してあったから、覚えたんでしょうね。結構な長台詞を全部、空で言いましたよ。途中でちょっと噛んだり、思い出すような感じじゃ全然なくて、もう半月稽古した、くらいに出来上がってた。すげえ!と。このオーディションをそれだけ重く考えてくれたんだな、こういう人って絶対に何かあるなと思って、決めちゃいましたね。

中井生瀬さんが一緒に仕事がしたいと思うのは、どういう方ですか?

生瀬:真面目な人。で、やっぱり、プロ。自分はこの仕事のプロです、って自覚のある人ですね。どこかで逃げたり、なめてる人は嫌いですね。古田新太にしても池田成志にしても、手を抜かないから好きなんですよ。あんないい加減なヤツらでも、最終的には命かけてやるんで。それを「余裕でやってるよ」って見せるようにやっている。そこを皆、理解してないと思う。

中井:そうですね、天性の才能だと思っているでしょうね。

生瀬:それは大間違いですよ。結局、リスペクトできるのは本気でやっている人なんですよ。

中井:いや〜、今日はいいお話、面白いお話をたくさんうかがいました。舞台、楽しみにしています。

生瀬:なんかゴメン。俺のほうがしゃべり過ぎて、中井さん、ズケズケ行けなかったね。

中井:ズケズケじゃなくてヅカヅカ(笑)! ありがとうございました。

 

 

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生瀬 勝久さんとの対談後記

 

構成・文/ 演劇ライター 上野紀子
撮影/ 吉原朱美

 

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

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尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

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