中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪

【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.45】浦井健治×中井美穂 Special対談▷『天保十二年のシェイクスピア』2月8日(土)から開幕♪

2020/01/17


 

中井美穂45001

撮影/ 吉原朱美

 
今回のゲストは浦井健治さん。
2020年、デビュー20年を迎える浦井さん。記念すべき年の第一作目は『天保十二年のシェイクスピア』に出演します。井上ひさしさんの戯曲を藤田俊太郎さんが演出し、高橋一生さんなど豪華キャストが出演することでも大きな話題を集めている作品です。
『天保十二年のシェイクスピア』について、そして今の浦井さんを形作っているものとは……!? 中井美穂さんが浦井さんに迫ります!


 
井上ひさしさんの作品は
言葉、言葉、言葉がすごい!

 
中井井上ひさしさんの作品に出演するのは初めてですか?

浦井:そうです。今までずっと観る側だったのですが、今回出演させていただいて、日本の宝だなと改めて思いました。『天保十二年のシェイクスピア』はシェイクスピア全作品と『天保水滸伝』が一緒になっている大変な作品ですが、みんながイキイキと描かれていて、本当に素晴らしい戯曲です。言葉、言葉、言葉がすごい!

中井:なるほど。以前は(故・)蜷川幸雄さん演出版や劇団☆新感線でも上演していますね。

浦井:はい。僕が演じる「きじるしの王次」は、蜷川(幸雄)さんが演出したときは藤原竜也さん、新感線では阿部サダヲさんが演じていらっしゃいました。お二人ともまったく違うアプローチをされていて。演出の藤田(俊太郎)さんは蜷川さんの演出助手をされていた方だから、蜷川イズムを継承していらっしゃるところもありますが、まったく新しいところも。そして、今回、宮川彬良さんが新たに作曲されました!

中井:全曲が新曲ですか?

浦井:そうです。きじるしは9場からですが、出てきたらまあ、猥雑(笑)。きじるしが出てくると、その場がぱっと変わる。

中井:きじるしといえば、シェイクスピアのハムレットとロミオというカッコいい王子を一つに合わせた役ですからね。

浦井:(『ロミオとジュリエット』の)モンタギュー家とキャピュレット家の紛争を日本の侠客(きょうかく)の争いに置き換えて、家族や仲間の愛憎や強い女たちの姿を描く中での息子のポジションだから、活発にならざるを得ない。

中井:やんちゃなんですか。

浦井:やんちゃで、だけど人情があって、仲間が好きというキャラクターを表現できたらいいのかなと。和装で立ち回りをするのも初めてですが、「めっぽう強い」と言われるきじるしを演じられるのが幸せです。

中井美穂 浦井健治002

 
中井:今回はいつもの井上ひさしさん作品に出演しているメンバーばかりでなく、新しいメンバーというのも新鮮ですね。

浦井:蜷川組、井上組、東宝組が揃って、どんな化学反応が起こるのか。

中井:楽しみですね。日生劇場ですし、ショーアップした舞台になるのでしょうか?

浦井:そうなると思います。華やかであでやかな舞台になると思いますが「ミュージカルにはしたくない」というのが藤田さんにはあって、ストレートプレイとして上演したいと言っていました。

中井:そうなのですね。

浦井:実は、(唯月)ふうかが演じるお光/おさちがストーリーの軸にあって。1幕はきじるしがお光の相手役で二人が突然恋仲に陥る面白さがあり、2幕では高橋一生さんが演じる佐渡の三世次とお光が深く関わっていきます。ふうかがとにかく大変だと思いますが、演じていて楽しいと思ってもらえるようにしたいなと思います。

中井:すごい、浦井さんも既に(若手をサポートする)お兄さんの立場ですね!

浦井:そうですよ(笑)。

中井:一生さんが演じる三世次はどんな役ですか?

浦井:民衆から生まれて民衆に殺される三世次が、今の時代を切り取っているんじゃないかと。三世次のすごみで芝居を見せていくのがこの作品の肝だと思います。
一生さんとは、月9ドラマ(2016年フジテレビ系『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』)で共演していましたが絡みはなくて、今回初めてご一緒させていただきます。お話ししていても、芝居好きがすごく伝わってくるので気が合いそうだなと思っています。今回ご一緒していて「舞台の人だな」と感じました。

中井:私の中では一生さんは舞台の人だと思っていたけれど、いつの間にか映像とCMの人になっていましたね。浦井さんは、映像にもっと活動の場を広げたいというお気持ちはありますか?

浦井:もちろん、チャンスをいただければ何でもトライしたいのですが『ビッグ・フィッシュ』のような良作に関わらせていただくと、舞台の素晴らしさに改めて気づくんですね。それは自分の人生の財産だし、浦井健治としては舞台に魅せられている。僕はこれからも舞台と関わる時間を大事にしていきたいと思っています。

 

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自分は戯曲と演出家でつくられている

 

■□■BUTAKOME☆Information ■□■
 
天保十二年のシェイクスピア
 

絢爛豪華 祝祭音楽劇
『天保十二年のシェイクスピア』

 
作 :井上ひさし
音楽:宮川彬良
演出:藤田俊太郎
 
出演:
佐渡の三世次 : 高橋一生
きじるしの王次 : 浦井健治
お光/おさち : 唯月ふうか
鰤の十兵衛 : 辻※ 萬長(※「辻」は一点しんにょう)
お文 : 樹里咲穂
お里 : 土井ケイト
よだれ牛の紋太/蝮の九郎治 : 阿部 裕
小見川の花平 : 玉置孝匡
尾瀬の幕兵衛 : 章平
佐吉 : 木内健人
浮舟太夫/お冬 : 熊谷彩春
清滝の老婆/飯炊きのおこま婆 : 梅沢昌代
隊長 : 木場勝己

 
東京公演
会場:日生劇場
日程:2020年2月8日(土)~29日(土)
料金:S席13,500円 A席9,000円 B席4,500円

大阪公演
会場:梅田芸術劇場メインホール
日程:2020年3月5日(木)~10日(火)
料金:S席13,500円 A席9,500円 B席5,500円

 
詳細は『天保十二年のシェイクスピア』公式HP
 

 

 

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【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.46】麻実れい×中井美穂 S..

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Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2020/02/29NEW

【早霧せいなのビタミン“S”】其の二十三.「影響しあうこと」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2019/06/07

尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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ブタコメ編集部

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