中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪

【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.2】小池修一郎×中井美穂スペシャル対談①『ロミオ&ジュリエット』2013

2013/08/18


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2011年秋に上演され、メガヒットとなったミュージカル「ロミオ&ジュリエット」が、この秋、2013年バージョンとして再び幕を上げます。
前回に続き、潤色・演出は小池修一郎さん。そして、初演でロミオ役を務めた城田優さんが、今回はロミオとティボルトの二役に挑むことも話題になっています。
さらに、オーディションにより選ばれた若手俳優たち、ダンサーたちのダブルキャスト、トリプルキャストの演技バトルも見どころ。私も制作発表では司会を務めさせていただき、今から「何回観に行ったらいいのでしょう」というくらい楽しみな舞台です!

早速、潤色・演出の小池修一郎さんに、「ロミオ&ジュリエット」2013年バージョンの魅力について伺ってきました。

 
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■「宝塚版とは、到達点は一緒だけれども、
東からくるのと、西から来るような違いはあります」

 
中井:「ロミオ&ジュリエット」は、シェイクスピアの普遍的な作品とはいえ、どうしてこんなに魅力があるのでしょうか?
 
小池:ラブ・ストーリーのNo.1というか、本当に究極の一作ですよね。純愛の代名詞ともいえるから、そこが普遍性をもっているのではないでしょうか。
 
中井:宝塚の星組、雪組、月組でも上演されていますが、今回の男女混合の日本オリジナルバージョンとは意識的に変えようと思っているところはあるのですか?
 
小池:基本的にはロミオとジュリエットですから、愛ゆえに死すというところでは同じ。ただ、そこに向かっていくアプローチが違うというか……到達点は一緒だけれども、東からくるのと、西から来るような違いはあります。

宝塚では、女性が男性を演じるから、スタートの時点から基本的にファンタジー。
そして、死というものに対して、愛という存在も出しています。最初にその二つが争っていて、最後に一つになるというか、交差する。その結果が、二人が死して残したもの。愛という役を出すことで、最初からそれを提示してしまって、それがどういうふうになっていくのだろうという物語の動き方をするように仕掛けています。

男女混合の日本オリジナルバージョンは、こちらはどんなにかっこいい男女がやろうと、男女である限りでどこか等身大なところがあるのです。その人たちが、出会い、愛し合い、憎み合い、殺し合ったりするというところに、どうしてもリアリズムが要求されてくる。そこに、どのくらいの説得性をもてるかが大事だと思っています。

 

■「城田優として、ティボルトの感情に共感する部分につながり、
ティボルトという役に惹かれたのだと」

 
中井:城田優さんが、今回はロミオとティボルトの二役を演じますね。ティボルトは、城田さん自身からのチャレンジだったと伺いましたが……
 
小池:そうなんです。私には城田くんは、とても明るいところと、ちょっと深刻に物事を詰めて考えるところと、それがまだ完璧に自分のなかに処理されていないところがあるように見えるんです。
 
中井:自分の相反する感情のバランスが取れなくて、ある一面だけがすごくでちゃって、もう片方の一面を出さなかったことにすごく後悔しているような感じでしょうか?
 
小池:そう!そこが、城田優として、ティボルトの感情に共感する部分につながり、ティボルトという役に惹かれたのだと思います。ロミオに関していうと、今回は多少の余裕があるかと思います。ただ、ロミオとティボルトの出演日はランダムに入っていますから、演じ分けるのは、大変だと思いますよ。でも、そこをやってみよう、ぶつけてみようと思うところが彼らしく、非常に楽しみでもあります。

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■「ロミオ、ジュリエット……他のキャストもダンサーも、
いま見ておくべき気鋭の人たちが選ばれています」

 
中井:ロミオはトリプルキャストですが、他のお二人を選んだ決め手は?
 
小池古川雄大くんは、いわゆる単純に王子様タイプ。普段の本人は、ほんわかしている感じなのですけれどもね。でも、そこも役者に向いているところ。日常というか、現実とは別の世界に自分自身を置くっていうことを一生懸命やるというか…この人にとっては、演ずるということは、SF的な旅に出るような感じがしますね。
 
中井:柿澤勇人さんはどうですか?
 
小池柿澤くんはミュージカルの基礎を持っていますね。この人も思い込みが激しいタイプみたいだから、稽古のときも、すごくしんどそう。そういうふうにしないと追い込めないのだと思うのだけど。ちょっと陰に構えるタイプ。だけど、すごく熱っぽいものが出てくるので、とても情熱的なロミオになると思いますね。
 
中井:対するジュリエットを演じるお二人ですが、決め手は?
 
小池フランク莉奈さんは、初々しさっていうところですね。今回は歌もしっかり成長してきました。清水くるみさんも、やっぱり初々しさっていうところが一番ですが、女優としても素質というか魅力があると思います。そんなに派手な感じではないけど、何にでもなるというか、どんな役にも自分をのめり込ませるキャパシティがあると感じました。
 
中井尾上松也さんは歌舞伎界出身ですが・・・
 
小池:役者として舞台の床に地に足がつくところがあって、開き直ってやるときに説得力がある。さすがだなと思いましたね。彼がいることによって、周りの人に大変な影響力があるはず。みんなが浮足立っているときに、何があっても舞台の上で自負を持って立っている。たとえ、ハプニングがあったりしたとしても、居方が違うだろうと。それがすごく楽しみですね。
 

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中井:さらに、他のキャストも、今見ておくべき気鋭の人たちが選ばれていますね。
 
小池:もうひとりのティボルト役の加藤和樹くんは、女性たちからは大変色っぽい存在なのだろうけど、実はとても真面目で不器用。でも、一度、役をつかんだら、とても強いものをだしてくるだろうと思います。

あとは、マーキューシオ役の東山光明くんと水田航生くん。
光明くんは、真面目だけど、安定しているし、パフォーマンスとしての経験が豊富。
水田くんは板の上に立つと、生き生きしていてびっくりしました。昨日、稽古したときにあまりに普通の男の子で大丈夫かなと思いましたけれど、でも、今日の制作発表で、音が鳴って、動いたときに発散するものが大変華やかさがありましたね。

あとは、平方元基くん。ずいぶん自信がついてきたように思いますね。こういうミュージカルのなかで、“音に感情をのせていく”というものをキャッチしたんだなと。安定した力を発揮していくと思います。経験って、何よりの力ですね。前回は、ティボルトで出たけれど、今回はベンヴォーリオ役。実は、ティボルトより、ベンヴォーリオのほうが彼の個性が出るかもしれない。
 
中井:そして、死のダンサーのお三方ですよね。
 
小池中島周さんはスペシャリストで哲学的なものを持っている。大貫勇輔くんは、伸び盛り。前回、死をやったときに大変な演技力があって驚いたのですよ。宮尾俊太郎さんの魅力は、フィジカル。役者さんもやっているから、体に演技的なアプローチもある。もう「みなさん、何回、観に来てくださいますか?」って感じです(笑)

 
 

※小池修一郎×中井美穂スペシャル対談②へつづく・・・

 
撮影/吉原朱美

 

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』

ロミオ&ジュリエット メインビジュアル

【BUTAKOME Ticket Infomation】
★チケットファンで『ロミオ&ジュリエット』下記対象公演のチケットを購入されたお客さま全員に〝RJ2013☆オリジナルSPリーフレット”プレゼント★
SPリーフレットの詳細はコチラをCheck☆

対象公演:9/21(土)・22(日)12:30・17:30 
料金:S席(1階)1万3000円 
会場:東急シアターオーブ(渋谷)※未就学児入場不可
出演:
◇9/21(土)12:30 / ロミオ=城田優、ジュリエット=清水くるみ、ベンヴォーリオ=尾上松也、ティボルト=加藤和樹、マーキューシオ=東山光明、パリス=加藤潤一、死=大貫勇輔

□9/21(土)17:30 / ロミオ=古川雄大、ジュリエット=フランク莉奈、ベンヴォーリオ=平方元基、ティボルト=加藤和樹、マーキューシオ=水田航生、パリス=岡田亮輔、死=宮尾俊太郎

◆9/22(日)12:30 / ロミオ=古川雄大、ジュリエット=フランク莉奈、ベンヴォーリオ=平方元基、ティボルト=城田優、マーキューシオ=東山光明、パリス=加藤潤一、死=宮尾俊太郎

■9/22(日)17:30 / ロミオ=柿澤勇人、ジュリエット=清水くるみ、ベンヴォーリオ=尾上松也、ティボルト=城田優、マーキューシオ=東山光明、パリス=岡田亮輔、死=中島周

申し込みはチケットファン
※電話申込は0570(06)9977 アクセスコード=026116(毎日受け付け)

 

◆◇◆ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」全公演日程◆◇◆
【東京公演】東急シアターオーブ 9/3(火)~10/5(土)
【大阪公演】梅田芸術劇場メインホール 10/12(土)~10/27(日)

※詳細は「ロミオ&ジュリエット」公式HP

 

 

※BUTAKOME関連記事
★ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』制作会見レポートはコチラから
★インタビューVol.1:水田航生
★インタビューVol.2:東山光明
★インタビューVol.3:清水くるみ
★インタビューVol.4:フランク莉奈
★インタビューVol.5:加藤和樹
★インタビューVol.6:平方元基
★インタビューVol.7: 柿澤勇人
★インタビューVol.8:古川雄大
★インタビューVol.9:尾上松也
★インタビューVol.10:大貫勇輔

※画像およびテキストの転載を禁止します。

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2019/06/07

尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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