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古川雄大×中井美穂 スぺシャル対談☆『ロミオ&ジュリエット』

2016/10/25


 

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実は僕、平方元基くんのファンなんです
 

中井:ところで古川さんは、もともとミュージカルをやりたくてこの道に入られたのですか?

古川:いえ。でも、(ダンススクールの先輩)中河内雅貴くんが出ている時に『テニミュ(ミュージカル テニスの王子様)』をお客さんとして観に行って、出てみたくなったんです。技術うんぬんは抜きに、ステージから伝わってきた熱量が、とにかくすごくて。キャストのみんなも生き生きとしていて、「あそこに加わりたいな」って素直に思いました。

中井:今回の『ロミジュリ』のキャストを見てみたら、『テニミュ』に出ていた人が多いんですよね。手塚(渡辺大輔)不二(古川)だわ!とか、ごめんなさい、思ってしまいます(笑)。

古川:大ちゃんとはプライベートで一緒に住んでいた時期もあるくらい、仲がよくて。『1789』で、『テニミュ』以来久々に共演できたんですよ。

中井:『1789』には加藤和樹さん広瀬友祐さんもいらして、『テニミュ』ファンからすると、「うわ、大集合!」って感じでした。

古川:カズくんと大ちゃんと僕の3人のシーンがあったんですが、『テニミュ』のころから応援してくれている方々にとって、帝国劇場の舞台に僕ら3人が立っているっていうのは……ね。

中井:印刷所のシーンですよね? 隔世の感がありました! 古川さんご自身は、スタートしたころのことを思い出したりするのでしょうか。

古川:はい。とにかくすべての出来事が楽しかったし、前向きに仕事に臨めていた時期でした。礼儀から何から、すべて教えていただいて。何より、お客さんの前に立つのがこんなにも楽しいものなんだっていうのを教えてもらった気がします。

中井:そして、『エリザベート』で小池先生と初めて顔を合わされました。

古川:失礼な話ですけど、オーディションでは、ルドルフ役をやりたい方がたくさんいらっしゃる中、前知識もないまま歌を歌いに行った感じで。その時の僕の態度、良くなかったと思うんですよ。歌唱指導の方に「こういうふうに歌ってみようか」と言われても、「すみません、それはできないです」みたいな。なんか……今はすごく後悔し、反省しているんですが、とにかくバカだったんですよ。それでもルドルフ役で起用していただき、その後、さんざん苦労することになったんですが。

 

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中井:何に一番苦労しました?

古川:歌です。もともとしゃべり声が低いんですが、役柄上、高音を求められて。思ったように音域が出せず、苦労しました。というか、今も苦戦しているんですけども。僕が初めて『エリザベート』に出た2012年は、大御所の方ばかりが出ていらっしゃって。全体の歌稽古では、アンサンブルのパワーにも圧倒されました。そんな中、ルドルフ役は僕と(大野)拓朗平方元基くんの3人。平方元基くんは、すごく歌える人で。僕、ファンなんです。

中井:そうなの(笑)?

古川:“闇が広がる”を聴いて、すごくあこがれて……あの人の声が大好きなんですよ。歌の面では苦労しましたが、平方元基くんのような人が目の前にいたおかげで、「僕も頑張らなきゃ」という気になり、拓朗と二人で切磋琢磨し、稽古に励みました。でもある時、山口祐一郎さんとデュエットをしていたら、パニックになり、歌うのをやめてしまって。祐一郎さんは優しく「少し休憩しよう」みたいな感じで言ってくださったんですが、僕はその場をはけて……(泣く仕草を見せる)。

中井:悔しかった?

古川:はい。あんまり泣くタイプじゃないんですよ、僕。感動する映画を見て、ちょっと泣くぐらいで。だけど、あの時はもう、すごく悔しくて。でも逃げずに、自分なりに頑張っていたら、小池先生が『ロミオ&ジュリエット』に抜擢してくださった。そこでもまた、難しい楽曲で、高い音域が求められて。歌うことが怖いって思うほど、苦労しました。ステージに向かうにも、グッと気合を入れてから行かないと演技ができない状態で。なんかすごく、歌うことに苦手意識を持っていた時期でした。それが今回の『エリザベート』くらいから、まだまだ課題はあるものの、早くステージに行きたいなって思えるようになって。自分の中で少し変わった部分かなと思っています。

 

<次のページ>
逃げないっていうのが、僕のモットー

 

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連載☆エンタメコラム

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藤原竜也×中井美穂☆2019年新春Special対談~舞台『プラトー..

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2019/01/03

【📺1月4日午前11時からOA】早霧せいなのビタミン..

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2018/12/27

尾上松也さんSpecialインタビュー▷平成最後の『新春浅草歌舞伎』..

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2018/08/06

📹【加藤和樹のエンタメCafe 番外編】〈大阪・梅田..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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2018/11/20

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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