中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪

中村七之助×中井美穂 スぺシャル対談▷10月歌舞伎座、11月平成中村座で上演! 十八世中村勘三郎七回忌追善公演

2018/09/14


 

中井美穂×中村七之助

撮影/齋藤ジン

 
今回のゲストは中村七之助さん。美しく可憐な女方として人気を集める、次代の歌舞伎界を担うホープです。
兄の中村勘九郎さんと共に、父の十八世中村勘三郎七回忌の追善興行として、歌舞伎座10月公演『芸術祭十月大歌舞伎』と平成中村座11月公演『十一月大歌舞伎』の2ヶ月連続公演を行います。
「これから歌舞伎が面白い時代になるように」とひたむきに情熱を燃やす七之助さんと、長年にわたって七之助さんの舞台を見続けてきた中井さんとの対談は和やかに進みました。


 
中井:今年の七之助さんはコクーン歌舞伎の『切られの与三』やスペイン、フランスでの海外公演、10月11月は歌舞伎座と平成中村座でお父様の勘三郎さんの七回忌追善公演と振り幅が広い一年ですね。
 
七之助:そうですね。8月も新作でしたし、『切られの与三』は松本でもやらせていただきましたから。
 
中井:『切られの与三』では与三郎役で、珍しく立役を演じられましたね。
 
七之助:僕が立役を演じるのはイレギュラーなことですよね。僕の脳内では「歌舞伎の与三郎はこういう人しかやっちゃいけない」と勝手に思ってしまうところがあるんです。
 
中井:たとえばイメージで言うとどなたですか。
 
七之助(守田)勘彌のおじ様、(市川)團十郎のおじ様、今でいうと(片岡)仁左衛門のおじ様や、(松本)幸四郎さん。「すっとしていて二枚目で」というイメージは僕にはどこにも当てはまらないから、「じゃあ、若旦那で大店のボンボンだということを強く押し出そう」ということを補綴の木ノ下裕一さんと相談しました。
 
中井:木ノ下さんとは親交がおありだったのですか。
 
七之助:以前、松本で木ノ下歌舞伎の『勧進帳』を初めて観て衝撃を受けたんです。歌舞伎俳優にとって『勧進帳』は神のように高尚なもの。僕は義経を演じさせていただきましたが、幕内でトンとついてから、ここで出てここで息を吸うとか。
 
中井:呼吸まで決まっているのですか。
 
七之助:そう教え込まれるんです。すべてが型としてきちっと決まっている。もちろんそこに心はありますけど、演じるときに型ばかりになりがちじゃないですか。それを木ノ下歌舞伎は気持ちだけでやっていた。
 
中井:そうですね。
 
七之助:僕たちが木ノ下歌舞伎のように演じてはだめだけれど、気持ちを持って演じないといけないというのは強く思いました。『切られの与三』は父という大黒柱も、うちの兄(中村勘九郎)もいない状況で、僕が立役でしかも新作。皆が意見を出して作ったという点では今までで一番じゃないかと思います。小さな劇団みたいで楽しかったですね。
 
中井:お富中村梅枝さん。
 
七之助:僕が名指しでお願いしました。
 
中井:どこが気に入っていらっしゃるのですか。
 
七之助:女方の王道をまっすぐに歩んでいるというところに惹かれますし、昨年『野田版 桜の森の満開の下』で僕が夜長姫、梅枝君が早寝姫を演じたとき、梅枝君が新作を演じるのが初めてで、「どうしたらいいかわからない」と恥ずかしがっている姿がとても可愛くて。いい心を持っているんだなと思いましたね。

 

<次のページ>
「役者は死ぬまで修行」とは、常にもがき続けること

 

■□■BUTAKOME☆Information ①■□■
 

歌舞伎座百三十年
『芸術祭十月大歌舞伎 十八世中村勘三郎七回忌追善』

歌舞伎座百三十年 芸術祭十月大歌舞伎

 
〈昼の部=11:00〉一.三人吉三巴白浪、二.大江山酒呑童子、三.佐倉義民伝
〈夜の部=16:30〉一.宮島のだんまり、二.吉野山、三.助六曲輪初花桜

〔公演日・会場〕
会 場:歌舞伎座(東銀座)
公演日:2018年10月11日(木)・24日(水)16:30、
10月15日(月)・21日(日)11:00
 
〔出演〕
松本白鸚、片岡仁左衛門、坂東玉三郎、中村勘九郎、中村七之助ほか

※配役と演目はコチラから

■□■□ お申込み □■□■

〔料金〕 一等席 :1万8,000円
※4歳以上有料

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■□■BUTAKOME☆Information ②■□■
 

平成中村座『十一月大歌舞伎 十八世中村勘三郎七回忌追善』

十一月大歌舞伎 十八世中村勘三郎七回忌追善

 
〈昼の部=11:00〉一.実盛物語、二.近江のお兼、三.狐狸狐狸ばなし
〈夜の部=16:00〉一.弥栄芝居賑、二.舞鶴五條橋、三.仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場

〔公演日・会場〕
会 場:平成中村座(東京 浅草寺境内)
公演日:2018年11月5日(月)・9日(金)・13日(火)11:00、
11月8日(木)・10日(土)・14日(水)16:00
 
〔出演〕
中村勘九郎、中村七之助/中村扇雀、中村芝翫ほか

※配役と演目はコチラから

■□■□ お申込み □■□■

特別価格でチケット発売中

〔料金〕竹席:1万4,500円 ⇒ 特別価格 1万3,200円
※4歳以上有料

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連載☆エンタメコラム

2018/10/10

【中井美穂の幕内対談】Vol.4 殺陣師・栗原直樹さん ▷明日いよ..

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Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2018/10/30

【早霧せいなのビタミン“S”】其の七.「時には力を抜くこと」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2018/10/11

尾上松也さんに直撃!「究極のエンターテインメントでランダムスターの人..

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2018/08/06

📹【加藤和樹のエンタメCafe 番外編】〈大阪・梅田..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

【Official HP】 公式サイト
【Official blog】 公式ブログ

2018/09/30

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.6「燃えよタンモ..

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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