中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪

【中井美穂の幕内対談】Vol.4 殺陣師・栗原直樹さん ▷明日いよいよ開幕! 早霧せいな主演『るろうに剣心』

2018/10/10


 

中井美穂×栗原直樹

撮影/齋藤ジン

 
中井美穂さんが日本の演劇界を支える方たちと語り合うシリーズ<中井美穂の幕内対談>。
第四回のお客様は殺陣師の栗原直樹さん。栗原さんが殺陣を手がけた作品は蜷川幸雄さん演出の『あゝ、荒野』『トロイラスとクレシダ』『ヘンリー四世』や宝塚歌劇団『スカーレット・ピンパーネル』など多数。
10月11日より新橋演舞場で開幕する早霧せいなさん主演の『るろうに剣心』では宝塚版に引き続き、栗原さんが殺陣を担当します。殺陣師の栗原さんから見た早霧さんの印象、『るろうに剣心』での殺陣について、そして殺陣師として栗原さんが大切にしているものは何か、以前から栗原さんと親交がある中井さんがお聞きします!

 

早霧せいなさんともう1回仕事がしたかった

 
中井:私が初めて栗原さんにお会いしたのは宝塚版『るろうに剣心』の制作発表のお稽古場でした。栗原さんはそのとき原作の漫画を熱心に読んでいらしたのですが、見るからに殺陣師の方だなと思って(笑)話しかけたのが最初です。宝塚に続いて、今回の新橋演舞場での『るろうに剣心』でも殺陣を担当されるのですね。
 
栗原:最初に「早霧さん主演で、男性も出演して、演舞場で『るろ剣』をやる」と聞いたとき、すぐに「やります!」と言いましたからね。
 
中井:何故ですか。
 
栗原:「早霧さんとはもう1回仕事をしたいな」と思っていたから。自分がつけた殺陣の「手」(人を斬ったり受け止めたりする動作)で、早霧さんは俺の想像を簡単に超えてくれる。負荷を与えてそれを超えてくれる人とは仕事をしたいなと思いますね。
 
中井:今回ご自分の中でどういう殺陣を付けたいというのはありますか。
 
栗原:どういう手というより、作品全体で宝塚版を超えないといけない。「周りが男性になったらもっと面白くなったね」と思ってもらえるように、と思いますね。
 
中井:以前に一度殺陣をつけたというのは邪魔にはならないのですか?
 
栗原:再演のときは全部作り変えるんだよね。前の「手」は覚えてないんで(笑)。
 

中井美穂×栗原直樹

 
中井:栗原さんが宝塚で最初に殺陣を付けたのは(安蘭けいさん主演の)『スカーレット・ピンパーネル』ですね。
 
栗原:そう、2008年。
 
中井:それはどのようなきっかけだったのですか?
 
栗原:(演出の)小池(修一郎)さんから電話がかかってきたんです。フェンシングのシーンがあったので、フェンシングがつけられる人というので連絡が来たんじゃないかな。
 
中井:初めて宝塚の稽古場に行ったときはどうでしたか。
 
栗原:そのとき、稽古場に100人くらいいて体育座りしていて、「すごいところだな、ここは」と久々に思ったね。
 
中井:宝塚の印象は?
 
栗原:夏の暑いときに、(殺陣のシーンが少なくて)一手か二手しかない子が階段の踊り場で汗だくになって稽古してるんだよね。それこそ僕らが小劇場やアングラの人たちと向かい合って稽古してたときのハングリーな感じを見たなと思って。作品に対する一生懸命な取り組み方はすごいなと思いましたね。
 
中井:栗原さんが宝塚で殺陣をつけるようになって、とても本格的になったなと思うんです。宝塚の殺陣で心がけていることは?
 
栗原:男性がどんなに殴り合いを汚くやっても、それは「男」でしょう。でも、宝塚の場合は同じように殴り合いをやって「女の子」になってしまわないように、ということは考えますね。
 
中井:女性がやるからこその制約があるのですね。
 
栗原:でも、制約があるから生まれるものもあって。たとえば、テレビの時代劇で「直接、血を見せてはいけない」となったときに、障子にビュッと血が飛び散る様を見せた。そしたら、そっちの方がリアルだったんだよね。制約から何か生まれるというのはあると思いますね。

 

<次のページ>
台本を読める殺陣師でありたい

 

■□■ BUTAKOME☆Information ■□■
 

松竹_るろうに剣心宣伝写真

写真提供 / 松竹㈱

 

浪漫活劇『るろうに剣心』

原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
脚本・演出:小池修一郎
音楽監督:太田健

出演:
緋村剣心:早霧せいな
神谷薫:上白石萌歌
斎藤一:廣瀬友祐
四乃森蒼紫:三浦涼介
武田観柳:上山竜治
加納惣三郎:松岡充
ほか
 

■東京公演
期間:2018年10月11日(木)~11月7日(水)
会場:新橋演舞場
料金:1等席 13,000円 2等A席 8,500円 2等B席 6,500円 3階A席 5,000円 3階B席 3,500円
桟敷席 14,000円

お問い合わせ:梅田芸術劇場(東京)TEL0570-077-039

■大阪公演
期間:2018年11月15日(木)~24日(土)
会場:大阪松竹座
料金:1等席(1・2階) 13,000円 2等席(3階) 8,000円
※未就学児入場不可

お問い合わせ:梅田芸術劇場 TEL06-6377-3800

※公演の詳細情報は浪漫活劇『るろうに剣心』公式HP
 

 

 

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連載☆エンタメコラム

2018/10/10

【中井美穂の幕内対談】Vol.4 殺陣師・栗原直樹さん ▷明日いよ..

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Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2018/11/29

【早霧せいなのビタミン“S”】其の八.「旬なものを食べること」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2018/10/11

尾上松也さんに直撃!「究極のエンターテインメントでランダムスターの人..

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2018/08/06

📹【加藤和樹のエンタメCafe 番外編】〈大阪・梅田..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

【Official HP】 公式サイト
【Official blog】 公式ブログ

2018/11/20

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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