中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪

【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.40】藤原竜也×中井美穂☆2019年新春Special対談▷舞台『プラトーノフ』2月1日開幕!

2019/01/17


nakaicolum021916

 

演じることは、労働に近い楽しみ
 

中井: デビューから今日まで二十年以上も演劇のフロントを走って来られて、映画もドラマもCMも、あらゆる分野で活躍されて…。そういう人生はご自身が想定していたものでしたか? 15歳の時からずっと続けて来られて、俳優の仕事は面白いですか?
 
藤原:俳優という仕事は……、面白くはないですね。ヘンな職業だなと思いますけど。前に吉田鋼太郎さんと飲んでいて、鋼太郎さんが「この仕事をやっていて、“芝居が楽しい”なんて言う人は信じられない」って言っていました(笑)。僕もそれ、わかる気がして。
 
中井:単純に「演じていて楽しい」といったことではないのですね。皆で作り上げていくプロセスが面白かったり、出来上がった舞台が、観た人の人生を変えるくらいに心を動かすこともあると思いますが…。
 
藤原:ああ、そういう思いはあります! 演劇というものは本当に大きな力を持っているなあ、と感じることはあります。僕としては、労働に近い楽しみ、みたいに思っていますね。
 
中井:反対に、ご自身がガツン!ときた、これで人生狂わされた!みたいな演劇はありますか? 映画でもいいですけど。すごく影響を受けた作品、人などは?

 

nakaicolum011603

 

藤原:ああ~、人生狂わされた映画だと、深作映画とかかな。深作欣二さんに対しては、そんな思いはありますね。あとはやっぱり、僕は本当に蜷川さんに育てられたから、蜷川演出のギリシャ悲劇とかもそう。人生を狂わされたというか、もう必然的にそっちに行ってた…という感じですよね。
 
中井:そうですね。でもこれからは蜷川さんがいない世で、いろんな演出家に出会っていくわけですよね。
 
藤原:そうですね。蜷川さん亡き後の舞台では、声が枯れなくなったんですよ。やっぱり以前は無理な発声の仕方をしていたのかもしれない(笑)。あとは、まあ精神的に追い詰められていたこともあるでしょうけど。
 
中井:でも負荷がかかるっていいことですよね。ある時期、負荷がかかる人生を送った人と、そうじゃない人では、死んだ時の灰になり方が違う気がする(笑)。
 
藤原:そうかもしれないですね(笑)。まあそう考えると、やはり自分の中では自由になったという感覚がありますね。今は自分の自由な解釈、思想を持って稽古ができるようになっているんじゃないかなと思います。

 

<次のページ>
今の僕は、すべてを森(新太郎)さんに捧げています!

 

1 2 3 4

※画像およびテキストの転載を禁止します。

バックナンバー

インタビュー

インタビューTOP

中村隼人

スーパー歌舞伎II(セカンド)『新版 オグリ』▷若さと熱量でオグリを演じたい

一覧はこちら

BUTAKOME動画チャンネル

連載☆エンタメコラム

2019/09/01

【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.43(後編)】稲垣吾郎×中井..

open

close

Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2019/09/30

【早霧せいなのビタミン“S”】其の十八.「自然を直に感じること」

open

close

Profile

長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2019/06/07

尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

open

close

Profile

1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

2018/11/20

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

open

close

Profile

東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

NYから直送!「最新ブロードウェイミュージカルレポート」

ブタコメ編集部

関連サイト

  • LIVING
  • CITY LIVING
  • あんふぁん