中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪

伊礼彼方×中井美穂☆祝・令和元年Special対談《前編》

2019/06/03


伊礼彼方

 
音楽と縁切り、無我夢中で役者の道へ
 
中井:伊礼さんはミュージカル『テニスの王子様』から『レ・ミゼラブル』まで何年たちましたか?
 
伊礼:13年くらいかな。
 
中井:伊礼さんの主な出演作品を見ていても、どんどん階段を上るようにきているし。いい演出家にもたくさん出会っていますよね。
 
伊礼:とにかくこの10年くらい、作品選びと、いろんな演出家と組むのに拘ってきました。
 
中井:2008年には『エリザベート』のルドルフ役を射止めましたね。
 
伊礼:その前に、『カリフォルニア物語』のヒロインに決まっていて、その現場で今のマネージャーに出会いまして。3日後に『エリザベート』のルドルフ役を受けないかと。
 
中井:うわ~、3日後!
 
伊礼:課題曲の候補は“ママは僕の鏡だから”と“闇が広がる”のどちらか。3日しかないから、もう賭けるしかないと。“闇が広がる”ばかりをずっと練習していったんです。そして、いざオーディション会場へ行ったら、まあビックリ。課題曲は“ママ鏡”(笑)。
 
中井:(笑)。
 
伊礼:ほんとにビックリでした。「終わった。やっぱり僕は運がないんだ」と思ったのですが、オーディション参加者7人のうち、7番目に歌うことになっていたので、ほかの6人の歌を聴くことができたんです。で、自分の番になったら、曲の内容と自分の過去との間にちょっとつながる部分があって、歌っている最中に感極まって泣いちゃったんですよ。それが小池(修一郎)先生の琴線に触れたらしいです。
 
中井:歌う順番が最後でラッキーでしたね。
 
伊礼:歌はたぶん、一番ひどかったと思います。でも伸びしろを期待していただき、再オーディションを受けさせてくださったんです。僕はそれが最後の賭けだと思って、小池先生にアドバイスいただいたことを無我夢中で全て受け入れて再オーディションに臨みました。それまで自分がやっていた音楽をすべて捨てて。
 
中井:ルドルフ役を得るにあたって、今まで持っていたものを守るんじゃなくて、思いきって捨てたのですね。
 
伊礼:音楽をやってる伊礼と縁を切ったんです。
 
中井:でもミュージカルだから音楽できるのでは?と思うのですが伊礼さんにとってミュージカルの音楽と歌ってきた音楽は違うのですか?
 
伊礼:僕の中では違いますね。例えばルドルフについても、どう歌うかより、彼の人間味をどう表現すればいいんだろうっていうことを考えていました。パパとは確執があって、ママに救いを求めても助けてもらえなかった。好きで皇太子に生まれたわけではなく、たまたまそこに生まれてしまったがゆえの人生だったんですね。だからきっと、自殺が唯一の救いになったはず。そこがジャベールに似ているのですけど。すごく人間っぽい人なんだっていうのを僕は大事にしたかったんです。
 
中井:でもそれこそ、自分の身体と声、考え方とすべてを使ってできる、役者ならではのアプローチですよね。

 
《後編に続く》

 

構成・文/ 兵藤あおみ
撮影/ 齋藤ジン

 

伊礼彼方(Irei Kanata)

プロフィール
神奈川県出身、1982年2月生まれ。

沖縄出身の父とチリ出身の母との間に生まれ、幼少期をアルゼンチンで過ごす。中学生の頃より音楽活動を始め、2006年に舞台デビュー。2008年に『エリザベート』のルドルフ役に抜擢され、以降、ジャンルを問わず多数のミュージカル、ストレートプレイ、朗読劇などで多彩な役柄を演じ、幅広く活動中。近年の主な出演作に、『ヴェローナの二紳士』、『朝日のような夕日をつれて 2014』、『スリル・ミー』(2014年)、『嵐が丘』、『End of the RAINBOW』(2015年)、『ピアフ』、『グランドホテル』、『あわれ彼女は娼婦』(2016年)、『王家の紋章』(2016年、2017年)、『お気に召すまま』、『ビューティフル』、『メンフィス』(2017年)など。『ジャージー・ボーイズ』(2018年)ではトミー役のハマりっぷりが好評を博した。2019年1月に音楽活劇『SHIRANAMI』に出演、4月・5月帝国劇場公演を皮切りに全国5大都市ツアー公演、ミュージカル『レ・ミゼラブル』にジャベール役で出演中。

オフィシャルサイト>>>https://ireikanata.com/

KANATA LTD.オフィシャルTwitter>>>@kl_official_

伊礼彼方 オフィシャルTwitter>>>@irei_kanata

オフィシャルInstagram>>>kanata_ltd.official

 

 

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【中井美穂の幕内対談】Vol.5 映画監督・映像作家 奥 秀太郎さ..

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

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【早霧せいなのビタミン“S"】其の十五.「エンタメのルーツに触れるこ..

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

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尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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📹【加藤和樹のエンタメCafe 番外編】〈大阪・梅田..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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2018/11/20

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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