中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪

【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.41】伊礼彼方×中井美穂☆祝・令和元年Special対談《後編》

2019/06/04


 

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長いインプット期間を経て、
今こそアウトプットの時!

 
中井:将来的にはどういう自分でありたいですか。先ほど、大きい目標はずっと変わってないとおっしゃっていましたけど。
 
伊礼:子どもたちがミュージカルに触れる現場づくりをしたいです。自分が幼少期にミュージカルに出合っていたら、たぶん人生変わっていたと思うんで。
 
中井:そうですね、子どものころの音楽体験とかって鮮烈だもの。とはいえミュージカルはチケットも高いし、そもそも未就学児はお断りの作品が多い。
 
伊礼:でも絶対に、スタートは早ければ早いほうがいいんですよ。今、『レ・ミゼラブル』熊谷彩春さんがコゼット役で出演しているのですが、彼女も幼少期に『レ・ミゼラブル』を観て感動して、出演を目指してきたんですって。だから歌唱力が高い、芝居を大事にしている。そういう人材がどんどん増えていけば、日本のミュージカル界の底上げにつながると思うんです。僕は芝居畑に飛び込んで、いろんな演出家や役者さんたちにもまれて、芝居の大切さに気付けました。ミュージカルで歌とダンス、それに芝居の全部が揃ったら無敵だ!!って。中嶋しゅうさんとの出会いも僕にとってすごく大きかった。
 
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中井:しゅうさんは多くの俳優の、特に若手の心の支えになっていますよね。亡くなった今でも。
 
伊礼:しゅうさんの自然体な芝居は素晴らしいです。ああなりたいと思う反面、僕はいろんな役に扮したいタイプだから。声も変えたい、キャラクターも変えたい。役を引き寄せるんじゃなく、役に近づきたい。とにかく、舞台に立っただけでお客さんを圧倒する、観に来た甲斐があったと思わせられる、そんな役者になりたい。
 
中井:ジャベール役とCD。伊礼さんにとって大きなターニングポイントになりましたね。
 
伊礼:ホントにそうですね。“伊礼彼方、2.5に帰る”という展開も今だからこそ目標にしてもいいかなと。それは、『レ・ミゼラブル』に出演したからこそ目標にできることです。そうやって良いもの、楽しいことを多くのお客様にお届けしたい。そして、関わってくれるみんなが幸せになったらいいなって思います。
 
中井:それには発言力なり、動員力なり、自分のパワーをつけなきゃいけないですね。
 
伊礼:そうなんです!そこなんです! 先日もイベントで『ジャージー・ボーイズ』や『レ・ミゼラブル』で初めて僕を観ましたっていう方がたくさんいらっしゃって。僕はこの10年間、何をやってきたんだろうって、本気で思いました(笑)。それくらい、この10年間は自分のためにしかやってこなかったんですよ。
 
中井:でもそういうインプットの時期も必要だったのでは?
 
伊礼:そう思いたいです。そのぶん、これからはしっかりアウトプットするぞ!と。
 
中井:伊礼さんには長~く芝居を続けてほしいな。村井さんみたいに。この次、どんな役に挑まれるのか楽しみです。
 
伊礼:きっとジャベールからの、ビックリするようなふり幅をお見せできるかと思いますよ!
 
中井:おお!いいですね。また観に行かせていただきます。
 
伊礼:ぜひ、お待ちしてます。中井さんにはずっと成長を見届けて頂きたいので(笑)。

 

構成・文/ 兵藤あおみ
撮影/ 齋藤ジン

 

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伊礼彼方さんとの対談後記

 

伊礼彼方(Irei Kanata)

プロフィール
神奈川県出身、1982年2月生まれ。

沖縄出身の父とチリ出身の母との間に生まれ、幼少期をアルゼンチンで過ごす。中学生の頃より音楽活動を始め、2006年に舞台デビュー。2008年に『エリザベート』のルドルフ役に抜擢され、以降、ジャンルを問わず多数のミュージカル、ストレートプレイ、朗読劇などで多彩な役柄を演じ、幅広く活動中。近年の主な出演作に、『ヴェローナの二紳士』、『朝日のような夕日をつれて 2014』、『スリル・ミー』(2014年)、『嵐が丘』、『End of the RAINBOW』(2015年)、『ピアフ』、『グランドホテル』、『あわれ彼女は娼婦』(2016年)、『王家の紋章』(2016年、2017年)、『お気に召すまま』、『ビューティフル』、『メンフィス』(2017年)など。『ジャージー・ボーイズ』(2018年)ではトミー役のハマりっぷりが好評を博した。2019年1月に音楽活劇『SHIRANAMI』に出演、4月・5月帝国劇場公演を皮切りに全国5大都市ツアー公演、ミュージカル『レ・ミゼラブル』にジャベール役で出演中。

オフィシャルサイト>>>https://ireikanata.com/

KANATA LTD.オフィシャルTwitter>>>@kl_official_

伊礼彼方 オフィシャルTwitter>>>@irei_kanata

オフィシャルInstagram>>>kanata_ltd.official

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

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尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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