中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪

【中井美穂の幕内対談 Vol.5】映画監督・映像作家 奥 秀太郎さん▷最先端の技術で見せる『エリザベート』の映像マジック

2019/06/17


nakai190617001

撮影/ 吉原朱美

 
中井さんが日本の演劇界を支える方たちと語り合うシリーズ<中井美穂の幕内対談>。
今回のゲストは映画監督・映像作家の奥 秀太郎さん。ミュージカル『エリザベート』『モーツァルト!』、宝塚歌劇『オーシャンズ11』『ポーの一族』など数々の舞台作品で映像を手掛ける奥さん。名舞台の知られざるエピソードに中井さんが迫ります!


 
最先端の技術で見せる『エリザベート』の映像マジック
 
中井:演劇を観て「うわぁ、すごいな」と思ってパンフレットを見ると大体「映像・奥秀太郎」と書いてあるんです。だから、どんな方だろうとずっと思っていました。奥さんは舞台の映像のお仕事は何年くらいやってらっしゃるのですか?
 
奥:20数年ですね。舞台の映像以外に自分の演出する舞台作品と映画監督をやっています。
 
中井:今、奥さんが担当していらっしゃるのは東宝ミュージカルの『エリザベート』。演出の小池修一郎先生からはどんなオーダーを出されて、映像を作ってらっしゃるのでしょうか?
 
奥:小池先生はしっかりとしたイメージをお持ちの方で、特にこだわっていらっしゃるのは(エリザベートとフランツ・ヨーゼフが出会う)バートイシュルの場面に出てくる鹿と、エリザベートが木から落ちるシーン。この場面をどうクリアするかが、まず課題になってきます。小池先生の場合は「パターンを出してほしい、それを舞台稽古で選ばせてくれ」とおっしゃいます。
 
中井:「鹿」ですか?! それはまた細かいところに拘りをもたれているのですね。本番前に何パターンも作ってらっしゃるのですね。『エリザベート』で奥さんが映像を手掛けているのは何シーンくらいあるのですか?
 
奥:実はほとんどのシーンで映像が使われているんですよ。
 
中井:そうなんですか! 今は観客側からすると、舞台美術のセットなのか、映像なのかわからなくなってきてますよね。
 
奥:はい。お客様が映像だと思っていない場合が多いんです。僕からするとほとんど映像なのに「今回は映像が少なかったですね」と言われると嬉しいですね。

中井:それは一つの空間として成立しているからですか?
 
奥:僕は(映像単体で見せるというより)映像を使った仕掛けを作るということで呼ばれていることが多いと思うんです。一種のマジックというか、美術と映像が混然一体となっている方が面白いかなと思います。『エリザベート』の新演出版で使っているのは、鏡に見えるのに前からも後ろからも映像が映せるし、透けることもできるスクリーン。前年のアカデミー賞の授賞式で出てきて、小池先生に話したら「そのスクリーンを使おう」ということになりました。
 
中井:さすが、小池先生ですね!
 
奥:自分にとっても『エリザベート』はとても大切で、ぜひやらせていただきたいと思っている作品。新演出になるというのなら、鏡がすべて透けたり、それが映像で染まったりするのも面白いんじゃないかと思って。美術の二村(周作)さんとお話しして、さらにスクリーンを腐食して見えるような加工をしたものが、『エリザベート』のセットになっています。

 

<次のページ>
映像と生身の人間と一緒に見せるのが自分の仕事

 

💡『徹子の部屋』6/21(金)12:00~12:30
中井美穂さんと花總まりさんご出演✨

 

■□■ BUTAKOME☆Information ■□■
 
東宝「エリザベート」

ミュージカル『エリザベート』

脚本/作詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽/編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出/訳詞:小池修一郎

音楽監督:甲斐正人
美術:二村周作
照明:笠原俊幸
衣裳:生澤美子
振付:小㞍健太/桜木涼介
歌唱指導:山口正義/やまぐちあきこ
音響:渡邉邦男
映像:奥 秀太郎
ヘアメイク:富岡克之(スタジオAD)
演出助手:小川美也子/末永陽一
舞台監督:廣田 進
稽古ピアノ:中條純子/宇賀村直佳/石川花蓮
オーケストラ:東宝ミュージック/ ダット・ミュージック
指揮:上垣 聡/宇賀神典子
翻訳協力:迫 光

プロダクション・コーディネイター:小熊節子
制作助手:廣木由美/土器屋利行
プロデューサー:岡本義次/坂本義和/篠﨑勇己

出演:
エリザベート:花總まり、愛希れいか
トート:井上芳雄、古川雄大
フランツ・ヨーゼフ:田代万里生、平方元基
ルドルフ:京本大我(SixTONES/ ジャニーズJr.)、三浦涼介、木村達成
ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ:未来優希
ゾフィー:剣 幸、涼風真世、香寿たつき
ルイジ・ルキーニ:山崎育三郎、成河

エルマー(ハンガリー貴族):植原卓也
マックス(エリザベートの父):原 慎一郎
ツェップス(新聞の発行人):松井 工
リヒテンシュタイン(女官長):秋園美緒
ヴィンデッシュ(精神病患者):真瀬はるか

 
日程:2019年6年7日(金)~8月26日(月)
劇場:帝国劇場
料金:S席1万4,000円 A席9,500円 B席5,000円

※詳細は公式HP

 

 

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2019/09/01

【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.43(後編)】稲垣吾郎×中井..

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2019/09/30

【早霧せいなのビタミン“S”】其の十八.「自然を直に感じること」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2019/06/07

尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

2019/08/22

【9月11日リリース決定】加藤和樹さん、配信シングル「Tell Me..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

【Official HP】 公式サイト
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2018/11/20

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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