早霧せいなのビタミン“S”

【早霧せいなのビタミン“S”】其の二十三.「影響しあうこと」

2020/02/29


 

早霧せいな

 
ただいま、『脳内ポイズンベリー』の絶賛稽古中です✨

佐藤監督が「ずっと舞台をやりたいと思い続けていたら、そのチャンスが来て感謝しているし、挑戦できて嬉しい」というお言葉にもぐっと来ました。

 
一人の人間(櫻井いちこ)の頭の中で擬人化された5つの思考(議長・ポジティブ・ネガティブ・瞬間の感情・記憶)が脳内会議を繰り広げるという展開で、5人がずっと同じ空気感の中であぁでもない、こうでもないと議論し、ボケ・つっこみも担っています。
 
「一人だけでは成立しない」というのは、主役の市原(隼人)さんが常に仰っていること。「自分のキャラクターは人が表していくから、お互いに何をどうしたいのか、どうしてほしいのかを明確に理解し合っていきたいね」と。
 

皆さん、初めての共演になるのですが、作品という潤滑油があって、だんだん打ち解けていっています。稽古中に自分たちが笑わないのが大変なくらい面白いアイディアが生まれ、「それをやってみよう」「ダメだったら別のプランを考えよう」と、「作ってはちょっと壊す」を続けていくうちに、仲間(チーム)感が強まってきているように感じています。
 
私の役は<ネガティブ思考・池田>なので、エッジの効いた、作品のスパイスになるようなものを出していきたいです。光があったら影があるように、ダークサイドポジションとして強めに出していけたらなと。
 
ハトコ<瞬間の感情>役の斉藤優里ちゃんが「池田ってウラ番みたいですよね」と言っていましたが(笑)、市原さんが演じる吉田<議長>は悩んでいるいちこと一緒に揺れているので、<ネガティブ>は強く突っ込んでいくんです。そこをしっかり作っていかないと光の方には進めないので、「ごめんね座長!」と思いながらやっています😁
 
『まほろば』のミドリを演じていたとき、結構振り切っている役だなと思っていたのですが、上には上があるなぁと。それぐらい池田役はエネルギーが必要だし、みんなの呼吸を感じようと必死になっています。今日はみんながどんな風に出てくるのかなと自分がアンテナを張って察知して…、演出家の言葉や市原さんの熱さ、他のメンバーとのコミュニケーションでお互いに影響し合いながら演じられることが最高に楽しいです!
 
2本目のストレート・プレイですが、逃げ場がないのがいい! 芝居は、生身の人間が持つパワーだったり、セリフの力とそこに込める気持ちだけで、ギリギリ、崖っぷち感がとてもスリリングで楽しい! 出自がバラバラのみんなが一つの方向に向かっているのが感じられる現場です。
 
テンポ良い笑いがあってホロっと泣ける、見どころ満載のとても面白い作品に仕上がっていると思います。
ご自分のツボを探しに何度でも観に来て頂けると嬉しいです!
 

影響し合うこと、
それが私のビタミン“S”!

 

早霧せいな

*********************

 
2018年4月に始まった【早霧せいなのビタミン“S”】、今回で最終回を迎えます。

月1回、オープンの日記を書かせていただいて、このコラムと共に私は変化していったように感じています。
触れ合う人や仕事が変わることによって考え方が変わることが実感できる場所を与えていただいて、そして読んでいただいて、ありがとうございます!!

でも、これで終わると思うなかれ…!
まだまだ何かが続くぞ!!😀
期待していてください。

【ビタミン“S”】今まで読んでいただいて、心から感謝でございます。ありがとうございました。

 

💡ビタミン“S”とは…
Sagiri Seina(早霧せいな)さんの“S”。
Shiawase、Smile、Special、Surprise…の“S”。このコラムでは、早霧さんにとってHappy、元気の源となるビタミン“S”をお届けしてきました。

 

早霧せいな(Sagiri Seina)
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 プロフィール
長崎県佐世保市出身。2001年宝塚歌劇団に入団、宙組『ベルサイユのばら2001』で初舞台。
同年宙組に配属。2009年雪組に組替え。2014年9月雪組トップスターに就任。主演作品に『ルパン三世/ファンシー・ガイ!』『星逢一夜/La Esmeralda』『るろうに剣心』など。
在籍時には宝塚歌劇団史上初となる、主演大劇場公演5作すべて観客動員100%超の偉業を成し遂げた。2017年7月『幕末太陽傳/Dramatic “S”!』で宝塚歌劇団を退団。その後は『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』『るろうに剣心』で主演、『まほろば』で初のストレートプレイに挑み好評を博した。現在、舞台・テレビなどで幅広く活躍中。
今年8月に書籍『夢のつかみ方、挑戦し続ける力―元宝塚トップスターが伝える―』を発売。
2020年3月、舞台『脳内ポイズンベリー』に出演決定。脳内の<ネガティブ思考>、池田役を演じる。

■公式ファンクラブ https://seinasagiri.com/

■公式 Instagram

 

■□■BUTAKOME☆Information ■□■
 
脳内ポイズンベリービジュアル
 
舞台『脳内ポイズンベリー』
 
原 作:水城せとな(集英社クイーンズコミックス)
脚 本:新井友香・今奈良孝行
演 出:佐藤祐市(共同テレビジョン)
出 演:市原隼人 蓮佛美沙子
早霧せいな グァンス(SUPERNOVA) 本髙克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.) 斉藤優里

日  程:2020年3月14日(土)~29日(日)
【アフタートークスケジュール】
3月15日(日) 17:30  市原、グァンス、白石、渡辺
3月20日(金・祝) 17:30  蓮佛、早霧、斉藤、河西
3月25日(水)14:00  蓮佛、早霧、斉藤、河西
3月25日(水)18:30  市原、グァンス、白石、渡辺
3月27日(金) 18:30  蓮佛、早霧、斉藤、河西
3月28日(土) 13:00  市原、グァンス、白石、渡辺

会  場:新国立劇場 中劇場
料  金:S席9,500円、A席8,000円 ※未就学児入場不可

 

《あらすじ》

吉田は、議長として、優柔不断ながら日々紛糾する会議をまとめ上げようと、奮闘する毎日を送っていた。普通とちょっとだけ違っているのは、彼が存在しているのは、ある携帯小説家、櫻井いちこの“脳内”だということ! いちこの脳内は、吉田をはじめ、5つの思考が擬人化され<ネガティブ思考>の池田、<ポジティブ思考>の石橋、<瞬間の感情>のハトコ、そして書記である<記憶>のが、それぞれ別の人格として議論を戦わせ、いちこの言動や思考回路を司っていた。

ある日、いちこは、飲み会で一緒になって以来気になっていた年下男子・早乙女に、偶然遭遇する。「運命の再会」に脳内はたちまちパニック状態に! 吉田を中心とした脳内会議の多数決でひとまず話しかけてみたはいいものの、つれない反応に会議はまたまた、すったもんだの大騒ぎ…。さらにいちこの担当編集である越智も、いちこに恋心を寄せはじめ…

果たして、いちこは幸せになることができるのか? 人生最大の三角関係が勃発する中、吉田を議長とする脳内会議のメンバーは、本当にいちこの幸せな道を選ぶことができるのか!?

 

💡チケット発売中!!

チケットぴあ https://w.pia.jp/t/poisonberry/
イープラス  https://eplus.jp/poisonberry/
ローソンチケット https://l-tike.com/poisonberry/

●お問い合わせ●
サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 (平日12:00~18:00)

詳細は「脳内ポイズンベリー」公式HP

主催・企画・製作:フジテレビジョン

 

■ Information ■

SAGIRI BOOK

14歳の世渡り術シリーズ📖

『夢のつかみ方、挑戦し続ける力
-元宝塚トップスターが伝える-』

早霧せいな

河出書房新社より発売中

※詳細は河出書房新社 公式HP

 

※画像およびテキストの転載を禁止します。

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2020/02/29

【早霧せいなのビタミン“S”】其の二十三.「影響しあうこと」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2019/06/07

尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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ブタコメ編集部

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