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白石隼也の映画コラム

『キューティー&ボクサー』~白石隼也・映画コラム~

2013/12/27


 
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今回、この作品を選んだのは他でもない。まさにそれがはっきりと映されていたからだ。
よくあるこの手のドキュメンタリー作品では、ほとんどが仕事現場での出来事に重きを置いて撮影されその中で彼らの仕事観や人生観が垣間見えてくるというものだ。それは作り手がそうしているというよりは、写る側の人たちが自分の見られたくない部分に関してはストップをかけている場合が多いのではないかという気がする。それにもし彼らの見られたくない部分を見させられてしまった観る側の人にとっても「今の姿は正直見たくなかったな」「そんな所まで撮らなくていいのに」となることだってあるだろう。
でも、この映画は違う。生々しいお金の話など正直見たくなかった部分が包み隠さずポンポン出てくるのだ。もし自分がギュウチャンの人間性を知らず単純に芸術家としてギュウチャン作品のファンであったら少なからずショックを受けていたんじゃないかと思う。しかし、二人にそういった類いの見栄やプライドは一切見受けられない。なぜなら、彼らが見つめる先にあるのは己のアートでしかないのだ。

篠原家の一人息子、アレックス。NY生まれのNY育ちだ。
二人はしばし息子をちゃんとした環境で育ててあげられなかったことへの後悔の念を口にする。父がかつてそうであったようにアレックスもまたアルコール中毒だ。そして、彼もまた絵を描いている。
世間一般的な価値観で言ったらダメな親かもしれない。『アートって基本的には悪魔。アーティストは悪魔に引きずられていくものがある』とギュウチャンが言っているように彼はアートに取り憑かれてきた。さらには『頭狂ったし、女房は逃げていくし、子供は家出するし、自分はない、自分なんかいらない』と。愛する家族でさえ犠牲にしなくてはならないほど特別な事が求められ、そこに到達するにはそうする他なかったのではないかと思う。そうしてでも評価され世間に認められるかは分からない世界なのだ。
乃り子もそのギュウチャンの芸術至上主義の考えを十二分に理解した上でこんなことを言う。『金があれば私とは一緒にいない。でも金が無いから私と一緒に居る。』と。冗談であり本音でもあるが、この言葉に二人の“繋がり方”が垣間見れた気がした。時間と共に出来てきた沢山の事情が複雑に重なり合い、たとえ歪な形でありながらもちゃんと体を成している。
そして、今こうして親子三人でそれぞれのキャンバスに向かっている姿を見ると間違いなく親の生き様は子に伝わっているじゃないかと感じた。そういうやり方でもいいじゃないか。

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最近、僕は映画の撮影をしている。自主制作の。
高校時代に部活でサッカーをしていた時、「映画監督になる」と豪語している変なヤツがいた。当時は特に気にも止めなかったのだが、気づけば数年後に今度は自分が役者になっていた。それから何となく連絡を取り合い、一緒に自主制作で映画を撮ろうという話になったのが約二年ほど前。世界を放浪していたヤツがたまたま日本に帰ってきたのと、僕のドラマの撮影が一段落したタイミングがちょうど重なり一年くらい温めてきた企画がようやく始動したわけだ。
もう撮影自体は細かいものを除いてはほとんど終わっているのだが、脚本にキャスティングにロケ地を探すまで、ほとんど全てのことを二人でやっているので信じられないくらい大変だった。「仮面ライダー」も「彼岸島」もなかなかタイトなスケジュールで大変だったが、それ以上に精神的にも肉体的にもやられた。
傍から見れば、なにしてんのってことをしている訳だけど高みを求めれば求めるほど時間と労力と頭が必要になってきて全然終わらないのだ。
ギュウチャンのいう『悪魔』はこいつなのかどうなのか。それはまだ分からないが、自分がどんな80歳になっているのかちょっと興味が沸いた。

「わしは死ぬまで働くのじゃ」と意気込んでても悪くないなぁと。

 

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連載☆エンタメコラム

2019/01/17

藤原竜也×中井美穂☆2019年新春Special対談~舞台『プラトー..

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2019/03/31

【韓国探訪SP☆総集編☆】早霧せいなのビタミン”S" in ソウル ..

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2018/12/27

尾上松也さんSpecialインタビュー▷平成最後の『新春浅草歌舞伎』..

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2018/08/06

📹【加藤和樹のエンタメCafe 番外編】〈大阪・梅田..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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2018/11/20

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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