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城田優×遠藤雄弥 スペシャル対談~第10回 D-BOYS STAGE「淋しいマグネット」~

2012/03/30


BUTAKOME

若手俳優集団D-BOYSによるD-BOYS STAGE10作目
『淋しいマグネット』が、4月8日からBunkamuraシアターコクーンにて始まります。

栄えある10回目のステージを前に、D-BOYSの卒業生である城田優から
リーダー遠藤雄弥へ、熱いエールが届けられました。

お互いを“しろたん”“ゆうやん”と呼び合う仲良し二人の素顔のおしゃべりを、ここに一挙大公開っ!

──D-BOYSも発足して8年目になりますね。

城田 
えーっ、そんなに? 早いもんだね。最初は僕とゆうやんが18とか19くらい? 最年少が13歳とかだったから、僕らがいろんなことを教える立場だったんですよ。教えるっていったって「ちゃんと挨拶しなさい」とか「演出家の人と話すときは“うん”じゃなくて“はい”って言いなさい」なんてことばかりで(笑)。どんな芝居がしたいだとか、自分の方向性とか、そんな次元の話じゃなかった。僕は正直、ヤバイところに来てしまったな~と(笑)。そんな中でリーダーのゆうやんは、唯一同じ目線で話ができる存在だったんです。

遠藤 
ま、リーダーらしいことは何もしてないんだけどね。もともとD-BOYSができる前から事務所にいたこともあって、やっぱり模範にならなきゃいけないような立場なのが、ちょっと大変だった。とくにD-BOYS STAGEをやる時には「遠藤はできて当たり前」みたいな目で見られていたし…。

城田 
うん、絶対にプレッシャーはあったと思う。

遠藤 
でも僕だってその時点でそんなに経験を積んでたわけじゃないからね(笑)。

城田 
そう! 僕らは皆よりはちょっと現場を踏んでたくらいだよね。

遠藤 
僕はとくに皆に何も言わなかったけど、しろたんがすごく愛情を持っていろいろと教えてあげてたね。

城田 
ゆうやんがお父さんで、僕がお母さんみたいな(笑)。
僕もそうやって先輩に教えてもらったんですよ。だから誰かが教えないと。やっぱり後輩が外部の仕事で失礼なことをしてしまったら自分も責任を感じるし、逆に「君の後輩のあの子、すごくいいね」って褒められたら嬉しい。家族みたいなものだから、向上心を持ってほしいんだよね。

──そんな愛情深い“お母さん”がD-BOYS を卒業したことは、遠藤さんにとって大きな出来事だったのでは?

遠藤 
そうですね。胸にポッカリと穴があくような感覚がありました……今でもありますけど(笑)。やっぱり城田優がいるのといないのとでは、僕の中では大きな違いがあって……って、目の前に本人がいるのにこんなこと言うの、照れくさい~(笑)。

城田 
ハハハハハ! 俺もどうリアクションすればいいのかと思ったよ(照)。僕が出たD-BOYS STAGE『完売御礼』『ラストゲーム』の初演、その二作だけなんだよね。その後の『鴉』とか『ヴェニスの商人』など、皆の活躍はちゃんと見ているよ。

遠藤 
僕もしろたんの『エリザベート』、観させていただきましたよ。いや~もう、震えましたねえ!

城田 
ハハハハハ!

遠藤 
しろたんは見ていて、どこか憧れる部分は感じますね。何がいいって僕にないものをたくさん持ってる! まず身長と…。

城田 
それって“飛び道具”的なことでしょ(笑)! 容姿も体格も、今だからこそ「他の人とは違います」と言えるけど、昔はそれがイヤでイヤでしょうがなかったから。

遠藤 
そう、それずっと言ってたよね。

城田 
今はもう“飛び道具”という武器にしてるけど(笑)。僕からしたらゆうやんは、すごく安定感のある俳優だと思う。真面目で思慮深くて、威厳があるリーダー。外部での仕事ぶりを見ても、一家の大黒柱的な存在感がありますよね。

──いち俳優同士としてのライバル意識などはあるのでしょうか?

城田 
どうだろう? ゆうやんとは方向性が違うからね。もしゆうやんがハーフで背が190センチあったら、ヤッベェ!と思うだろうけど。

遠藤 
ハハハハ! そうだね~。

城田 
そういう意味で役柄的に絶対かぶることがないから、嫉妬とかはないかな。だから僕たち、一緒の作品に出られる確率が非常に高いんです。なのにそういう話がまったく来ないのはどういうことだろね!?

遠藤 
ハハハハ! ホント、いつも話してるのにね~。

城田 
そう、会う度に「共演したいよね!」って。ドラマでも映画でも舞台でも。もちろん今後、D-BOYS STAGEに俺がゲストで出る可能性もなくはないけど、外部のお仕事で一緒に作品づくりが出来たらいいな~と。

遠藤 
しろたんとは、僕の中ではいい距離感なんですよね。プライベートでそんなにしょっちゅう会うわけでもないし、いまや身内というよりも俳優・城田優として見ているから、もし外部の仕事を一緒にできたらガッツリと向き合ってやれる気がする。でも、いざその時が来たら、ちょっと恥ずかしくない(笑)?

城田 
ちょっとね(笑)。

──今回の『淋しいマグネット』でD-BOYS STAGEは10回目を迎えます。

遠藤 
僕自身は2年ぶりのD-BOYS STAGEなんだけど、毎回、新しい発見がありますね。ま、D-BOYSのDはDiscovery(発見)のDでもあるので(笑)。

城田 
Development(成長、発展)のDでもあるよね。変化は絶対的にあると思う。ただそれがうまく作用している人と、やり過ぎてるかな?と思う人、それぞれがあってね。やっぱり後輩には、気になるところはちゃんと言ってあげたい。僕自身も見てくれた人に、どこを直したらいいかとか、言ってもらいたいからね。

遠藤 
今は皆、本当に個性がバラバラだと思うんだよね。CDを出したり、ダンスをしたり、芝居のほうに集中したり…。バラバラなだけに、逆にまとまってきたような気もする(笑)。

城田 
それぞれの色が出てきたよね。

遠藤 
今度の舞台は10回目という節目でもあるので、これまでのD-BOYS STAGEとは違うモチベーションでやっていきたいんですよ。今までは(演出の)茅野イサムさんとD-BOYSは先生と生徒という感覚が強かった。でも今回はいち演出家といち役者としてしっかりと対峙して、作品づくりをしなくちゃいけないんじゃないかと。
ある意味、これまでのものを「ぶっ壊す」ような強い気持ちが大事じゃないかなって。

城田 
今回、キャストの組み合わせが4つもあるんだね。
外部の俳優さんも出演するの?

遠藤 
アンサンブルとして出ていただくけど、メインはD-BOYSの8人。

城田 
そうなんだ。ここ数回のD-BOYS STAGEは外部のベテラン俳優の方々とも共演して、いろんな刺激を受けていたと思うから、もう一回D-BOYSだけでやるっていうのは面白いね。D-BOYSだけでどれだけできるかが課題だと思うし。ファンの人たちも楽しみにしてると思う。

遠藤 
登場人物4人の会話劇なんだけど、9歳、19歳、29歳という年齢を4人それぞれが演じるんです。
子どもから大人へと変化する時の葛藤とか、仲良かった友人との人間関係の変化とか、誰しも感じたことのあるテーマで、すごくリアリティのある作品。
これまでのD-BOYS STAGEはどちらかというと派手なホームランがたくさん出る試合みたいな(笑)、そんな感じが多かったけど、今回はがっつり芝居だけで見せる!という舞台なんだよね。
難しいけれど、あんまり力み過ぎずにやりたいなって。ぜひ見に来てよ~。

城田 
もちろん行きますよ!

遠藤 
僕が演じるゴンゾという役は、子どもの時は4人の中でリーダー格なんだけど、大人になるにつれてそうじゃなくなっていく、ちょっとダメな人間なんだよね(笑)。自分も結構、やりたいことを皆に押し付けるみたいな子どもだったから(笑)なんとなくわかるんだよ。だんだん歳をとって上下の差がなくなって、皆が一列に並んだ瞬間を感じたようにも思うし。

城田 
楽しみだな~。ホントにごまかしのきかない、色でいったらモノクロみたいな世界観を感じるね。4人がどんな芝居をするのか、すごく気になる!

──しかもシアターコクーンに初進出ですから!

城田 
えっ、シアターコクーンでやるの!? ワーオ! 
そりゃもう演劇の聖地じゃない。プレッシャー、デカイね!お客さんもD-BOYSとか関係なくて、コクーンでやる芝居なら観に行こうって人、いると思うよ。
ハードルは高いけど、これを飛べたらいいステップアップになるね!

遠藤 
そうだね。まあどこの劇場にしても、またすごく緊張するだろうな~。

城田 
ゆうやんなんて全然大丈夫。俺の百分の一くらいでしょ。俺なんか毎回大変なんだから。柳(浩太郎)の度胸をちょっともらいたいよ。

遠藤 
ハハハハ!

城田 
ま、D-BOYSは遠藤雄弥から始まったと言っても過言じゃないからね。自分では謙遜してるけど、間違いなくD-BOYSの核になる人だから。プレッシャーは絶対に感じてると思う。リーダーだし、10回目の節目だし、シアターコクーンだし!

遠藤 
うわああ~~! 余計プレッシャー(笑)!!

城田 
そのあり過ぎるプレッシャーを一回全部捨てて、新しい感覚をみつけてほしい。
その遠藤雄弥をぜひ見てみたい。

遠藤 
ありがとうございます(笑)。あ~今の言葉で勇気がわいてきた。お客さんに「D-BOYSってスゴイね!」とか、今後も「D-BOYSの芝居だから観に行きたい!」と思ってもらえる舞台にしたい。
しろたんがいいアドバイスをくれたので頑張れると思います。
絶対にいい作品にするからね!

取材・文/上野紀子
撮影/吉原朱美

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第10回D-BOYS STAGE
『淋しいマグネット』

BUTAKOME

■東京公演
 公演日:2012年4月8日(日)~28日(土)
 会 場:Bunkamuraシアターコクーン

※チケットファンへはコチラから
<チケットファンでのお取り扱いは、4/10(火)・13(金)19:00、4/14(土)・18(水)13:00の4公演です。>

※公演詳細は、公式HP

※画像およびテキストの転載を禁止します。

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

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尾上松也さんSpecialインタビュー▷平成最後の『新春浅草歌舞伎』..

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2018/08/06

📹【加藤和樹のエンタメCafe 番外編】〈大阪・梅田..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

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【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
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