尾上松也のエンタメ異文化交流録

インタビュー

尾上松也さんSpecialインタビュー▷平成最後の『新春浅草歌舞伎』は節目の5年目。成長した姿をお見せしたい▷松也さんの2018年「漢字一文字」は?!

2018/12/27


尾上松也

2018年1月『新春浅草歌舞伎』製作記者発表会より
撮影/吉原朱美

成長した姿をお見せしたい

 
――義賢を演じる上で魅力に感じるところは?
 
歌舞伎のヒーローの王道にある忠臣で、芯がぶれない。本心を隠してのやり取りの駆け引きという見せ場があり、最後の立ち回りは非常にダイナミックで、誰が見ても驚くような演出がなされている。かといって、何か最先端の技術を使っているわけではなく、すべてがアナログで表現しているところがいいなと思います。
 

――確かに、最後の大立ち回りで義賢が戸板を組み立てた上に立ち、そのまま戸板ごと倒されていく「戸板倒し」の瞬間は、客席が恐ろしいほど集中しているのがわかります。
 
そう、このアイディアを出して形にして、あれだけ迫力あるものになさった仁左衛門のお兄さんは本当に素晴らしいと思います。後輩の僕たちが憧れるような作品を作り上げられたのですから。
 

――仁左衛門さんが初めて義賢を演じたのは20代前半。先輩方のご努力や発見があるからこそ、今も歌舞伎が続いているんですね。
 
諸先輩方がただ守るだけでなく、歌舞伎のあり方を模索してチャレンジしてくださったからこそ、今も歌舞伎が注目されお客様に楽しんで観劇していただいているのだと思います。仁左衛門のお兄さんが「義賢最期」や「盟三五大切」を作り上げられたように、僕らの代でも将来上演し続けられる作品を生み出していきたいと思います。
 

――その気概が頼もしいです! 松也さんは1部はもう一つ、「芋掘長者」にご出演です。
 
この作品は以前、(坂東)三津五郎さん、(八代目)中村橋之助(現・芝翫)さんの顔合わせで上演されたんですが、今回はそのご子息の坂東巳之助さん、(九代目)中村橋之助さんの顔合わせで上演されるのは僕にとっても感慨深いです。狂言物ですし、笑って楽しんでいただけたらと思います。
 

――2部では松也さんは「寿曽我対面」にご出演。江戸歌舞伎の初芝居の伝統を伝える、お正月らしい演目で、歌舞伎の荒事の特徴である隈をしている血気盛んな五郎を演じます。
 
今回で2回目になりますので、成長した姿をお見せすることができたらと思います。同じお役を演じるのは自分の中でも発見がありますので、楽しみですね。
 

<次のページ>
尾上松也の「2018年の漢字一文字」は……?

 

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
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2018/12/27

尾上松也さんSpecialインタビュー▷平成最後の『新春浅草歌舞伎』..

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2018/08/06

📹【加藤和樹のエンタメCafe 番外編】〈大阪・梅田..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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2018/11/20

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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