歌舞伎

【製作発表会見レポート】スーパー歌舞伎II『新版 オグリ』▷10月6日から11月25日まで新橋演舞場にて上演!

2019/08/15


『新版オグリ』製作発表記者会見

(左より)中村隼人さん、市川猿之助さん

 
新橋演舞場で上演されるスーパー歌舞伎II(セカンド)『新版(しんぱん) オグリ』(10月6日から11月25日まで)の製作発表記者会見が行われました。演出・主演の市川猿之助さん、主演の中村隼人さん、脚本の横内謙介さん、演出の杉原邦生さんが作品にかける熱い思いを語りました。

 

テーマは歓喜、
ラストは『ワンピース』以上の盛り上がりに

 
1991年に初演された、スーパー歌舞伎『オグリ』。中世から語り継がれ、古典歌舞伎として愛されてきた小栗判官の物語は梅原猛さんの原作、市川猿翁(三代目猿之助)さんの演出・主演によりエンターテインメント性高いスペクタクルとして蘇り、演劇界に新風を巻き起こしました。今回、スーパー歌舞伎II(セカンド)として上演される『新版 オグリ』。オグリ=小栗判官役は猿之助さん、隼人さんが交互出演(それぞれ、オグリ役で出演しないときは物語のキーパーソンである遊行ゆぎょう上人役で出演)することでも話題を集めています。
 
「スーパー歌舞伎II(セカンド)前作の『ワンピース』が大当たりしただけに、次は何をしようかと悩んでいたときに頭に浮かんだのが『オグリ』でした」と明かす猿之助さん。

「伯父(猿翁)の最初の演出プランは舞台全体にテレビ画面を並べるもの。でも、それが当時莫大な予算がかかるというので、鏡を使った演出プランになったんです。今は技術が進化して、伯父の当初考えた演出プランが実現できるようになりました。つまり、伯父の発想は30年先を行っていたということで、私はそこを叶えたいと思ったんです」と語ります。

 
『オグリ』のストーリーは「オグリというアウトローな集団の若者が『人生一回きりだから楽しんでいこうぜ』と、周りに迷惑をかけてでも、今を楽しもうとする。その生き方を否定されて、本当に人生を謳歌するとはそういうことではないんだ、と人生の真の意味に目覚めていく」というもの。原作の梅原さんに生前「自由にやっていい」と許可をいただいたとのことで「尊敬する梅原先生に捧げる一つの答えとして上演できることを嬉しく思っています」と猿之助さんが感慨深い表情を見せました。

猿之助さんが『オグリ』で訴えたいのは「歓喜」。
「最初オグリは自己愛しかなかった。試練を経て隣人愛に目覚め、そして『人生は歓喜である』というところにたどり着くんです。人生の目的は苦労することでもなく、人のために役に立つということでもない。自分が歓喜の渦にいることが人を救うことになる。人生の目的は歓喜であるということを今の人たちに訴えたいですね」

 
さらに演出面の見どころとして
「大スペクタクルもあります。地獄の血の池地獄の場面が『ワンピース』以上に水浸しになると思います。馬に乗ったまま客席左右で宙乗りを行うのは、新橋演舞場では初めて。そして、最後は歓喜。『ワンピース』はお客様がタンバリンを持って踊りましたけど、今回も客席の皆さまに踊って劇場を後にしてもいらいたい。これはエグザイルのようなことになると思います(笑)」と『ワンピース』以上の盛り上がりを期待させました。

『オグリ』の初演(平成3年)はまだ生まれていなかったという中村隼人さん。
「私の父(中村錦之助)は猿翁さんのもとで20代からずっと修業し、『オグリ』『ヤマトタケル』の話を小さい頃から聞いていました。私がこのお役を務めせていただくと聞いて驚きましたし、ありがたいと思っています」と先代から続くご縁に触れ、「猿翁さんが“今に生きる人の胸を打つ作品を作りたい”と言ってスーパー歌舞伎を始めたと伺っています。新しい時代に入り、現代の人の胸を打つ芝居作りの力になれるよう、精進していきたいと思います。『新版オグリ』の台本を読ませていただきましたが、地獄でもやんちゃ放題をしていたオグリが閻魔様に“どんな地獄の責め苦よりも一番つらいのは生きることだ”と言われたのが印象的でした。餓鬼病がきやみに転生させられたオグリがいろんなことを学び、人のやさしさに気づいて変わっていくところに私自身共感できます」と語りました。

 

<次のページ>
大きな世界の中で生きるオグリが新版のポイント

 

■□■BUTAKOME☆Information ■□■
 

『新版オグリ』

スーパー歌舞伎II(セカンド)
『新版 オグリ』

 
出 演:市川猿之助/中村隼人(交互出演)、坂東新悟、市川男寅、ほか
 
会 場:新橋演舞場
公演日:10月6日(日)~11月25日(月)
 
※公演スケジュール・配役と演目はコチラから
 

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[10月分]8月18日(日)10:00
[11月分]9月15日(日)10:00
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スーパー歌舞伎II(セカンド)『新版 オグリ』▷若さと熱量でオグリを演じたい

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2019/06/07

尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

2019/08/22

【9月11日リリース決定】加藤和樹さん、配信シングル「Tell Me..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
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【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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