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宝塚歌劇花組公演『ポーの一族』制作発表会レポート▷何十年も待った甲斐があった 明日海りおのエドガー▷イメージを超えた世界が広がる予感に今からワクワクしています

2017/12/08


 

明日海りお

花組トップスター・明日海りおさん
撮影/吉原朱美

 
宝塚歌劇花組公演ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』の制作発表会が行われました。少女漫画界のレジェンド、萩尾望都さんによる原作を初舞台化。原作の萩尾さん、脚本・演出の小池修一郎さん、そして花組トップスター・明日海りおさん、花組娘役トップスター・仙名彩世(せんな あやせ)さん、柚香 光(ゆずか れい)さんが出席した会見は、萩尾さんが「イメージ以上に美しい」と言ったほど『ポーの一族』の世界観を完璧に作り込んだものとなりました。

 

何十年も待った甲斐があった
明日海りおのエドガー

 

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左から、仙名彩世さん、明日海りおさん

 
『ポーの一族』は永遠の時を生きるヴァンパネラ(吸血鬼)の少年、エドガーを主人公とした傑作漫画。1972年に連載がスタートして以来、長年にわたって大人気を博している作品です。近ごろ、40年ぶりにシリーズ新作「春の夢」が発表。掲載雑誌が完売して異例の増刷となったことが新聞で報道されるなど、一大センセーションを巻き起こしました。作・演出の小池修一郎さんが30年以上望み続けた『ポーの一族』の舞台化とあって、宝塚ファン原作ファンの垣根を超えて日本中の注目を集めています。

 

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(左から)柚香光さん、明日海りおさん、仙名彩世さん

 
会見は小川友次理事長のあいさつに続いて、出演者によるパフォーマンスから始まりました。

一輪の真紅の薔薇を手にしたエドガー役の明日海りおさんが登場。神秘的な美しさはまさに原作のエドガーがそのまま眼前に現れたかのよう。不思議な興奮が会見場を支配します。
最初に披露されたのは、時を超えて生き続けるヴァンパネラ、ポーの一族の運命を歌うナンバー「ポーの一族」。明日海さんからシーラ・ポーツネル男爵夫人役の仙名彩世さん、アラン・トワイライト役の柚香光さんが歌い継ぎました。儚くも幻想的なエドガーとアランのデュエットダンスがミュージカル・ゴシックの舞台を予感させます。

 

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明日海りおさん

 
続いてステージ上に一人残った明日海さんが「哀しみのヴァンパネラ」で、終わりのない旅を続けるヴァンパネラの孤独を切々と歌い上げます。萩尾さんの原作の台詞と小池さんの紡ぐ言葉が違和感なく融合し、小池さんの徹底した作品作りの一端が早くもうかがえました。

 
パフォーマンスの後は中井美穂さんを司会に迎えて、原作者の萩尾さん、脚本・演出の小池さん、キャストの明日海さん、仙名さん、柚香さんによるトークショーが行われました。
 

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(左から)中井美穂さん、柚香光さん、小池修一さん、萩尾望都さん、明日海りおさん、仙名彩世さん

 
パフォーマンスを見た感想を問われた萩尾さんは

「この世のものとは思えぬものを見て、ちょっと頭がどこかにいってしまいました。感激でなんと言ったらいいかわかりません。まだ心臓がバクバク(笑)。イメージ以上に美しくて、小池先生に本当にこだわっていただいてありがとうございます」

と、感動の表情を浮かべました。

 

萩尾望都

萩尾望都さん

 
宝塚に入ったときから『ポーの一族』の上演を考えていたという小池さん。「萩尾先生とはどの程度お親しいのですか?」と聞かれて

「1985年、劇場の向かい側のホテルの喫茶室で知人と会う約束をしていたら、偶然萩尾先生が隣の席で打ち合わせをしていたんです。もうこんなことは一生ないかもしれないと思ったので“すみません、萩尾先生ですよね、ファンなんです”と申しました。そのときに“『ポーの一族』をいつか宝塚でやらせてください”と申し上げたんです」

という初対面のエピソードを披露。それから30年。なぜ今このタイミングで『ポーの一族』舞台化を許可したのか聞かれた萩尾さんは

 
「小池先生の作品を初めて見たのは(吸血鬼を描いた)『蒼いくちづけ』。小池先生の作品は舞台に入り込んで別の世界に連れていってくれるんです。ですので“いつか『ポーの一族』がやりたい”と言われていて“小池先生ならいつでもOKです”と言っていたのにこれだけ待たされたという(笑)。それだけの話でございます」

と答え、二人の深い信頼の絆をうかがわせました。
 

小池修一郎

小池修一郎さん

 
「『ポーの一族』は少年が主人公の物語、宝塚のスターたちは原作の設定よりも大人なので上演が難しいかなと思っているうちに時間がたってしまった」という小池さんが『ポーの一族』の上演をついに決意したのは、明日海りおさんの存在が大きかったとのこと。

「今回のポスター撮影で明日海が扮装したのを見た関係者たちが“これは何十年も待った甲斐がありましたね”と言ってくれました。明日海がやるときのために、運命の神様が状況を作ってくれたんだと思う」

と感慨深げに語りました。

 

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イメージを超えた世界が広がる予感に
今からワクワクしています

 

■□■BUTAKOME☆Information ■□■
 

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(C)宝塚歌劇団 / Photographer Chagoon(www.chagoon.com)

ミュージカル・ゴシック 『ポーの一族』

原作/萩尾望都「ポーの一族」(小学館フラワーコミックス)
脚本・演出/小池修一郎

 
《宝塚歌劇花組》
■宝塚大劇場公演
2018年1月1日(月)~ 2月5日(月)

■東京宝塚劇場公演
2018年2月16日(金)~ 3月25日(日)

※公演詳細は宝塚歌劇公式HP

 

宝塚歌劇花組リビング貸切公演は2018年3月3日(土)開催!
2018年1月7日(日)正午から発売開始!! 詳細はコチラへ 

 

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2018/09/14

中村七之助×中井美穂 スぺシャル対談▷10月歌舞伎座、11月平成中村..

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Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2018/09/21NEW

【早霧せいなのビタミン“S”】其の六.「太陽を浴びること」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2018/07/17

尾上松也のエンタメ異文化交流録▷ミュージカル『モーツァルト!』

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1985年1月30日生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。
5歳で『伽羅先代萩』の鶴千代役にて、二代目尾上松也の名で初舞台。様々な分野で活躍し、歌舞伎公演以外にも活動の幅を広げている。09年より歌舞伎自主公演『挑む』を主催。歌舞伎公演以外の主な出演作に舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『スリル・ミー』、『アンタッチャブル』、『男の花道』、『騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談』、TVドラマ「天地人」、「永遠の0」、映画「源氏物語」ほか。今年は6月からはミュージカル『エリザベート』にルイジ・ルキーニ役としての出演。8月8日には7回目の歌舞伎自主公演『挑む ~更なる幕へ勇みし気迫(こころ)~』を神奈川芸術劇場にて開催する。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト
【Official blog】松也日記(アメブロ公式)  
【自主公演サイト】挑むオフィシャルホームページ  

2018/08/06

📹【加藤和樹のエンタメCafe 番外編】〈大阪・梅田..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

【Official HP】 公式サイト
【Official blog】 公式ブログ

2018/08/30

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.5「噺家とお茶」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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