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インタビュー

シン・ヨンスクさんSpecialインタビュー▷韓国ミュージカル界を先導する人気女優。ヨンスクさんといえば『モーツァルト!』ヴァルトシュテッテン男爵夫人の慈愛に満ちた、膨よかな歌声が印象深い

2019/12/27


 

シンヨンスクさん00102

撮影 / 吉原朱美

 
『エリザベート』のタイトルロール、『レベッカ』のダンヴァース夫人、『笑う男』のジョシアナ公爵など、話題の大型ミュージカル作品で主要キャラクターを担い、韓国ミュージカル界を先導する人気女優、シン・ヨンスクさん。代表作は多々あれど、ヨンスクさんといえばやっぱり、『モーツァルト!』のヴァルトシュテッテン男爵夫人の慈愛に満ちた、膨よかな歌声が印象深いです。そんな実力とともに魅力あふれる人柄は、日本でも大人気! 今年10月に都内で行われた日本初のコンサート、『シン・ヨンスク Greatest Voice with Piano』では、マイクを通さずに生声で! ミュージカルの名曲やオペラの歌唱を披露して、日本のファンを魅了してくださいました。そのコンサートの思い出を中心に、ヨンスクさんにお話を伺いました。

 

マイクを使わずに歌ったコンサートに挑戦!
 

――今年行われた日本初のコンサートでは、素晴らしい歌声を聴かせてくださいました。マイクを使わずに歌ったコンサートは初めてだったそうですね。
 
はい、韓国でもこのような公演はやったことがありませんでした。こないだの会場のように、マイクを使わなくても声が良く響くホールが韓国にはないんですよね。だから私にとっては非常に大きな挑戦でした。自分の声とピアノだけでこのようなコンサートができたことは、とても意味のある経験だなと。いつまでも記憶に残ると思いますね。こうした専門のホールはクラシックな声で歌うとすごく響きがいいんです。でも韓国人は肉声で音を伸ばす性質があって、そうすると響きがあまり良くない。リハーサルをやっている時にそのことに気づいたので、本番ではクラシックの唱法に変えて歌ったんです。お客様にそう説明したら、とても面白がっていただけました。私自身もとても面白い経験でしたし、一曲一曲、全身全霊で歌い尽くしたと言っても過言ではないです(笑)。
 

シンヨンスクさん_トッパンホール1

『シン・ヨンスク Greatest Voice with Piano』より(写真提供/ ぴあ)

 
――まさしく、ヨンスクさんの全身が楽器のようでした。
 
ええ、マイクがないので、自分の体すべてを楽器にしなければならなかったコンサートでしたね。その意味深さがお客様にも伝わったように感じられました。舞台に立っていて、客席の勢いと言いますか、空気が感じられるんですね。日本のお客様はとても好意的に観てくださいます。役者にとってはその空気がとても大きな力に…、もっと頑張れる力になるんです。とくに『千の風になって』という歌を歌った日は…、実は本番前、日本のスタッフの方に相談したんです。「お客さんに、一緒に歌ってくださいとお願いしたら、歌ってくださるでしょうか?」と。「シャイなのでたぶん歌わないと思いますよ」と言われたんですけど、おそらく私が一生懸命に歌う姿に心を動かしてくださったのだと思うんですが(笑)、皆さん、大きな声で合唱してくださったんです。しかもすごく上手だったので、とても感動しましたね。
 

――『千の風になって』を歌おうと思われたのはなぜですか?
 
日本の方々に最も愛されている歌だと聞きましたし、韓国でもその曲は歌詞を翻訳してたくさん歌われていて、親しみを感じていましたので。とても美しいメロディーですよね。
 

――そして『モーツァルト!』からの楽曲、『星から降る金』を聴くことができて幸せでした。この作品、この楽曲にはどんな思い入れがありますか?
 
韓国でも、『星から降る金』のおかげで私の名前がもっと知られるようになったと思います。先日『レベッカ』が開幕した時に、原作者のシルヴェスター・リーヴァイさん(作曲)とミヒャエル・クンツェさん(脚本・作詞)が来られたんですが、彼らは私に会うと、いつも「バローネス!(男爵夫人)」と呼ぶんです(笑)。初めてお会いした時に、私が男爵夫人を演じていたからなんですね。同じように、韓国のファンも日本のファンの皆さんもそんなふうに思っていらっしゃるのだと思います。また、この曲は誰かを応援したり、その挑戦を励ましてあげる歌なので、私の性格にもよく合っていますし、パワフルな声によく合うのでしょうね。それでお客様は、私が歌う『星から降る金』を愛してくださるのだと思います。
 

シン・ヨンスクさんトッパンホール002

『シン・ヨンスク Greatest Voice with Piano』より(写真提供/ ぴあ)

 
――コンサートの終演後は、お客様一人一人と握手をされましたね。どんなことを感じられましたか?
 
来てくださったお客様一人一人のお顔から、ほんの一瞬でも心を感じ取ることができました。ご年配の方もたくさん来てくださって、普段はあまり舞台などもご覧にならないであろう方々が楽しんでいただけたこと、それが嬉しかったです。また、「ソウルに行って公演を観ます」とおっしゃってくださった方が多かったですね。本当に『レベッカ』の初日、終演後に劇場を出たら、たくさんの日本のお客様が待っていてくださったんですよ!
 

――キャリアも人気もある女優さんなのに、親しみやすい、暖かな雰囲気で接してくださるからだと思います。
 
『レベッカ』のダンヴァース夫人のような役を演じている時は、劇場を出た時にお客様も怖々としてシーンとなってしまうんですけど(笑)、いったん私がしゃべり出したら、近づいて来てくださいます。まあ、私のファンの皆さんはもう私の性格をよくご存知ですけどね(笑)。

 

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夢と希望を与える立場になったヨンスクさん

 

 

■□■ BUTAKOME☆Information ■□■
 

レベッカ

 

『REBECCA』

 
日程:2019年11月16日~2020年3月15日

出演:リュ・ジョンハン、オム・ギジュン、カイ、シン・ソンロク、シン・ヨンスク、オク・ジュヒョン、チャン・ウナ、アリ、パク・ジヨン、イ・ジヘ、ミン・ギョンア、チェ・ミンチョル、イ・チャンミン、ムン・ヒギョン、チェ・ヒョクジュ、イ・ソユ、リュ・スファ、チェ・ビョングァン、ホン・ギョンス、パク・ジヌ、他

会場:忠武アートセンター・大劇場
※住所:ソウル特別市 中区 退溪路387 (興仁洞)
※交通情報:地下鉄1号線 又は2号線 シンドリム(新道林)駅 1番出口直結
 
※韓国ミュージカル『REBECCA』公式サイトEMKミュージカルカンパニー
 

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「グルメな私 X 美味しい韓国, コラボ旅」

 

 


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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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