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ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」インタビューVol.5 ティボルト役・加藤和樹

2013/07/31


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加藤和樹

 9月開幕のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』再演に、
新たなティボルト役として加藤和樹さんが登場します!
 先日行われた制作発表では、ティボルトのナンバー『今日こそその日』をワイルドに熱唱し、私たちの期待値をグン!とイッキに引き上げてくれました♪ Wキャストで同役を担う城田優さんとは8年前にミュージカル『テニスの王子様』で対決していた因縁!?を、お二人で和やかに披露していましたね~。とても落ち着いて見える加藤さんですが、演出の小池修一郎さんからは「加藤さんは話しながらマイクを8回持ち替えていた」という鋭い指摘が! えっ、実は緊張していた!?
 そんな加藤さんは歌手としても活躍しながら、少しずつミュージカルの経験を重ねて、今まさにその魅力にハマり中なのだとか。今回の大きな挑戦に向けて、魅惑の低音ボイスでご自身の考えを爽やかに語っていただきました。 

 

Q. 制作発表では小池先生から思わぬ指摘がありましたが(笑)、堂々としていて緊張されていたようには見えませんでした。今回の舞台のオーディション時のエピソードなど教えていただけますか?

A. いや、落ち着いて見られがちなんですがメチャメチャ緊張するタイプなんです。オーディションの時は、実は小池先生がいらっしゃらなくて、後で見ていただくために映像を撮るということで余計緊張しちゃいましたね。2回歌わせていただいて、一回はオーディションのために稽古してきた歌い方で、もう一回はこれまで自分が歌ってきたロックな歌い方で歌ったんですが、手応えとしては……五分五分だったかな。絶対イケた!とは思わなかったけど、ダメだ~ってこともなくて。通ったという連絡をいただいた時は(ガッツポーズで)ヨシッ!と静かに拳を握りました(笑)。

 
Q. ティボルトの曲でオーディションを受けたんですね。

A. そうですね。お話をいただいて一番にやりたい!と思った役がティボルトでした。ロミオは絶対に自分じゃないと思っていたし(笑)。自分が演じると考えた時に、ティボルトの自分しか想像できなかったんですよね。「本当の俺じゃない」という彼のナンバーもありますけど、激しい気性を見せながら、本当は悲しいヤツだったり、一途に人を思える優しいヤツでもある。そういった見え隠れしている部分を演じてみたいと思ったんです。

 
Q. 城田さんとWキャストでティボルトを演じると知った時は?

A. 面白いな!と思いました。単純に嬉しかったですね。彼とは8年ぶりの共演ですし、ロミオとして敵対するだけでなく、同じ役として気持ちを共有できるな、と。芝居と歌に関して深いやりとりができそうで楽しみです。まあ最初は「まさか、そうくるか!」とは思いましたけど(笑)。
 僕は『テニスの王子様』が初めての舞台出演だったんですね。その時にライバル同士だった二人が、またこうして8年ぶりに別の作品で共演する。彼はすごくレベルアップしていて、初演も演じているわけですから、追いついて行かなきゃいけない部分がたくさんあります。より刺激を受けて成長できる部分が自分にはあると思うので、そこは楽しみですよね。

 
Q. 初演はご覧になったんですよね。感想を教えてください。

A. はい、城田くんだけでなく、山崎育三郎くんも以前に共演していたので(『コーヒープリンス1号店』)二人とも観ました。演出が現代風にアレンジされていて面白かったし、やっぱりロックでポップな音楽によってすごく見やすくなっていたと思います。僕らの世代に伝わりやすい舞台じゃないかなと。

 
Q. 観ながら、「自分もあの中に入りたい」と思ったりしたのでは…?

A. う~ん、その時はどうだったかな・・・。ミュージカルに対する自分の見方が変わってきたのは、実はつい最近なんですよね、去年、ロスに行って『レ・ミゼラブル』を観たり、この『R&J』のフランス版をシアターオーブで観たりしたことで、だんだんとミュージカルが「自分にとって避けては通れない道」だと意識し始めたんです。
 正直に言って、以前はミュージカルが苦手だったんです。日本語って音楽に乗せるのが難しいじゃないですか。自分で曲を書くぶんにはいいけど、海外で作られた曲に日本語の歌詞を乗せることに違和感があって、どうも最初は受け入れられなかった。でも、海外の公演を観てから印象がすごく変わりましたね。それこそ日本語で歌っているわけじゃないのに確かに伝わってくるものがある、この沸き上がってくる感情は何だ!? と。歌に乗せている気持ちは一緒なんだ、これを日本人がわかるように日本語で伝えられなくてどうする? そこに挑戦しなくては、と思ったんです。

 
Q. 小池先生のもとで、その挑戦が始まろうとしていますね。

A. はい。制作発表のリハーサルの時も、とても細かい要求をされていて、より良くしようという小池先生の思いの強さを感じました。これからの本稽古でその要求にどれだけ自分が応えられるか、ですね。厳しく言われることは全然大丈夫、むしろ楽しみでもあります。でも言われているだけじゃダメなので、それをちゃんと消化してクリアしていかなきゃいけないと思っています。

 
Q. 制作発表では、なぜかロミオの3人がお菓子に例えられていましたが(笑)、ティボルトを何かに例えるなら、城田さんと加藤さんは何だと思われますか?

A. たぶん城田くんのティボルトは真っ赤な薔薇だと思います。見た目がすごく美しくて、情熱的で。俺は……紫の薔薇かな。一筋縄ではいかない、悪っぽい感じ(笑)。泥臭くて、血生臭くて、地獄の果てまで追いかけ回すぞ~!みたいな感じが俺のティボルトだと。でもホントは弱いところがある、そのギャップをうまく見せたいですね。

 
Q. ミュージカルの舞台に立つごとに面白さを発見するとともに、いろんな欲も生まれているのではないでしょうか。

A. はい、やっぱり歌がうまくなりたい!と強く思いますね。『コーヒープリンス~』で共演した山崎くんにすごく刺激を受けたんです。自分も頑張らなきゃと思った。あれだけ伸び伸びと歌えたら、さぞ気持ちいいだろうな、って。今まで自分がやってきた発声法とはまるで違う声の出し方も知りたいと思うようになりました。

 
Q. その向上心がきっと『R&J』で実を結ぶはず。期待していいですよね!

A. はい、おそらく今まで観ていただいた舞台とは違う加藤和樹が見られると思います。自分にも期待していただきたいし、作品全体も楽しんでいただきたいですね。これだけのキャストがいろんな組み合わせで見られるのは贅沢だと思うんですよ! 組み合わせの違いを楽しんでいただいて、一公演でも多く劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。

 
◇プロフィール

加藤和樹(Kazuki Kato)
1984年10月7日生まれ。
2006年CDデビュー。現在までに9枚のシングルと6枚のアルバムを発売。デビュー以来8回の全国TOURや2008年の日本武道館他渋谷公会堂、日比谷野外音楽堂など毎年単独ライブを開催。日本のみならずアジアでも音楽活動を精力的に行っている。俳優としてはドラマ『仮面ライダーカブト』『ホタルノヒカリ』『インディゴの夜』『赤い糸の女』、映画『仮面ライダーTHE NEXT』『恋極星』『神様ヘルプ!』『ヴァンパイヤストーリーズ』『CMタイム』など多数出演。主な舞台出演作に『罠』『里見八犬伝』『オセロ』などがある。

 
取材・文 / 上野紀子
撮  影 / 吉原朱美

 

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」

ロミオ&ジュリエット メインビジュアル

【BUTAKOME Ticket Infomation】

日時:9/21(土)・22(日)12:30開演
料金:S席1万3000円
会場:東急シアターオーブ(渋谷)※未就学児入場不可
出演:
◇9/21(土)=ロミオ=城田優、ジュリエット=清水くるみ、ベンヴォーリオ=尾上松也、ティボルト=加藤和樹、マーキューシオ=東山光明、パリス=加藤潤一、死=大貫勇輔
◆9/22(日)=ロミオ=古川雄大、ジュリエット=フランク莉奈、ベンヴォーリオ=平方元基、ティボルト=城田優、マーキューシオ=東山光明、パリス=加藤潤一、死=宮尾俊太郎

申し込みはチケットファン
※電話申込は0570(06)9977 アクセスコード=026116 (毎日受け付け)

 

◆◇◆ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」全公演日程◆◇◆
【東京公演】東急シアターオーブ 9/3(火)~10/5(土)
【大阪公演】梅田芸術劇場メインホール 10/12(土)~10/27(日)

※詳細は「ロミオ&ジュリエット」公式HP

 

※制作会見レポートはコチラから
★インタビューVol.1はコチラから
★インタビューVol.2はコチラから
★インタビューVol.3はコチラから
★インタビューVol.4はコチラから

※画像およびテキストの転載を禁止します。

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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ブタコメ編集部

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