演劇・ミュージカル

インタビュー

壮一帆さんスペシャルインタビュー~元男役だからこそ難しい? “男装の麗人” ~『魔都夜曲』☆特別価格でチケット発売中!

2017/06/23


『魔都夜曲』チケット購入はコチラから

 

 

0623壮一帆001

撮影/吉原朱美

 
宝塚を退団して3年。ミュージカル『エドウィン・ドルードの謎』、翻訳劇『扉の向こう側』『細雪』と、舞台に立つたびに、「こんな役も?」と、うれしい驚きをくれる壮一帆さん。いつのまにか、ちょっとマニッシュだけれど、そこがチャーミングな女優さんに。ライブツアー『SO BAR 2017』を終え、7月からは、音楽劇『魔都夜曲』で、あの“男装の麗人”川島芳子となって登場します。いつも気取らずほがらかで、素直な気持ちを話してくれる壮さんに、この作品に向けた思いをお聞きしました。

 

元男役だからこそ難しい? “男装の麗人”

 
――稽古が始まって、10日あまり。今回は“男装の麗人”として知られる実在の人物、川島芳子を演じます。どんなイメージをお持ちですか?

面白かったのが、川島芳子を演じると言うと、李香蘭と間違える方が多かったんです。
「川島芳子? ああ、あの『夜来香』の?」
「いや、それは李香蘭・山口淑子」

お二人が、”芳子(よしこ)”と”淑子(よしこ)”と同じお名前であったり、親しい関係性だったこともあるんでしょうけれど、意外と皆さん、そのあたりゴチャゴチャなんですね(笑)。演じるにあたっては、本を読んだり、真矢ミキさんが芳子を演じたドラマ(『男装の麗人~川島芳子の生涯』)も見ましたね。

実際にどういう活躍をし、だから男装するようになったんだ、こういう性格の人だったんだなと、自分なりに理解していきました。スパイをしていたと言われる期間は意外と短くて、2年ぐらいなんですよ。ある意味イメージキャラクターとして有名になっていったん気がするのですけど、読んだ本も面白かったですね。

 
――清朝最後の王女として生まれ、日本に養女に出され、歴史の渦に巻き込まれていきます。

孤独だったと思いますよ。そりゃあこういうふうにもなるかなって(笑)。それで、あの時代に男装をするようになった。何を思ってそういうことをしていたのか。ある意味、女性を捨てたんでしょうね。

 
――「男装の麗人」ですから、宝塚の男役を極めた壮さんにはやりやすいのでは?

いや、逆に難しいなと思いました。宝塚では男を演じるじゃないですか。でも、川島芳子は女なんですよ。ちゃんと恋人もいたし。だから、今回本読みの段階でも役の軸を掴み損ねて、最後まで悩むパターンだろうなって思いながら演ってます(笑)。

二幕になると、芳子自身も動き出すので、最終的に地に足を着けることができたらなって。今、具体的に自分に足りないもの、クリアしていかなきゃいけないものが明確に見えてきたところですね。キャスト陣も、いろんなお芝居をする方が集まっているので、その中での自分の居どころとか、芝居の質をどうするかみたいなことも考えながら、楽しんで演っていきたいと思います。

 
――今回は、所属されている事務所キューブの20周年記念公演。稽古場の雰囲気はいかがでしょう。

とても収穫の多い稽古場です。私にとって鼻血が出るような俳優さん、名優さんたちが、目の前にいらっしゃるんですよ(笑)。だから、恥をかなぐり捨て、あつかましく芝居の話をお聞きしています。

 
――宝塚時代からのファンの方には、男装もお楽しみの一つですね。

男装したらファンの方は喜ぶでしょうって言われるんですけど、逆に私はそれが嫌で。男役ってやっぱり現役のものですから。宝塚を退団して3年経ち、声も、顔つきも変わり、もちろん体型も変わりましたから、再び男装をすることには抵抗があります。筋肉が3日で衰えるのと一緒で、3年の月日は自分の中ではブランクで、あの頃の姿のままお見せできないのが分かっていますから。

だから、現役時代とは違うところで、今の自分というものを川島芳子というキャラクターに反映させてご覧いただけるところまで昇華する。それが今回の課題です。

 
――『細雪』の妙子のような役とは違って、壮さんらしく、ナチュラルに演じられるのでは?

と、思うでしょう? でも、『細雪』ぐらい自分の中にないものを演じるほうが、想像して突き進めるんです(笑)。男装となると、リアルに自分自身の体幹になっているところだから、バランスの取り方とかが分からなくなるんです。

 
――無理に演ろうとしないほうが、壮さんらしい色気が出てくるかもしれませんね。

私、頑張っちゃうんですよねえ(笑)。だから、舞台でちゃんと呼吸をしたいですね。いろんな役者さんと、そういう話もしていました。芝居ってなんだろう、色ってなんだろうとか。でも、頭でっかちにならないように(笑)、しっかりやっていきたいと思います。

 

<次のページ>
壮一帆的な見せ場は…?

 

💡音楽劇『魔都夜曲』関連記事
藤木直人さんスペシャルインタビュー【後編】
藤木直人さんスペシャルインタビュー【前編】
藤木直人さん動画コメント

 

■□■BUTAKOME☆Information ■□■
 


 
cube 20th. presents 音楽劇『魔都夜曲』
———————————————————————————–
リビング読者特別価格で発売中!

チケット購入はコチラ
———————————————————————————–

 作 :マキノノゾミ
演 出:河原雅彦
出 演:藤木直人、マイコ、小西遼生、壮一帆、松下洸平、秋夢乃、
    高嶋菜七、浜崎香帆、
    中谷優心、キッド咲麗花、村上貴亮、吉岡麻由子、前田悟、
    板倉チヒロ、
    田鍋謙一郎、奥田達士、コング桑田、春風ひとみ、山西惇、
    村井國夫、橋本さとし

日 時:7月9日(日)・15日(土)・17日(月・祝) 18:00、
    7月10日(月)・13日(木)・14日(金)・24日(月) 19:00、
    7月25日(火) 14:00、
    7月28日(金) 17:00

会 場:Bunkamura シアターコクーン (渋谷)

料 金:S席1万1000円 ⇒ リビング読者特別価格 で販売!
チケット購入はコチラ

※未就学児童入場不可

※詳細は公式HP

 
 

 

BUTAKOME ファンクラブ
【LINE@ はじめました】
先行販売・お得なチケット情報をお届けします♪

LINEアプリの「友だち追加」から
ID:@butakome を検索するか、
下記の友だち追加ボタンから登録してください。

友だち追加数

 

 

1 2 3

※画像およびテキストの転載を禁止します。

バックナンバー

インタビュー

前山剛久003

前山剛久

▷シェイクスピアの傑作喜劇『十二夜』▷2.5次元もミュージカルも、全ジャンルや...

一覧はこちら

BUTAKOME動画チャンネル

連載☆エンタメコラム

2020/02/06

【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.46】麻実れい×中井美穂 S..

open

close

Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2020/02/29

【早霧せいなのビタミン“S”】其の二十三.「影響しあうこと」

open

close

Profile

長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2019/06/07

尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

open

close

Profile

1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

NYから直送!「最新ブロードウェイミュージカルレポート」

ブタコメ編集部

関連サイト

  • LIVING
  • CITY LIVING
  • あんふぁん