演劇・ミュージカル

インタビュー

浦井健治さんSpecialインタビュー☆ ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』▷半館貸切公演☆特別価格で発売中!

2017/12/01


 

浦井健治

 

アート的、挑戦的作品になりそうな『ペール・ギュント』
そして2017年浦井さんが選んだ今年の漢字は…

 

――今年を締めくくる舞台『ペール・ギュント』のお稽古は順調ですか?
 
日韓合作だからこそ、韓国と日本の舞台のつくり方の違いを感じています。そのうえで、意見相違があり歩み寄りがあり、貴重な経験をさせていただいてます。開幕一か月前ですが、ワークショップ的に自分たちから出たものをつなげて粗通しをしました。それはヤンさんからのプレゼントだと思っています。それを踏まえて、詰めていく作業をしています。かなりアート的な、挑戦的な作品になると思います。この時期にそういう経験をさせていただけるというのは自分の中で感謝の気持ちもありますし、それとともに今、自分ができる限り、お客さまに楽しんでいただけるものを、と思っています。みんなで提案しながら、ヤンさんとともに日本の今のお客さまに楽しんでいただけるものをお見せしたいと思いますね。
 

――これまでにない新しい『ペール・ギュント』が見られそうということでしょうか?
 
イプセン自身が「上演に適していない」という言葉を残している通り、観る人によっては”難解”“ちょっとわからなかった”と感想を持つ人もいたと思うんです。今回については、僕はファンタジーととらえてもらって、右脳で楽しむアート作品、コンテンポラリー作品みたいなイメージをもっていただけばいいんじゃないかと思っています。童話のページをめくっていくような感覚で楽しんでもらって。描かれているのはもっとドロドロしたものですけれど、そういう風にとらえると、入り口がひろくなるのでは、と思いますね。
 

――2017年を振り返られてどんな一年でしたか?
 
充実した一年でした。前半はミュージカル『ビッグ・フィッシュ』川平慈英さんという尊敬するエンターテイナーの先輩と共演できました。そしてミュージカル『王家の紋章』でふたたび帝劇主演をさせていただきました。尊敬する山口祐一郎さんの存在の大きさ、今の自分への影響の大きさを改めて感じました。そして後半に『デスノート THE MUSICAL』で、世界中で愛されているコミックのキャラクターをふたたび演じさせていただき、台湾で上演させていただく展開も! 日韓合作の『ペール・ギュント』では、ちょっとつかみどころのない、現実世界から精神世界、妄想の世界、想像の世界を行き来するような、抽象的な表現を必要とするようなやんちゃなペールという役に挑戦し、自分の中にさまざまな色を発見しているところです。充実した一年を過ごすことができたなと思います。
 

――2017年を漢字一文字で表すと?
 
そうですね…。では「実」で。
 

――「実」を選ばれた理由はなんでしょうか?
 
まず、帝劇主演の再演で自分たちの『王家の紋章』を提示できたという自負があります。最後まで責任を果たしたという誇りが作品に関わったみんなにありますし。『ビッグ・フィッシュ』での“受け継いでいく”というメッセージも僕の中では実りとしてありました。『デスノート』では今回、演出の栗山(民也)さんに「夜神月として150%。花マル」と言われたことも実りです。
 

――では、最後に。来年は戌年ですが、ご自分を犬に例えると何犬ですか?
 
来年「犬」ですか?!(笑顔になる浦井さん)
犬に例えるとゴールデンレトリバーですね(笑)。
 

――ゴールデンレトリバーといえば、普段はのんびりしているけれど、いざというときは元猟犬だったから…
 
僕はのんびりしたままの(笑)ゴールデンレトリバー。飼い主に「ハッハッハ」って尻尾をふって甘えちゃう。クアッカワラビー(世界一幸せな動物といわれているかわいい動物)みたいな(笑)。
 

――戌年も飛躍の年になるようお祈りします!
 
2018年は実りから収穫の時期になると思います。来年は、より飛躍して、経験をありのままの自分として受け入れながら、歩みを進めつつ、ひとつひとつトライを続けていけたらと思っています。
 

撮影 / 吉原朱美
取材・文 / リビング新聞編集部・石黒香
ヘアメイク / 山下由花
スタイリスト / 壽村太一
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※画像およびテキストの転載を禁止します。

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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