演劇・ミュージカル

インタビュー

Dramatic super dance theater 『Flamenco マクベス ~眠りを殺した男~』東山義久さん・木村咲哉さんSpecial対談~エンターテイメントな『マクベス』でさらなる高みを目指したい!

2018/05/15


 

東山義久

 

『マクベス』は自分たちでどんどん発信する、刺激的な現場

 
――人間の心の弱さや闇の深さをフラメンコダンスの肉体表現に加え、歌や台詞でも表現するという『Flamenco マクベス ~眠りを殺した男~』。創作過程はどういうものに?
 
東山 (台本・演出・振付の)上田遙先生はその場で自由に作っていくんです。たとえば「ここは歌わない方がいい」となったら「じゃあ、踊りにしよう」となったり。演者とディスカッションしながら作ってくださるのがありがたいし、僕たちもどんどん発信していかないといけないんですね。刺激的な現場です。
 
――木村さんの「少年(未来の王)」は、どういう役ですか?
 
木村 遙先生からは「マクベスを切り倒して、自分が未来の王になるという役」だと聞いています。
 
東山 今回は僕のマクベスとは敵対する役。まあ、負けないけどね(笑)。
 
木村 (笑)。振りは、バレエが多いです。
 
東山 咲哉君はどんなジャンルの踊りが好きなの?
 
木村 『ビリー・エリオット』をやる前はヒップホップが好きだったけど、今はバレエの方が好きです。
 

木村咲哉

 
――東山さんはシェイクスピアのマクベスをダンスで表現する?
 
東山 マクベスのストーリーを追うというよりは、僕がアイコンとしてマクベスをやったらどうなるか、ダンスだけでなく歌や台詞で綴っていくんです。フラメンコの第一人者でいらっしゃる小島章司さんが「運命」役で登場するんですが、舞踊手一人であそこまで空気を変えられるものなのかと思いますね。まさに「神」というか、ジャンルを超越する方です。そういう方とご一緒して、僕がマクベス、水夏希さんがマクベス夫人……と各々のキャストが個性を出したものを繋いでいったら、素敵な作品になると思う。僕らDIAMOND☆DOGSも出演するし、尺八や和太鼓の編成もあって、Dramatic super dance theaterという名にふさわしいエンターテイメントな『マクベス』になると思いますね。
 
――楽しみです。では最後にお互いにエールを!
 
東山 先ほども言いましたが、『ビリー・エリオット』に続く代表作を掴んでほしいなと思いますね。人がどう言おうと、「自分の代表作はこれだ!」というものを作り続けていくのが舞台人の大切なところだと思うから。今回の未来の王という役で「ああ、ビリーのときはできなかったけど、これができるようになった」というところを自分で発見していけたら、さらなる高みを目指せるんじゃないかなと思います。
 
木村 前回の東山さんはサロメ役で、男性役を見るのは今回が初めてなので……。
 
東山 特殊な入り方をしたね。いつも女性役をやってるわけじゃないから。
 
木村 男らしい東山さんと共演できるのが楽しみです!
 
東山 わかった、頑張るね(笑)。

取材・文 / 大原 薫
撮影 / 齋藤ジン
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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

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【Official Instagram】seinasagiri_official

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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