演劇・ミュージカル

インタビュー

栗山千明さんSpecialインタビュー▷3月16日開幕!『十二番目の天使』

2019/02/20


 

栗山千明さん001

撮影 / 黒澤義教

 
オグ・マンディーノのベストセラー小説を舞台化する『十二番目の天使』
「交通事故で最愛の妻サリーと息子を同時に失い、生きる希望をなくしたジョン(井上芳雄さん)が、故郷の野球チームで息子に面影が重なる少年ティモシーと出会って新たな一歩を踏み出す」というストーリーで、栗山さんはジョンの妻サリーとティモシーの母ペギーの二役を演じます。
栗山さんに舞台にかける意気込みや緊張しがちだという意外な素顔について、お聞きしました。


 
「舞台を楽しんでいいんだ」と蜷川幸雄さんに教わった

 
――栗山さんは舞台出演が今回で5回目ですね。栗山さんにとって舞台に出演するのはいかがですか?
 
最初に舞台に出演するまで「絶対無理」と思っていたんです。映像と違って、1回1回の公演が本番というのが精神的に無理だろうと思ってました。でも、一度舞台を踏ませていただいたら、お客様の反応が返ってくるのが嬉しかったり、舞台は一人で立っているんじゃないことがわかって。稽古や本番を通して共演者や演出家との絆ができているから怖くないんだと思うようになりました。今でも緊張しますけど、舞台のよさがだんだんわかってきましたね。

 
――初舞台から3作は蜷川幸雄さん演出の舞台にご出演。厳しい演出で知られる蜷川さんとご一緒された経験は?
 
蜷川さんにお会いする前から「怖くて、怖くて」と言ってたんです(笑)。娘さんの蜷川実花さんと交流があるので「『千明が怖がってるから、優しくして』と伝えておいて」と冗談で言っていたくらい。でも、実際にご一緒した蜷川さんは優しかったですね。初舞台のとき、初日で緊張している私を見かけた蜷川さんが肩を叩いて「楽しんでね」と言ってくださったんです。「舞台を楽しんでいいんだ」と教えてくださったのが蜷川さんでした。

 
――そして今回は『十二番目の天使』にご出演ですね。
 
一昨年の舞台(『ミッドナイト・イン・バリ』)が5年ぶりで、蜷川さん以外の演出家の方とご一緒するのが初めてでした。自分の中では緊張感はあったんですが、コメディ作品で、とちったときもフォローしやすいということに助けられてました。でも、今回出演する『十二番目の天使』はコメディではないストレートプレイ。私は精神的に強い方ではないので、「とちったときはどう立て直そうか」とか、そういうことが気になってしまいます(笑)。

 
――そうなんですね(笑)。『十二番目の天使』原作はお読みになりましたか。
 
はい。翻訳作品は読みにくいという印象があったんですが、一日もかからないで読み終えました。私は野球の知識がないので、「『三遊間』って、こういう意味なんだ」とか内容を確認しながらも、あっという間に読み進められたんです。登場人物に誰も悪い人がいないし、ピュアであることがこれだけ胸を打つんだと痛感させられる本だなと思いましたね。ベストセラー小説だけあって流行りすたりがない作品。長く人に愛されるには理由があるんだなと思いましたね。

 

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シンプルなメッセージが心を打つ作品です

 

 

■□■ BUTAKOME☆Information ■□■
 
thetwelfthangel
 

『十二番目の天使』

原作:オグ・マンディーノ
翻訳:坂本貢一(求龍堂刊「十二番目の天使」より)
台本:笹部博司
演出:鵜山 仁
出演:
ジョン:井上芳雄
ティモシーの母ペギー/サリー:栗山千明
ビル:六角精児
ローズ/ジョンの母:木野 花
メッセンジャー医師/ジョンの父:辻 萬長
ティモシー/リック(Wキャスト):大西統眞、溝口元太
トッド(Wキャスト):城野立樹、吉田陽登

公演日程:2019年3月16日(土)~2019年4月4日(木)
劇場:日比谷シアタークリエ
料金:1万円 (全席指定・税込)

※詳細は公式HP

 
 

 

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Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

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【早霧せいなのビタミン“S”】其の二十三.「影響しあうこと」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

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尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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ブタコメ編集部

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