演劇・ミュージカル

『ジャンヌ』制作発表会レポ☆ブタコメファミリー伊礼彼方さん大活躍!?

2013/07/14


ジャンヌ会見レポ 写真1
 
フランスの英雄として知られる少女ジャンヌ・ダルクを描いた舞台『ジャンヌ』が9月、世田谷パブリックシアターで上演されます。
先日行われた制作発表には主演の笹本玲奈さん、演出の鵜山仁さんほか鉄壁のキャスト&スタッフが勢揃い!その様子をレポートします。


原作は、ノーベル文学賞の受賞作家として知られる劇作家バーナード・ショーが1923年に発表した作品です。
日本では1926年に山本安英の主演で築地小劇場にて初演を迎え、後の1963年には岸田今日子の主演で劇団雲が上演。
そして三度目が今年、2013年の舞台になるわけで、なんとほぼ半世紀のスパンで甦るジャンヌ! それだけの深みを持った注目の衝撃作なのです。

今回この平成の世に降り立ったジャンヌは、ミュージカル界のディーバ、笹本玲奈さん。でもその澄んだ歌声を今回は封印し、『日本人のへそ』に続いての本格ストレートプレイに真っ向から挑みます!

では笹本さんを始めとする魅力のキャスト陣のご挨拶を、ピンポイントでご紹介していきましょう〜。我らがブタコメ・コラムニストの伊礼彼方さんにも注目です!
 
 
ジャンヌ会見写真3

笹本玲奈:ジャンヌ・ダルク
「デビュー15周年の今年に、ずっと憧れていたジャンヌ・ダルクを演じることができて心から嬉しいです。タイトルにもある「ジャンヌ・ダルクの真実」を全身全霊で演じることができたらと思っています」
 
今井朋彦:ウォリック(イギリスの伯爵)
「僕はフランスの敵国であるイギリスの軍人を演じるので、全国のジャンヌファン、全国の笹本玲奈ファンを完全に敵にまわすな〜と(苦笑)。僕としてはウォリックの立場から、なぜジャンヌを火刑台に送らなければならなかったのかを演じられたらと思います」
 
伊礼彼方:デュノア(オルレアンの私生児)
「貴公子(役)の伊礼彼方です。台本のト書きに美青年とかたくさん書いてあって、そうか…と(笑)。デュノアは笹本さん演じるジャンヌに近しくて、ジャンヌが一番フラットでいられる存在じゃないかと思います」
 
浅野雅博:シャルル(フランス王太子)
「歴史的にジャンヌさん…、ジャンヌさん!?(とご自身でウケてました)の神々しい愛に満ちた行動によって、一番の恩恵を受けたのがシャルル。ジャンヌとシャルル、二人きりの密室のシーンがあって、そこを作っていくのが楽しみです」
 
中嶋しゅう:ロベール(領主・将軍)、ジョン・ルメートル(査問官)
「大好きな鵜山仁という演出家と、大好きな俳優たちと、日々楽しく過ごせたらいいなと思っています。いい作品は楽しい稽古場からしか生まれないと、僕は信じています」
 
村井國夫:コーション(フランスの司教)
「20世紀は戦いの世紀と言われたけれど21世紀はどうなのか。今でも世界各地でいろんな戦争が行われ、いろんな人が犠牲になっている状況があります。非常に難しい作品だと思いますが、胸を打たれる台詞がたくさんある。心してかからなければと思っています」

 

演出の鵜山仁さんからは「ジャンヌという世の中に風穴を開けてくれる存在を舞台で表現していくことで、ほんの少しでも世の中を変えていく。そう信じてやっていきたい」といった印象的なお話がありました。
 
また翻訳の小田島雄志さんは50年前に岸田今日子さん主演の『ジャンヌ』をご覧になっているそうで、「笹本さんのジャンヌを観られるなんてこんなに嬉しいことはない。長生きはするもんですね」とお話されて、会場から笑いを誘っていました。

 

質疑応答では、笹本さんに「ジャンヌのどんなところに憧れている?」といった質問が。
笹本「女性が前に出ることが許されなかった時代に、一人の少女が信念を貫き通すために進んでいった。その姿に憧れます。ミュージカルがやりたくて、その夢に向かって突き進んでいた私自身の姿と照らし合わせて、すごく共感するものがあります」
 
続いて司会者の「ほかにご質問は?」に「はいっ!」と手をあげたのは……、伊礼彼方さん!
記者席から笑い声があがりましたが、その積極的な姿勢は好感度大です!
伊礼「鵜山さんに質問です。『ジャンヌ』は宗教の要素が強い作品ですが、無宗教者も多い日本の観客にどう捕えていただきたいと考えていますか?」
鵜山「ジャンヌは命と引き換えるように表現をしてきた人物です。死んだ後のことを考えて表現する、宗教ってそういうものなのかなと僕は考えました。“自分が死んだ後の世界のことを考えた生き方”、そうした長いスパンで生きるエネルギーを表現する。その面白さが大事なのではと思っています」
 
鵜山さんのお話のように、舞台ではジャンヌが死んだ後の時代も描かれるそうです。笹本さんはミュージカル『レ・ミゼラブル』を終えた後に、ジャンヌの息吹を感じ取るためにフランス・オルレアンを旅する予定だとか。実力派、個性派が揃ったキャスト陣のなか、紅一点の活躍に期待がかかります!

 

期待といえばもう一人!
ブタコメ・コラムニストで活躍中の伊礼さんも気になる存在です。
ジャンヌ会見写真2

記者会見でそのやる気満々モードが十分伝わってきましたが、会見後も追っかけて、ブタコメ読者に向けてのコメントをいただいてきました!
 
伊礼「今回はまず、演出の鵜山仁さんとお仕事をしたかったという気持ちが一番ですね。そして出演者の皆さんも素晴らしい俳優さんばかり。村井さんや中嶋さんなど、立っているだけで絵になる方たちじゃないですか。その分、僕は若さで勝負だけど、若さだけではこの役はできないので、これまでの自分の経験を生かしていければと思います。稽古場でベテランの皆さんの芝居を吸収できると思うと、もうこれは財産ですよ。埋蔵金を掘り当てたような感じかな(笑)。
17歳の少女がたった2年で世の中を揺るがした物語です。人は皆そういうパワーを秘めているのに、出し方がわからないんですよね。それをみつけるのは難しいけど、動き出す勇気や力は誰もが持っているんです。ブタコメ読者の皆さんもこの作品からそんな勇気を受け取って、自分の人生のヒロインになってもらいたいなと思います」

 
今こそ一歩踏み出すパワーをつかみたい…、そんな女性たちに必見の舞台『ジャンヌ』。
ぜひとも劇場でそのエネルギーを体感してください!

 

取材・文 上野紀子

 

□■BUTAKOME Information■□

伊礼彼方 お寺 速報 ジャンヌチラシ

『ジャンヌ』
公演日程:2013年9月5日(木)~24日(火)
劇場:世田谷パブリックシアター
出演:笹本玲奈、今井朋彦、伊礼彼方、大沢健、浅野雅博、馬場徹、小林勝也、中嶋しゅう、村井國夫 ほか

※公演スケジュール、購入方法など詳細はコチラから 

※画像およびテキストの転載を禁止します。

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

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