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【ニューヨークレポート】咲妃みゆのNY・ブロードウェイ初体験記<前編>▷直筆サイン入り『HARRY POTTER』タンブラーを抽選で1名様にプレゼント!

2019/06/14


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元宝塚歌劇雪組トップ娘役の咲妃みゆさんがこの5月、初めてニューヨークを訪れました。咲妃さんのニューヨークレポート前編では初めて観劇したブロードウェイ作品4作品について、その感動をお届けします!
また、6月10日にテレビ生中継された「第73回トニー賞授賞式」をご覧になった感想や日本版ナビゲーターの井上芳雄さんについて語っていただきました。


 

ブロードウェイはお客様とキャストの空気感に一切壁がないことに感動

 
念願がかなったブロードウェイでの観劇。私が拝見したのはこの4本です。
 

『ライオンキング』は、私がミュージカルへのあこがれを抱いた最大のきっかけになった作品で、どうしてもブロードウェイで拝見したかったのです。劇団四季の舞台を観たり全曲歌えるくらいサウンドトラックを聞き込んだりしていたので、「その舞台を英語で今、聞けている! ほとんど理解できている!」という意味でもワクワクが止まらない時間でした。

キャストの方にアフリカ系の方が多くて、私があこがれて真似しようと思っても真似できない、サバンナの大地を感じるビートや歌声を目の当たりにして衝撃を受けました。オープニングの「サークル・オブ・ライフ」から涙が止まらなかったです。ブロードウェイ史上3番目のロングラン作品の貫禄を感じました。グッズには手を出さないと心に決めていたのですが、まんまとTシャツを買ってしまいました(笑)。

 

ハリーポッター

 
『ハリー・ポッターと呪いの子』は、今回拝見した中では唯一の演劇でしたので、お話の流れをしっかり自分の中に入れてから観劇しました。まるで映画を拝見しているような感覚で、観る者を飽きさせないどころかグイグイと作品の世界に引っ張っていってくれる仕掛けが盛りだくさんの舞台。「Keep the secret(ネタバレしないで)」の舞台なので内容をお話しできないのがとても歯がゆいのですが、「この作品は世界を虜にするはずだ」と強く思いました。

この作品はPart1とPart2に分かれていて、私は一日でPart1、2を通しで見られたのですが、Part1のラストが「えっ、この後はどうなるの!?」と思わせるもので、「早く劇場に戻ってきて続きが観たいです! 早く早く!」と思いましたね。思った以上に笑いが絶えない作品で、英語がわかればもっと楽しめるのに……とも思いましたが、本当に素晴らしい舞台でした。私もまた観たいですし、皆さんがブロードウェイにお越しの際はぜひ観ていただきたいです。

 

meangirls

 
『ミーン・ガールズ』は、コミカルで笑いあり涙ありの素敵な作品。客層も若い女性が多く、ピンク色のお召し物を着た方が大勢いらっしゃって、舞台が始まる前から客席の熱気がすごいと感じました。前回のトニー賞でのパフォーマンスを映像で拝見してとても楽しみにしていたので、本物の(主役ケイティ役の)エリカ(・ヘニングセン)さんが目の前にいらっしゃると思ったら興奮が止まらなかったです。グループの中にいながら自分の居場所を探すとか、誰もが経験があるようなことを明るいタッチで描いているので、いろんな方がこの作品から勇気をもらえるんだろうなと思いますし、私もパワーをいただきました。

 

FROZEN

 
『アナと雪の女王』で一番楽しみにしていたのは、エルサ役のケイシー・レヴィさん。私は、昨年ミュージカル『ゴースト』モリー役を演じさせていただきましたが、そのオリジナルキャストがケイシーさんでした。私がずっとサウンドトラックで聞いていた歌声の方が目の前にいらっしゃると思ったら、舞台上に出てこられた瞬間から鳥肌が止まりませんでした。世界的にも有名な作品をどうミュージカル化するか楽しみにしていましたが、新たな楽曲もたくさん加わっていましたし、アニメーションの世界観を崩さずにミュージカルとしての魅力が詰め込まれていましたね。

「Let It Go」のシーンではのけぞるんじゃないかと思うくらい(笑)圧倒されました。物語の流れはわかっているはずなのに実際にキャストが演じていらっしゃるエネルギーを感じて、クライマックスでは涙が止まりませんでした。なんだか泣いてばかりですが……(笑)。映像も駆使された煌びやかなセットも素晴らしかったですし、ぜひ日本でも上演していただきたいと思う作品でした。

 

4作品を拝見して総じて感じたことは、舞台と客席の一体感。お客様が作品へのリスペクトを持って客席に集まっていらっしゃる。お客様の「楽しもう」という気持ちと演者やスタッフの方々の空気感に一切壁がなかったですね。開演前のアナウンスが流れると客席から歓声が上がるのが、私にはとても感動的でした。「そんなことで?」と思われるかもしれませんが、楽しみにして観に来たんだという気持ちを包み隠さずお客様が舞台に届けてくださって、開幕を迎えるのがなんて素晴らしいんだろうと思ったんです。
 
私はいつも開演前に「ちゃんとできるかな」「今日はしっかりしたパフォーマンスをお届けしなくては」と緊張してがちがちになってしまうんです。自分自身が楽しまないとお客様には楽しんでいただけないんだと改めて思いました。日本のお客様はとてもお行儀よくご覧になりますが、その根底にある舞台を楽しみにして来てくださる気持ちは、日本もブロードウェイも変わらない。お客様のお気持ちを感じながら私も日本で舞台に立ちたいと思いました。
 
キャストの皆さんはいい意味で力みを感じず、全身を使ってパフォーマンスを楽しんでいらっしゃる。歓迎ムードのお客様の前で自分が持っているエネルギー以上のものをお届けしようと一瞬一瞬の演技に命を注げるんだろうなと感じます。集中力や向上心、競争心も感じましたが、何よりも楽しんでいらっしゃることを感じて、私も見習いたいと思いました。

 

トニー賞授賞式で感じたワクワクと感動

 

ハデスタウン

「第73回トニー賞」で『ハデスタウン』がミュージカル作品賞ほか最多8部門を受賞!(C)Getty Images
7/31(水)23:30からWOWOWライブで「第73回トニー賞授賞式 字幕版」を放送! 詳しくはコチラ

 
今年も生中継で拝見した「トニー賞授賞式」。前年も感じたことですが、社会的な問題を取り上げた作品が多くて、言葉にして主張するのに勇気がいることを演劇やミュージカルを通して多くの方に届けられるんだということに感動しました。また、どの作品も長い期間をかけて形になってお客様の目に届き、今に至っているんだという年月を感じました。
 
『ハデスタウン』が何年も前から各地でトライアウトしてきた期間を経て作品賞を受賞したのは、なんて重みがあるんだろうと思います。そして、数年後に脚光を浴びるであろう作品を今、たくさんの人が集結して作っているんだろうなと思うととてもワクワクしますし、ブロードウェイミュージカル、そしてエンターテインメントの世界は止まることを知らないんだなと思いましたね。

 
司会のジェームズ・コーデンさんはアワードの緊張感を和らげることに徹してらっしゃって、客席の皆さんを上手に巻き込みながら進行を進めていく姿に、多くの方に愛される所以を感じました。
 

WOWOWでの中継を拝見して「日本のミュージカル界に井上芳雄さんあり!」と、日本のエンターテインメント界においてご自身が舞台に立たれてきた経験を活かして私たち視聴者やトニー賞初心者の方にもわかりやすく親しみを込めてナビゲートしてくださる井上さんのお姿がとても輝いていらっしゃると思いました。ご自身もたくさんのブロードウェイ作品をご覧になっている中で、私などでは想像もできないほどの刺激を受けて今の日本のエンターテインメント界でご活躍されているんだろうなと感じます。

 
来年1月『シャボン玉とんだ 宇宙までとんだ』で共演させていただきますが、世界のエンターテインメントを知る方とお仕事をご一緒できるのはなんて光栄なことなんだろうと思いますし、ご一緒できる日まで鍛錬を重ねていかねばと思っております。

 

聞き手・文/演劇ライター・大原 薫

 

令和元年Specialプレゼント!

sakihi

「HARRY POTTER」のタンブラー
NY、ブロードウェイでしか入手できない!
咲妃みゆさん直筆サイン入り☺

昨年、「第72回トニー賞」で演劇作品賞、演劇演出賞、演劇装置デザイン賞など6冠を獲得した『ハリー・ポッターと呪いの子』を咲妃さんもご観劇✨
そこで、BUTAKOMEブロードウェイコラム<令和元年Specialプレゼント>として、ブロードウェイの劇場で入手した『HARRY POTTER』タンブラーを抽選で1名様にプレゼント!!
 
ハリーポッター
 

応募はコチラから

締切は6月23日(日)23:59

 

咲妃みゆ(miyu sakihi)

プロフィール
2010年宝塚歌劇団へ入団。月組に配属。
2014年より雪組に組替えとなり、トップ娘役に就任。
2016年には歌劇団年度賞・優秀賞を受賞。
2017年、『幕末太陽傳』公演を最後に宝塚歌劇団を退団。
以後は、ミュージカル、舞台、コンサート、CDからドラマ、映画など映像の仕事まで、多岐に渡り活動を展開。
初のオーケストラ・コンサートの模様を収録したCD/BD「First Bloom」でメジャーデビューを果たし、また、ディズニーから「True To You」がリリースされている。
舞台では、2018年6月朗読劇『ラヴ・レターズ』に風間俊介の相手役として出演、同年・東宝ミュージカル『ゴースト』にモリー役で出演、今年1月にホリプロミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』メグ・ジリー役で出演、2020年1~2月にミュージカル『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』に出演決定している。

公式サイト https://sakihimiyu.com/
オフィシャル Instagram

 

■□■BUTAKOME☆Information・2■□■
 
『シャボン玉とんだ宇宙までとんだ』
 
『シャボン玉とんだ 宇宙までとんだ』

出演:井上芳雄、咲妃みゆ

原作:筒井広志「アルファ・ケンタウリからの客」
演出:小林香
日時:2020年1月7日(火)~31日(金)
※チケット発売は、2019年秋予定
会場:シアタークリエ
その他、2月福岡・福岡市民会館、大阪・新歌舞伎座での公演も決定!

※詳細は公式HP

 

■□■BUTAKOME☆Information・1■□■
 
ららら♪クラシックコンサート
 
ららら♪クラシックコンサートVol.6
「ミュージカル特集」~舞台と映画のラララな世界~

 
NHKのEテレで2012年から放送している音楽番組「ららら♪クラシック」は、クラシック音楽の初心者に、その魅力を多彩な切り口でわかりやすく紹介しています。番組で紹介された名曲を、今度は生演奏でじっくり楽しんで頂こうとスタートしたコンサートです。ライブの感動体験で、さらにファンになってもらうことを願いシリーズ開催していきます。この「ららら♪クラシックコンサート」は、クラシック音楽ライブのファンを開拓していく活動「ららら♪クラブ」のイベントとして開催されます。
 
出演:別所哲也、新妻聖子、海宝直人、咲妃みゆ、マリーシャ・ウォーレス、
東京フィルハーモニー交響楽団

 
指揮:円光寺雅彦

司会:高橋克典

日時:10月26日(土)
会場:サントリーホール 大ホール
料金:S席: 9,800円 A席: 8,800円 P席: 7,800円(全席指定・税込)
※A席はステージ横~ステージ裏、P席はステージ裏の座席となります。
※未就学児入場不可

※詳細は公式HP
 
***************************************
 
MIYAZAKI WOMAN'S ACTION

POLA × mrt
MIYAZAKI WOMAN’S ACTION

日時:2019年6月22日(土)10:00~17:00
※咲妃みゆさんの出演は、14:15~
会場:イオンモール宮崎 hinata TERRACE

※詳細は公式HP

 

 

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【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.43(後編)】稲垣吾郎×中井..

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Profile

ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2019/09/30

【早霧せいなのビタミン“S”】其の十八.「自然を直に感じること」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2019/06/07

尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

2018/11/20

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

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ブタコメ編集部

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