トニー賞

【第73回トニー賞 授賞式】演出家・宮本亜門が語るトニー賞の魅力▷パフォーマンスと司会者のジェームズ・コーデンにも注目!▷本日「トニー賞関連特番」22:45から無料放送♪

2019/05/22


wowowトニー賞

宮本亜門さん

 
WOWOWでは、6月10日(日本時間)にアメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される、第73回トニー賞授賞式を生中継します。WOWOWのトニー賞アンバサダーとして、演出家の宮本亜門さんが、事前番組「トニー賞直前!ノミネーション徹底解剖」及び授賞式当日の生中継にて、トニー賞の魅力を語りつくします!


2005年には、『太平洋序曲』が東洋人初の演出家としてニューヨークのブロードウェイで上演され、トニー賞4部門にノミネートされるなど高い評価を受けた演出家・宮本亜門さん。そんな彼だからこそ分かるトニー賞の魅力、見どころなどを伺いました。

 

トニー賞アンバサダー 宮本亜門インタビュー到着!


 
――今年も、間もなくトニー賞授賞式が近づいていますね。

そうですね。21歳の時から、TV放送や、授賞式会場で、トニー賞は必ず見てきたし、ノミネートされた作品はブロードウェイでほとんど観ているので、この時期になるとソワソワしてきて、とても気になります。それにトニー賞は演劇人・舞台人だけでなく、今のショービジネス、世界のショービジネスにおいても、最も大切な授賞式だと思います。
もちろんショービジネスの最高峰として、ブロードウェイから始まった演劇が世界中で上演される、ビジネスとしての魅力もありますが、僕はそれ以上にクリエイションの面で注目しています。今の時代に、何が流行っているのか、次はどんな時代になるのかということも予感させてくれる。世界中の名優たちが国を超えて集まり舞台に立っているんですよ、その実力で、本気で観客の心を動かす、真のアーティストたちの姿は、最高に魅力的で、見応え十分です。

 
――宮本さんは2005年に『太平洋序曲』が第59回トニー賞4部門にノミネートされました。その時はどのようなお気持ちだったのでしょうか?

実はトニー賞をそこまで意識していたわけではありませんでした。正直、ノミネートされた時も「えっ!? ノミネートされたの?」という驚きでした。結局、受賞は逃したものの、その時にブロードウェイにはノミネートされている人だらけだということが分かったんです。名作を飛ばしていたり、著名だったりする人も受賞は難しい。5回、6回ノミネートと多くの経験を積んでいて、やっと受賞した人も少なくない。それだけ、しのぎを削っているという凄みがあるんです。それに賞は良く出来ているだけでは取れない。賞を取る作品というのは、その時代にピタッとくるものなんです。アメリカ人だけではない、世界中の人たちが今、感じたいことがひしひしと伝わって感動を呼ぶ作品が受賞されるんです。ある時は、単に楽しいだけではない、苦みだったり、過酷な現実を見つめたりしながら、エンターテインメントで表現する。そんな作品が受賞すると、ブロードウェイの幅の広さ、奥深さを感じ、唸ります。
また、経験して分かったことに、ブロードウェイ、トニー賞の壁の厚さもあります。
クリエーターたちは皆お互いを知っているし、徹底的に学び合っている。そんなことも知って、これからますます受賞に向かって本気で作品を作っていきたいと思うようになりました。正に、やる気を起こさせてくれた場所なんです。

 
今年のノミネートのラインナップを見ていかがですか?

ノミネートを見て、それぞれに違うメッセージを持った、違うスタイルの作品が並んでいるなと思いました。色々な意味で、トランプ政権になってから、作品のエネルギーが増していると感じました。ある反発なのかもしれません。人の在り方、共存の仕方を、こう考えると言った政治的な意味合いも入っていて、今こそ、自分たちが感動を通じて表現しておかなければというような、熱い思いが出ているような作品もありました。

 
今年のノミネート作品で、宮本さんが注目されている作品を1本あげるとすれば?

去年はどちらかというと楽しい作品が多かったんですが、今回は一段とバラバラ。その中で僕が特に興奮したのは、ミュージカル作品賞にノミネートされている“Hadestown”(『ハデスタウン』)です。これは実に面白い神話を元に、ある男女のジャーニーを描いています。一回観たらあまりにも面白く、次の日もどうしても観たくなって、他の作品をキャンセルしてチケットを買いました。たった3日の滞在で、これしか観てないというほど魅せられた作品です。舞台はシンプルだが意味が深くギリシア神話を元にしていて、今のアメリカ人、いや世界の人に見てほしい作品だと思いました。我々はどこに向かうのか?芸術とは何の意味があるんだろう?愛するということは?といったテーマが描かれ、音楽もジャズ、フォーク、それにアバンギャルド性もあって、ゾクゾクっとしました。最後には「ああ、いいものを観たな」「自分が生きていると、こういう作品と出会えることがしあわせなんだ」と思って、ウルウルしていました。人が愛おしくなるすばらしい作品です。

 

Hadestown
Hadestown

Courtesy of Getty Images

 
――パフォーマンスもトニー賞授賞式の見どころだと思うのですが。

オープニングパフォーマンスはいつも楽しみにしています。何が出るのか、ギリギリになるまで分からないワクワク感もあって、司会者のエンターティナー性も相まって楽しいものが多いです。また、作品の一部を観ることができる。これが宝物。今、一番熱いオリジナルキャストが歌って踊ってガツンと見せてくれる、特にトニー賞授賞式のステージならではの一回だけのライブ感もあり、いつも鳥肌が立ちます。

 
――今までのパフォーマンスで印象に残っているのは?

やはり1982年第36回授賞式の『ドリームガールズ』ですね。僕はその初演を見ているんですが、あの迫力、想像を超える実力は、今思い出しても身震いします。一幕の最後に主役のエフィー役の女優がトニー賞授賞式で歌った映像は、今でも繰り返し見るほど。
人の才能は無限大だと証明する、すごい瞬間です。そういった歌や踊りや演技のパフォーマンスが沢山見れるんです。流石に見ないと損でしょう!それがトニー賞授賞式の醍醐味でもあるんです。

 

――今年の司会を務めるジェームズ・コーデンの魅力はいかがですか?

彼がすばらしいのは「僕はブロードウェイミュージカルの大ファンだ」ということを公言していること。いい意味で子どものように歌い踊る、ノリと楽しさがあって、きっと楽しい司会になるでしょう。
お客様を楽しませ、笑わせ、劇場が一体となって皆と共に楽しみたい、そんな彼ならではの授賞式になるでしょう。

 
――授賞式で、ここを見たら面白いよというポイントはありますか?

やはり受賞した瞬間です。会場がバーッと沸くとともに、受賞者たちのスピーチ。これが人生ドラマ満載なんです。切磋琢磨して、本気で演劇を、ミュージカルを作ってきた人たちだから、人生ドラマだらけ。その一言、一言に、僕はジワーッと涙ぐんでしまう。そしてブロードウェイはお互いをいつも称え合う。あの空気はトニー賞ならではですね。誰かが勝った負けたではないんです。

ジェームズ・コーデン

courtesy of CBS

 
💡「トニー賞直前!ノミネーション徹底解剖」
5月22日(水)22:45 WOWOWライブにて放送(無料放送)
宮本亜門さんご出演✨

📝放送と同時にプレゼントキャンペーンがスタート!
※詳細はWOWOW公式サイトへ
 

BUTAKOME☆INFORMATION

『生中継!第73回トニー賞授賞式』
6月10日(月)8:00 WOWOWプライムにて放送
字幕版は6月15日(土)19:00 WOWOWライブにて放送
 

wowowトニー賞

ナビゲーターは井上芳雄さん!!
スペシャル・ゲストとして堂本光一さん出演決定!

WOWOWでは、演劇・ミュージカル界における世界最高峰のアワード「第73回トニー 賞授賞式」を今年も生中継!

日本のスタジオからは、 ミュージカル界のトップスター・井上芳雄さんがナビゲート。スペシャル・ゲストとして「Endless SHOCK」でミュージカルの単独 主演最多記録1700回公演を達成し、自らも演出を手がける堂本光一さんがスペシャル・ゲストで出演決定!

授賞式当日、ミュージカル『ナイツ・テイル―騎士物語―』で共演して以来、親交を深めたお2人による生中継をお見逃しなく!

 

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5月25日(土)18:45 WOWOWプライムにて初回放送!
「トニー賞直前SP 2019 ~僕たちのブロードウェイ物語~」

「第73回トニー賞授賞式」ナビゲーターの井上芳雄さんとスペシャル・ゲストの堂本光一さんがトニー賞授賞式直前のニューヨークを訪問。熱気あふれるブロードウェイを紹介!

★詳細はWOWOW『トニー賞直前SP 2019 ~僕たちのブロードウェイ物語~』番組ページへ

 

 

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連載☆エンタメコラム

2019/09/01

【中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ Vol.43(後編)】稲垣吾郎×中井..

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ロサンゼルス生まれ。87年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」などの番組で人気を集める。
現在、「鶴瓶のスジナシ」(CBC,TBS)、「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演。97年から連続してメインキャスターを務めるTBS「世界陸上」をはじめスポーツ・情報・バラエティと幅広い分野のテレビ番組やCMに出演している。
演劇コラムの執筆や、クラシックコンサートにおける司会や朗読などでも活躍中。
2013年~読売演劇大賞選考委員を務める。
【Official HP】 中井美穂 INFORMATION
【Official blog】中井美穂(アメブロ公式)

2019/09/30

【早霧せいなのビタミン“S”】其の十八.「自然を直に感じること」

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長崎県佐世保市出身。2001年に87期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は『ベルサイユのばら2001』。 2014年に雪組トップスターに就任。『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!』『るろうに剣心』『星逢一夜(ほしあいひとよ)』などで主演を務め、2017年7月『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』で、宝塚歌劇団を退団。
退団後初のステージ『SECRET SPLENDOUR』も大好評を博し、2018年5~6月にミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』で主演を務める。

【Official HP】https://seinasagiri.com/
【Official Instagram】seinasagiri_official

2019/06/07

尾上松也さんSpecialインタビュー▷第二回『百傾繚乱』8月24日..

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1985 年生まれ。東京都出身。歌舞伎俳優。父は六代目尾上松助。1990 年 5 月、「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目 尾上松也を名のり初舞台。近年は立役として注目され、2015年より、次世代の歌舞伎界を担う花形俳優が顔を揃える「新春浅草歌舞伎」に出演し、「仮名手本忠臣蔵」早野勘平、「義経千本桜」狐忠信、「義経千本桜 吉野山」佐藤忠信 実は 源九郎狐などの大役を勤める。一方、2009 年からは歌舞伎自主公演 「挑む」を主宰している。

歌舞伎の以外でも、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2013)ベンヴォーリオ役、「エリザベート」(2015)ルイジ・ルキーニ役、ディズニーアニメーション映画「モアナと伝説の海」日本語吹替版のマウイ役、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)今川氏真役、初の主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」等、活躍の場を広げている。

【Official HP】 尾上松也公式ウェブサイト

2019/08/22

【9月11日リリース決定】加藤和樹さん、配信シングル「Tell Me..

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1984年10月7日生まれ。愛知県出身。現在、LIVEや舞台・ミュージカルなどに参加幅広いファン層に支持され、歌手・俳優としても各界で注目を浴びている。

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE“GIG”TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「“KK−STATION”TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。

同時に俳優としても活動しており、ドラマ「仮面ライダーカブト」「ホタルノヒカリ」「インディゴの夜」「赤い糸の女」「乾杯戦士アフターV」などに出演するほか、アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN」桔梗役や時代劇アニメ「義風堂々」石田三成役、ゲーム「戦場の円舞曲」「イケメン戦国」「B-Project」などで声優としても活躍。

近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。2016年4月・5月『1789 バスティーユの恋人たち』で帝劇初主演、9月~10月『真田十勇士』霧隠才蔵役に挑む。2017年1月ミュージカル『フランケンシュタイン』に出演決定。

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2018/11/20

【柳亭こみちのちょいと一回のつもりで聴いて】Vol.7「女のお喋り」

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東村山市出身。2003年、七代目柳亭燕路に入門。前座名「こみち」。2006年、「こみち」のまま二ツ目昇進。2017年、「こみち」のまま真打昇進。歌って踊れて落語のできる女、老若男女から友達になりたいと思われるような噺家を目指している。亭主は漫才師「宮田陽・昇」の宮田昇。漫才師と落語家の夫婦は史上初。二児の母として真打に昇進したのも、落語史上初。「落語坐こみち堂」「なかの坐こみち堂」をはじめ、日々多数の落語会に出演し、ナレーション、講演活動、執筆活動、学校寄席への出演も多々。こみちが大きな出世街道となるよう、鋭意奮闘中
【Official HP】 こみちの路

2018/02/23

【木ノ下裕一の歌舞伎の“ツボ”】 Vol.8『勧進帳』

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木ノ下歌舞伎 主宰
1985年7月4日、和歌山生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。
『黒塚』(’13)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(’13)、『三人吉三』(’14)、『心中天の網島』(’15)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』』(’16)
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。
その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2015年3月に博士号(芸術博士)取得。

【Official HP】木ノ下歌舞伎 公式サイト
【Official Twitter】木ノ下裕一 Twitter

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